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55歳の教科書/藤原和博/2021/★★★☆☆

リクルートで統括部長→38歳ヨーロッパ駐在→48歳初の民間校長→53歳橋下大阪府知事の特別顧問→61歳高校校長の藤原氏。和田中での「よのなか科」が当時ユニークだという話で、私も教育学部に在籍する傍ら、授業を見に行って藤原さんにお会いしたことがありました。その後も、キャリアの掛け算の考え方などキャリアについての考え方をわかりやすく言語化してくれています。年齢本として、彼独自の経験と考察が含まれており、また最後のLine元社長の森川さんの解説が秀逸です。

▼おすすめヒト
・40代~50代前半の方

▼印象的なコト
・リクルートを代表するすぐれた編集者たちとの仕事を通して、彼らが驚くほど社会に対する見識を持っていることに驚かされたのです。「本を読むやつじゃないと話す気になれない」飲み屋で聞いたある編集者のそんな一言もあって、私は猛然と本を読むようになります。
・諸外国を視察した岩倉具視ほか新政府の人間が、諸外国の軍隊にはブラスバンドがあったことに行き早く気付いたそうです。ブラスバンドは進軍のために重要な役割を果たしていました。富国強兵策と音楽の授業とが、しっかりと手を結んでいたのです。
・外国人にも理解できるように、履歴書を書いてみる
・タダでやっておいた方がいい仕事がある
・欧米では階級が上がっていくほど、ユーモアのセンスが重視されるため、ユーモアについて子供のころから教育を受けます。
・ヨーロッパの人たちは、そうやってお互いに二対二あるいはファミリー同士で確かめ合って信頼関係を構築していくのです。
・私は当時、残りの人生でこの日本社会に貢献したいという想いから新しい道へ踏み出しました。Line森川氏。

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