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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#サッカー観戦

自転車でスタジアムに向かいつつ、気になった場所へ寄り道する。~東京を知るための「道草サッカー旅」~

 上京してから1年半が経つが、いまだに東京の街並みを全然知らないことに気づいた。理由は単純。仕事の日は職場と家を電車で往復するだけで終わってしまい、休日は家でゴロゴロしているため、ほとんど外を出歩いていないからだ。  もちろん、せっかく東京に出てきたので、都内を散策したい気持ちはある。気になる街もいくつかある。しかし、僕もりたくろうは超がつくほどのインドアなので、街を散策するためだけに家を出るのが億劫に感じるのだ。どうせなら何かの「ついで」に街へ出たい。  そこで思いつい

北関東で感じる"プレミアリーグ"と"地域のお祭り"。蕎麦を味わい、自然の洗礼を受けた男の栃木シティFC観戦記

 6月下旬に昨季のプレミアリーグのハイライトを見ていると、「生で見たいなあ」と勝手に声が出た。高校生の頃から現地観戦したいとは思っていたものの、お金とタイミングがネックになり、なかなか見に行けそうにない。  現地に行きたい理由はたくさんあるのだが、そのなかでも大きいのが「観客席とピッチの近さ」だ。あれだけ近い距離でプロレベルのプレーを見れたらどれほど幸せだろうか。  しかし、日本にもプレミアリーグ並みにピッチが近いスタジアムが存在する。その名もCITY FOOTBALL

たまにはメイン席も良いかも!ギオンスで席種を変えて見えた景色

FC今治の試合を観に行ったら、試合が始まる前から泣いてしまった話【今治旅行記も!】

大澤、今治の地に降り立つ あれは去る3月20日のこと。3連休の中日であるこの日、私は高速バスを降り、今治駅の前で大きな伸びをしていました。 「今治駅って、まさに地方って感じの駅だなぁ……。」 駅舎はきれいでしたが、駅前にはチェーンのコーヒーショップや気の利いたおしゃれなお店は見当たらず、コンビニと居酒屋が1件ずつ、そしてレンタカーとレンタサイクルのショップが確認できる程度。と、お世辞にも「栄えている」とは言えない印象でした。 とはいえ、地方は車社会ゆえに飲み屋街は駅か

縁もゆかりもない土地のクラブを応援するため、ボッチで名古屋に通い続けた結果……

まず、はじめに。 2022年4月4日AM11:00から『すたすたぐるぐる』の第二弾! 信州編の〝先行販売〟が開始されました!! 準備がひと段落したのは前日の24:00を回った頃。当日も朝から眠い目を擦りながらドタバタしつつ、なんとか先行販売の開始までこぎつけました! 拡散に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。 初日から多くの方が書籍の購入をしてくださったおかげで、開始2日目には前作の埼玉編の購入者数を超えることができました。 さて、この『すたすたぐるぐ

涙の海でおぼれた3連休〜ありがとう名古屋オーシャンズ〜

3月19、20、21日の3連休に行われた、全日本フットサル選手権大会をもって、フットサルのシーズンが終了しました。 私が応援する名古屋オーシャンズは、立川・府中アスレティックFCに決勝戦で敗れ、準優勝。 私の推しである星翔太選手も、これで引退です。ピッチにお別れする姿を、目の前で見送ってきました。 全日本フットサル選手権大会は、Fリーグ18チーム、地域代表14チームの合計32チームによるノックアウト方式で行われます。負けたらそこでおしまい。 私が初めて名古屋オーシャンズ

夢スタと、夢にまで見たあの場所へ。―フロサポ、広島・そして今治へと旅立つ―

今年初のアウェイ旅は広島!道中、新幹線の中で。 みなさんこんにちは!約1か月ぶりの大澤でございます。 突然ですがここでクイズです。私は今、いったいどこにいるでしょう。 え?タイトルと写真で盛大にネタバラシをしているじゃないかって? そうです、実は今、広島に向かう新幹線の中にいます! 今シーズンは今シーズンとて一刻も早くアウェイ旅に出たくてうずうずしていたのですが、私が愛するフロンターレの早い時期における遠方アウェイは以下の日程となっており、行き先をどこにしようか日程が出

