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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#ガイナーレ鳥取

【OWLオムニバス】私の心に響くチャント

みなさまこんにちは、オムニバス担当のHarakoです。 Jリーグが声出し応援解禁の流れということで、今月はチャント=応援歌をテーマにしてみました。 私も先日、声出し応援実証実験の対象試合に行ってきました。 声出しエリアで観戦はしていませんが、久しぶりに聴いた両ゴール裏から響く歌声には、胸が熱くなりました。詳しくは記事にて! もともとゴール裏で熱唱していた人も、そうでない人も、声のあるスタジアムが戻ってきた感動は同じだと思います。 そしてきっと誰にでも、声出し応援ができ

山賊焼と馬刺しを食べたら、松本山雅に“入信”しそうになった――信濃の神々と戯れた酒場放浪記

滋味深き、山賊焼かっ食らわば緑の友。 信濃の駿馬と目指さん、遥かなる頂。 ある夜、「お告げ」が松本山雅FCの監督・名波浩さんに似た神からもたらされました。 目を覚ました午前4時。ベッドの横には『すたすたぐるぐる信州編』と缶チューハイ。どうやら、就寝前のワタクシは酔っ払って読書をしたまま眠りについたようです。おそろしい夢を見ていたようです。 本の中で、中村慎太郎が味わう馬刺しとお酒、薄荷が頬張るおやきなど「文字の飯テロ」を仕掛けられたワタクシが見た夢。どう考えてもおかしな

GWを利用したあるアウェイ旅の記録(2008年5月3~4日にかけて)【Short Letter】

本日のOWL magazineの記事は、ガイナーレ鳥取やSC鳥取ドリームス、湘南ベルマーレ、ポルセイド浜田などを愛好中のKAZZさんからの寄稿でお送りさせていただきます。 前にも似たようなのを書いているが、今回はその、言わばOWL magazine向け再構成版とお思いいただければ良いと思う。 スタート 2008年5月3日に、それは何の前触れもなく決行された。 だいたいきっかけはほぼ突然だ。この時だってそう。 たまには自発的にアウェイに行ってみよう。 そんなことを藪

引退を決めた試合でも、川口能活は川口能活であった、という話~2018.9.2ガイナーレ鳥取vsSC相模原@チュウブYAJINスタジアム

プロローグ~きっかけはHarakoさんの文章この前、OWL magazineのオムニバス記事「私のNo.1ゴールキーパー」というのに寄稿した。 最後に載ってるへんてこりんなおっさん(つまり私)の分はともかく。 最初を飾るHarakoさんが取り上げたのが、川口能活さんだ。言うまでもなく日本の歴史を飾る選手の一人である。 で、このツイートにこういうリプライをつけた。 取っ掛かりは那須大亮さんの動画さて、そんなリプライをしておいてあれだが、「川口能活さんは、そもそも何処でそ

【無料公開】あしかセレクトOWL magazine1月記事ベスト3選

こんにちは、OWL magazine管理人のあしかです。 早いもので2022年最初の月が終わろうとしています。 国内サッカーの短いオフシーズンも、残すところ1ヶ月を切りました。開幕が待ち遠しいですね。 今年は、チャントを歌って応援できるスタジアムの日常が戻ってくることを願ってやみません。 国内サッカーのみならずワールドカップ最終予選を戦う、日本代表の試合も残り3試合。カタール行きへのキップを必ず掴んでくれることでしょう。 さて、昨日の桝井かほさんのセレクト記事に続き

Jリーグゆく年くる年「出会いと別れのオフシーズン」【OWLオムニバス】

こんにちは、あしかです。 OWL magazine書籍化「〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編」を発売してまもなく3ヶ月となります。 これまでクラウドファンディングや西葛西出版オンラインショップ、ネット書店さん、長野県の興文堂さん、池袋のバッカスさん、高円寺のkiten!さんで販売していました。 今月、ようやく地元の埼玉県の本屋さんでお取り扱いいただけることになりました。 その本屋さんは…… 『浦和 蔦屋書店』さんです! 代表の中村が書いたnot

理想の「スタジアム外居酒屋」で酔っ払え! 新春ガイナーレぼっち飲み

年中無休のドランカー、今年も初っ端から飛ばしていこうと思います。みなさま、新年になりましたが、今日も楽しくサッカーを見ながら健全に酔っ払っていきましょう。 前回の記事では、鳥取に帰省した僕がガイナーレ鳥取をAxisバードスタジアムで初観戦して酔っ払うお話を書きました。年が明けた今、僕は仕事の都合で東京に滞在しております。 シーズンは閉幕して、今はストーブリーグになりましたが、そんなことは関係ございません。今回もサッカーで楽しく酔っ払うお話を繰り広げていきたいと思います。

