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最後まで闘い続けた者たち M-1グランプリ ラストイヤー戦績調査 2023年版

 以前、M-1グランプリでラストイヤーを迎えた方々がどれくらいの戦績を残しているのか調査しました。

 さすがに古いデータのまま載せるのはどうかと思いますし、説明とか一覧とかゴチャゴチャしていると思いましたので、こちらも2023年版に改訂してみました。

 調査につきましては、M-1グランプリ公式サイトのコンビ情報を使いました。

 前回の調査では「ラストイヤーの定義が曖昧」なんて書いてしまいましたが、M-1公式サイトの出場資格を見ましたら、ちゃんと明確になっていました。2023年の場合は以下の通りです。

結成15年以内(2008年1月1日以降の結成)
・プロ・アマ、所属事務所の有無は問いません。
・ 2人以上の漫才師に限ります。(1名(ピン)での出場は不可。)
・ プロとしての活動休止期間は、結成年数から除きます。

https://www.m-1gp.com/entry/

 というわけで、今回は2023年の基準でラストイヤー戦績を調査しました。そのため、前回の一覧とかなり異なった結果になったことをご了承ください。

 ただし、休止期間のある組については、今回の調査では考慮に入れておりません。恐らく現段階で該当する組は号泣(1996年結成、2008年解散、2020年再結成)くらいか、もしくはもう数組程度ではないかと推測されます。ラストイヤーで大会を欠席した組や現在は解散している組も当然ながら載せてあります。

 個人でやっているため、間違っているところが普通にあると思います。今までの調査でも普通に間違えており、気づき次第、適宜訂正しておりますが、それでも普通にあると思われます。もし間違いを見つけた場合は「またやってんな」とほくそ笑んでくだされば幸いです。

 それでは、早速参ります。


1.2015年ラストイヤー(2000年結成)

1回戦(9組)
アンディースタンド、「ダッシュたぬきち」、ロケット団
(アマチュア:ウィッちず、楓、キリマンジャロ、くろけん、下町ゴッツ、タテハナ)
2回戦(9組)
ヴィレッジ、ヴィンテージ、ウェルダン、ゴールドラッシュ、すずらん、ハンサム、響、まつトミ
(アマチュア:ピータンドウフ)
3回戦(4組)
ツーナッカン、ミサイルマン、U字工事、ロビンフット
準々決勝(4組)
オジンオズボーン、磁石、流れ星、ヘッドライト
準決勝(2組)
ダイアン、POISON GIRL BAND
決勝(1組)
タイムマシーン3号

2.2016年ラストイヤー(2001年結成)

1回戦(4組)
いち・もく・さん、ゴールドハンマー、東京ペールワン、飯能BBQ
2回戦(5組)
ダークホース、ニードル、ハイキングウォーキング、ビコーン!、ブロードキャスト!!
3回戦(4組)
どきどきキャンプ、トップリード、ふうらいぼう。、ボルトボルズ
準々決勝(4組)
ザ・プラン9、三拍子、チーモンチョーチュウ、なすなかにし
準決勝(1組)
東京ダイナマイト
決勝(0組)

3.2017年ラストイヤー(2002年結成)

1回戦(3組)
キャベツ確認中、ちぇす、水&おにぎり
2回戦(4組)
あどばるーん、ジンギスキャン、ワンワンニャンニャン
(アマチュア:アンペアー)
3回戦(2組)
LLR、天然もろこし
準々決勝(1組)
三日月マンハッタン
準決勝(0組)

決勝(1組)
とろサーモン

4.2018年ラストイヤー(2003年結成)

1回戦(4組)
浜口浜村、ぶんぶんボウル
(アマチュア:たいこBAN、なかもっち)
2回戦(8組)
オキシジェン、こりゃめでてーな、ジンカーズ、パチッコリン、BAN BAN BAN、ひこーき雲、フロントライン、レアレア
3回戦(5組)
アンダーポイント、女と男、しゃもじ、ジョイマン、スマイル
準々決勝(0組)

準決勝(1組)
プラス・マイナス
決勝(3組)
ギャロップ、ジャルジャル、スーパーマラドーナ

5.2019年ラストイヤー(2004年結成)

