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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#旅行

【OWLオムニバス】読めばヒヤッと涼しくなる? サッカー旅失敗談

読者のみなさま、こんにちは。 オムニバス記事担当のHarakoです。 暦の上ではもう秋とは信じがたい暑さに、誰もがうんざりしてくるこの季節。怪談や肝試しでゾクゾクヒヤヒヤ涼しくなりましょう!というのは、昔から日本の夏の定番ですね。 みなさんは怪談、好きですか? 私は大の苦手です。この記事のタイトル画像を作るのさえ怖くてたまらなかったくらいです。小学校の肝試しで見せられたビデオ「学校の怪談」がトラウマで、今も夜中トイレに行くたびに内容を思い出して怖くなります。教育現場の皆さ

GWを利用したあるアウェイ旅の記録(2008年5月3~4日にかけて)【Short Letter】

本日のOWL magazineの記事は、ガイナーレ鳥取やSC鳥取ドリームス、湘南ベルマーレ、ポルセイド浜田などを愛好中のKAZZさんからの寄稿でお送りさせていただきます。 前にも似たようなのを書いているが、今回はその、言わばOWL magazine向け再構成版とお思いいただければ良いと思う。 スタート 2008年5月3日に、それは何の前触れもなく決行された。 だいたいきっかけはほぼ突然だ。この時だってそう。 たまには自発的にアウェイに行ってみよう。 そんなことを藪

僕は、クリアソン新宿のサポーターになっていたかもしれない。〜元区民、ポスターを探す旅に出る〜

来る5月14日。武蔵野陸上競技場で東京武蔵野ユナイテッドFCとクリアソン新宿の試合が予定されている。クリアソン新宿は今シーズンが初のJFL。同じ東京都のチームである武蔵野とは初の顔合わせだ。 サッカー好きの方ならば、このクリアソン新宿というチーム名を聞いたことがある方も多いだろう。23区初のJリーグを目指して百年構想クラブの認定を受けたほか、クラブトークンの発行など多くの話題で見聞を集めている。また、今シーズンオフには、社会人チームながら上田康太や大﨑淳矢といった元J1選手

OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.10 斉尾俊和

みなさま、1ヶ月ぶりにお会いしましたね。選手名鑑製作委員こと、 OWL magazine副編集長のキャプテンさかまきでございます。 前回の選手名鑑から早1ヶ月。咲き始めだった桜は見頃を迎え、散り、葉桜の季節へと駆け足に進んで行きました。月日は百代の過客。あっという間ですね。時間という旅人は、日々の生活に忙殺されている我々よりも急いで駆け抜けていきます。 読者の皆さんの中にも、この4月に卒業や入学、転職や異動という大きな転機があったかたもいるかもしれません。もしかすると、就

鉄道・登山・サッカーの三段重ね!三重北部の楽しみ詰め込みました!!

2021年10月23日、早朝5時。夜行バスで名古屋駅に到着すると、すぐさま近鉄線に乗り換える。土曜日の早朝の列車に乗る人は少ない。シート端の座席を難なく確保し、発車までのわずかな時間で路線図を眺める。 桑名、四日市、ひと文字だけの「津」。松坂を通って伊勢市、鳥羽、そして志摩へ。途中で乗り換えれば鈴鹿だ。そうだ、この前近鉄に乗ったのは、3月に鈴鹿へ行った時だった。 半年近い緊急事態宣言を経て、やっと戻ってきた旅という楽しみを噛み締める。それにしても、年間2回も近鉄に乗って三

昨日は奈良で、今日は大阪。山のちJFL in 秋の関西!

夜行バスは早朝の京都駅八条口へと到着した。この時間から営業している駅前のなか卯に心を動かされながらも、ここから更に近鉄電車へと乗り換える。 向かう先は、奈良だ。 この日、私の応援する東京武蔵野ユナイテッドFCは敵地で奈良クラブと対戦を控えていた。久々のアウェイ遠征に、否が応でもテンションが上がっていく。 奈良観光は朝が勝負だ。奈良に遠征に行く方がいたら、ぜひ早起きをして早朝から街へ繰り出してみてほしい。寺社仏閣の多い奈良は、朝から観光できる見所が多いからだ。眠そうな顔を

山なのに、スタグル?サッカー場の逸品を、尾瀬で味わう最高の週末!

