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『卒業』

我が家は、
この春に2人の子ども達が卒業する。

『親の時間』と共に彼らとの時間を過ごし、
早いもので16年。

生命力溢れ、
喜怒哀楽全てを全身で
堪能している息子は、
自分の根っこをしっかり生やし、
目標に向かって進路を決めた。

彼を見ていると、
頼もしい気持ちと
羨ましい気持ちが入り混ざる。

不思議というか、
当たり前というか、
子ども達の行動に母親である
私のココロ揺れる時は
ほぼ100%の確率で、
その当時のワタシが
我慢強く固まってうずくまっている。

『いま、ここ』で
自分の想いのままに生きる
子ども達を眺めながら、
何度も何度も
自分の中の小さなワタシに
寄り添いに行った。

一人では到底抱えきれないので、
いつも「親の時間」の仲間に
聴いてもらう。
何十回も、何百回も。

この『聴いてもらう事』で、
小さなワタシの感情が
無かった事にされず、
こんがらがっていた糸は
随分と解けた。

自分の話を聴いてもらった分だけ、
自分も子ども達の話を聴く事が出来た。
彼らはとても自由に見える。

今日は卒業式。
息子はワタシが親元を出た時と同じ歳。

りえちゃん

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