サッカーをテーマにした今年の漢字【OWLオムニバス】

こんにちは、あしかです。 第101回天皇杯、浦和レッドダイヤモンズが大分トリニータに2-1で勝利して幕を閉じました。優勝おめでとうございます。 私はテレビ観戦していたのですが、今シーズン限りで退団が決まっている槙野智章選手のアディショナルタイム勝ち越し弾に思わず絶叫してしまいました。 まさに、映画やドラマのようなストーリーだったわけですが、国立競技場で行う天皇杯の決勝という舞台と、スタンドを埋め尽くすサポーターの想いが叶えたゴールシーンだったと思います。 天皇杯を制し

Hey Judeと、田んぼのスタジアムと、父親と

なんでもない月曜の朝、ふと日常にサッカーが入り込んできました。 「ガイナーレ、昨日の試合勝ったらしいな」。 12月5日のJ3リーグ最終節、ガイナーレ鳥取対ヴァンラーレ八戸戦の翌朝、父親から突然こう話しかけられて驚きました。 サッカーよりは野球派、趣味はもっぱらゴルフとパチンコ・スロットとお酒、性格は勝ち気で職人気質。典型的な土建屋の社長の父親が「ガイナーレ」と口にしました。 ん、聞き間違いか? 前日に僕がガイナーレをホームで初観戦できた余韻が幻聴となって、フェイントを

今さらながら、Jリーグってすごいことやってないですか? 地元・鳥取で覚えた「10年遅れの感慨」

夢はいまも巡りて、忘れがたき、ふるさと。 故郷の鳥取に帰省してきて、はや2週間が過ぎ、僕にとってのガイナーレ鳥取ホーム初参戦の日が来ました。Axisバードスタジアムとの20年ぶりの再会でもあります。 12月5日。年末の慌ただしさが次第に迫ってくる予感がするこの日。文字通り、普段は落ち着いている師(僧侶)でもハイプレスをかけんと走り回る師走のこの日。寒風吹きすさぶ、山陰の冬を象徴するような一日がガイナーレデビューの日と相成りました。 この日までの僕は繁忙期を迎えた家業の手

サッカーにまつわる場所の好きな最寄駅【OWLオムニバス】

こんにちは、あしかです。 Jリーグが応援スタイルの一部規制を緩和したことにより、スタジアムにも活気が少しづつ戻ってきました。 2022年シーズンは、大旗振りや声出し応援が私たちの日常に戻ってくると良いですね。 11月のOWL magazineオムニバス記事企画をご案内します。 この企画では、OWL magazineに寄稿しているメンバーだけでなく、読者を中心としたコミュニティOWL's Forestのメンバーも参加しています。 OWL's Forestでは、オムニバ

2年ぶりの帰省で因幡をすたすたぐるぐる。ガイナーレで思い出補完計画

I'll be back!!  2年くらい前から全世界の民を苦しめてきた騒動的なものが日本でようやく落ち着き、今月中旬、ついに僕は鳥取に帰ることができます。 今年1月のOWL magazine参加のエントリーでアルコール成分多めに鳥取のサッカー事情を書くという決意を示した僕ですが、騒動の様子見という安全策を取り続けた結果、鳥取には帰れない日々が続いていました。 この1年くらいは「遠い故郷」みたいな位置づけで、ここOWL magazineで鳥取のことを書こうにも数年前の思

バラ売りライターがブックライターになるために〜ライターなるには日記【第3回】<裏>

 東京から静岡に向かうバスの中で、この原稿を書いている──。  なんて書き出しも、随分と久しぶりである(今回はエコパでの天皇杯取材だ)。当OWL magazineは、旅とフットボールのマガジンだが、この夏以降はずっと、長距離移動を伴う取材を控えていた。コロナ禍というのも大きな理由だが、私の国内取材の集大成である『蹴日本紀行』ですべてを出し切ったというのも大きかったように思う。  どういうことか? 47都道府県のフットボールのある風景を描ききった今、次への旅に向かう踏ん切り

ガイナタイガーに会いに行ったけど、ガイナーレ鳥取は思いっ切り負けた、という話【Short Letter】

私は前にこんなのを書いている。 この時紹介したガイナタイガーという選手。ガイナーレ鳥取のユニフォームを身に纏って入場することについて、以前から何となく知っていた。 そのガイナタイガーが、ホームリングであるところの鳥取だらずプロレスの一員として試合に出場するのだという。 というので、2021年10月3日にチュウブYAJINスタジアムに行ってきた次第。 そこでは、ガイナーレ鳥取がテゲバジャーロ宮崎と試合をするらしいが、普段ガイナーレ鳥取の応援者然とした態度を取っているよ