オープンテラスで食べる、優雅な朝食。フレンチトーストには濃厚なバニラアイスを添えて。 洒落た盛り付けが見た目にも美しい。日本男児の朝ごはんといえば、なんと言おうとフレンチトーストだ。暖かなパンと、冷たいバニラアイスとのハーモニー。口の中でアイスが溶け、パンと一体となって甘みが押し寄せてくる。まさに美味。 なんて、柄にもない食レポから今回の記事はスタートする。 さて、美味しいもの好きの皆さんは、このフレンチトーストがどこで食べられるのか、気になることだろう。お店はいったい

OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.3 大宮けん

先月から始まりましたOWL magazine選手名鑑。前回はOWL magazineの「元」編集長大澤あすかさんを特集しました。そういえば、あれから1ヶ月経ちますが編集長は決定したのでしょうか?気になりますね。 なお、編集長は変わってもさかまきは副編集長のまま留任とのことです。キャプテンなのに副編集長のままです。ご安心を。 この選手名鑑は、OWL magazineメンバーのパーソナリティを掘り下げる企画です。最近マガジンを知った人には自己紹介の意味を込めて、以前からお楽し

進め、西葛西出版!!〜埼玉から続く遥かなる全国制覇への道〜

皆さんは、47都道府県のうち何県に訪問したことがありますか? 旅人さかまきは、27歳の時に47都道府県を制覇しました。最後に残ったのは沖縄県でした。飛行機に乗りながら、「ああ、もう日本に行っていない県はないのか」という、寂寥の感に襲われたのを今でも覚えています。 ちなみに、都道府県単位では全て制覇済みですが、県庁所在地は未踏の県が2つあります。山口県山口市と佐賀県佐賀市です。どちらも早急に向かわなければなりません。 一方、サッカー観戦で訪れたことがある都道府県は僅かに1

北の国から '83夏。 タイムスリップして巡る北海道の夏!

北海道へ行きたい。 北の大地が、俺を呼んでいる。 北海道、でっかいどう、HOKKAIDO。うわごとのように呟き、仕事も手に付かない。私の身体の中にある、北海道分が枯渇してしまった。こうなったらもう手遅れだ。旅人は定期的に日本各地の成分を取り込まないと、旅行熱が高まりすぎて大爆発を起こしてしまうのだ。爆発したらば最後、早急に北海道へと向かわなければならない。もしくはジンギスカンを摂取しなければ。 最後に北海道へ行ったのは、もう2年前になるだろうか。大学時代から夏はツーリン

【Short Letter】Shortrip Letter 〜高野山・奥の院へゆく〜 ※後編

 (前編はこちら) ------------------------------------------------------------ 極楽橋からケーブルカーに乗り、高野山の中心部を目指す。 そもそも、高野山という山はない。「八葉の峰」(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)に囲まれた、盆地状の地域を指して、「高野山」と呼ばれているそうだ。 個人的に、ケーブルカーの類は個人的にどうも苦手だ。もしケーブルが切れた時を考えると、支えがないと

最北端の街で、僕はさかまきになった。【Short letter】

「さかまき!お前は俺のフレンドだ!」 ありがとう。君たちとは30分前に会ったばかりだけどね。あと、僕の名前、さかまきじゃないよ。 やんわりと間違いを訂正したのだが、この男たち、いうことを聞かない。 「お前の名前は発音しにくい!」「昔働いていた会社にさかまきって日本人がいたんだ。似た名前だし、いいだろ!」 なんてことだ。このようなトンデモな理論で、私の名前はさかまきにされてしまった。そんな横暴な男たちの正体は、こいつらだ。 誰!?このポーズは何?あと、背景の水飛沫すご

キャプテンさかまきのラジオ放送後記〜2021年5月号〜

遠出もままならなかったゴールデンウイークだというのに、不思議と5月病になってしまうのはどうしてなのでしょうか。連休が明けてからは、晴れれば夏のような暑さの日があるかと思えば、雨で肌寒い日があったりと不思議な天気が続いています。晴れた日のスポーツ観戦では、ビールが恋しくなりますね。 どうも、キャプテンさかまきです。皆さま、応援するチームの状況はいかがですか?想像以上のシーズンという方もいれば、すでに「こんなはずでは……」と嘆いている方もいらっしゃるでしょう。私とはいえば、JF

行ってみたいなスタジアム。言ってみたいな「チャリで来た。」

「チャリで来た。」 そんなネットスラングが流行ったのは、もう10年以上前でしょうか。やんちゃな風貌の中学生が写ったプリクラに書かれた、僅か6文字のキラーワード。「こんな遠いところまでチャリで来たんだぜ」とでも言わんばかりの力強さと、風貌に似合わず自転車に乗っているギャップは、今でも忘れられません。 しかし、自転車乗りの私には気持ちが分かります。普通は電車や車を使って向かうような遠い場所まで自転車で行った時には、そんな自慢の言葉の一つや二つ、言いたくもなります。 あなたに