潜入!VIPシート! ~せんにゅうしておもったこと~

1.分不相応な「VIP」 皆さんが各地で耳にする「VIP」という単語。略さずに言うと、「Very Important People」。若者ことばで分かりやすく申し上げますと、「超大事な人」という感じでしょうか。  V・ファーレン長崎の2022年緒戦、東京ヴェルディ戦。私は縁あって、長崎のホーム、トランスコスモススタジアムのVIPシートで観戦させて頂く機会を頂きました。とはいっても、私がいきなり偉くなっただとか、株でひと山当てたなどということではありません。  行きつけのス

クリアソン新宿の新体制発表会&書くことへの「想い」

本日は宇都宮徹壱さんにお声がけを頂き、クリアソン新宿の新体制発表会に潜入してきました。パチパチパチパチ! 新体制発表会、実際に現場に足を運ぶのは今回が初めてでした。キョロキョロソワソワしながら、ウロウロ……。 席につき、スタートを待ちます。 「本日の新体制発表会の解説は阿部雄太選手です!」 ん!? 新体制発表会に解説……!? そんな謎のスタートを切ったクリアソン新宿の新体制発表会は、私の想像をはるかに超えていました! 座って1時間半お話を聞くだけかなと思っていました

ゆるふわサポが期待する2022年のJリーグ

こんにちは!OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。 最近は、デジっちが1番の楽しみです。Jリーグの開幕が近づき、ワクワクが止まりません……!遠征の妄想と、推しへの期待で胸がいっぱいです。 今回の記事は、Jリーグへの期待を膨らませながら書きます。 Jリーグ開幕に寄せて待ちに待ったJリーグの開幕がもうすぐですね。 毎年、オフの期間はリズムが崩れてしまいます。 平日は思い切り仕事をして、週末にサッカー観戦をする。限られた時間を目一杯使って、さまざまな土地に足

【無料公開】1月のイチオシ記事~OWL magazineアンバサダー桝井かほ

こんにちは!OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。 今回は、月末恒例のセレクト記事を更新します! 1ヶ月経つのがあまりに早くて、毎月びっくりしてしまいます。今月は特に、感情が大きく揺れる出来事だらけであっという間に感じました。 OWL magazineの記事だけは読むようにして、サッカーや人に触れ、救われていた気がします。OWL magazineの存在意義を、こんな形で感じることになるとは......。 さて、それでは今月のイチオシ記事を紹介します。

サッカーで人と人が繋がる実感をした、1ヶ月間のタイ生活

新年あけましておめでとうございます。OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。今年も私らしい視点でサッカーと旅をお届けできるよう頑張りますので、見守っていて下さいね。 さて、今回もタイ渡航に関する記事です。タイでは約1ヶ月間、サッカーを軸に活動しました。おかげで現地のプロサッカー、アマチュアサッカー、ローカルサッカー、日本人タイリーガーに触れることができました。 「サッカーをきっかけにした人の繋がり」を実感できたので、タイでの幸せな時間をシェアしたいと思います。

【無料公開】12月のイチオシ記事~OWL magazineアンバサダー桝井かほ

サワディーカー。常夏の国からこんにちは。オミクロン株のニュースが出たのと同時期にタイへ渡航し、フルスロットルで活動しています。 半袖の服を着て、少し歩くだけで汗ばむクリスマス……。まるでクリスマス感がありません。暑さのせいか、2022年が迫っている気配を感じることもありません。 育ってきた環境は、こんなところにも影響するようです。 タイでの生活は、いつもサッカーのそばに居られて幸せです。自分に表現する能力があれば本にしたいと思えるようなサバイバル、ハプニング、アメージン

ゴール裏「右派」とゴール裏「左派」 ~応援的スペクトルを考える~

1. 人前で話してはいけない「タブー」  今年も気づけばあっという間に12月、師走です。毎週末の楽しみ、Jリーグ観戦も、シーズンオフとなりいったんお休み。寝起き一発目にスマートフォンに表示される移籍のニュースで目を覚ます、ストーブリーグの季節のはじまりです。  そんな年の瀬に突入した昨今ですが、年末といえば、やはり増えるのは「お酒の席」ではないでしょうか。流行り病の蔓延も一旦は落ち着きをみせ、今年は気の置けない小さな仲間同士で、一年を振り返ることができそうな、そんな気配です