1回戦(5組)
ばいそん
(アマチュア:におい、ひでまんしげまん、Face to Face、ボジョレーヌーボー)
2回戦(5組)
1、カリントウ、カルパチーノ、世界事情、バクコメ
3回戦(2組)
span!、天狗
準々決勝(1組)
ゆったり感
準決勝(2組)
囲碁将棋、天竺鼠
決勝(1組)
かまいたち

6.2020年ラストイヤー(2005年結成)

エントリーのみ(1組)
(アマチュア:耕二耕三)
1回戦(5組)
オスペンギン、ストロベビー、六甲’s
(アマチュア:はやぶさ、ボーズメン)
2回戦(4組)
タナからイケダ、ナインボール、虹の黄昏
(アマチュア:変ホ長調)
3回戦(0組)

準々決勝(5組)
インポッシブル、三四郎、スリムクラブ、Dr.ハインリッヒ、藤崎マーケット
準決勝(1組)
学天即
決勝(0組)

7.2021年ラストイヤー(2006年結成)

1回戦(7組)
遊び屋、フェイフォン、ムシャ♡ムシャ
(アマチュア:あーだこーだ、あくとり、コントラスト、デスクTOP)
2回戦(8組)
アモーン、インデペンデンスデイ、快盗スズメ、雷ジャクソン、初恋クロマニヨン、ポケットパラダイス、山口ふく太郎・ふく子、蓮華
3回戦(3組)
新宿カウボーイ、タモンズ、ロングロング
準々決勝(2組)
GAG、ラフ次元
準決勝(1組)
アルコ&ピース
決勝(1組)
ハライチ

8.2022年ラストイヤー(2007年結成)

1回戦(11組)
アンダーエイジ、イタリアン・シガー・ブルドッグ、浦添ウインドゥ、えんどれす、ガロイン、パニーニ、六六三六
(アマチュア:英米モンキーズ、シャウエッセンズ、純士久しぶり、つるっつる)
2回戦(5組)
コンチェルト、さむらい侍、にほんしゅ、ひよしなかよし、ぽ~くちょっぷ
3回戦(2組)
リップサービス
(アマチュア:ガーベラガーデン)
準々決勝(6組)
阿佐ヶ谷姉妹、井下好井、見取り図、モンスターエンジン、吉田たち、ランジャタイ
準決勝(2組)
かもめんたる、金属バット
決勝(0組)

9.2023年ラストイヤー(2008年結成)

1回戦(8組)
さくらプリン、サリンジャー、じなんぼ~いず
(アマチュア:CALM DOWN、スポーツランド、つまようじ、ふたござうるす、ロマンチスタ)
2回戦(7組)
がっつきたいか、キラーコンテンツ、十手リンジン、ストロングスタイル、チャーミング、ラビッツ
(アマチュア:安定志向)
3回戦(6組)
イヌコネクション、ダブルアート、どんぐり兄弟、ニュークレープ、馬鹿よ貴方は、リニア
準々決勝(6組)
アイロンヘッド、カゲヤマ、祇園、ジグザグジギー、ツートライブ、バンビーノ
準決勝(2組)
ななまがり、ヘンダーソン
決勝(0組)

10.おわりに

 いかがでしたでしょうか。毎年数千組が出場する大会であることを考えると、ラストイヤー組はかなり少ないのではないでしょうか。ちなみに、各ラストイヤー組の参加組数は以下の通りです。

2015年ラストイヤー:29組
2016年ラストイヤー:18組
2017年ラストイヤー:11組
2018年ラストイヤー:21組
2019年ラストイヤー:16組
2020年ラストイヤー:16組
2021年ラストイヤー:22組
2022年ラストイヤー:26組
2023年ラストイヤー:29組

 同じ組で15年もM-1に参加し続ける行為がいかに難しいかを示す数字ではないかと思われます。上記一覧に載っている組は、その高い難易度を潜り抜けてきたと言えます。

 また、一覧の性質上、現在は解散してしまって活動していない組の名前が当たり前のように見られます。もちろん、今もなお頑張っている組だってたくさんいらっしゃいますし、M-1への出場権がなくなった後に知名度を上げている組もございます。特に今年はコンビ歴15年以上が出場資格の大会「THE SECOND」も始まりまして、M-1に出られなくなった漫才師は活躍の場が広がりました。人生は本当にどう転ぶか分からないなと思った次第です。

 それでは、今回の調査は以上となります。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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