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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#サッカー旅

レノファ山口を通じて、サッカーも山口県もぶち好きになる!!

8月6日に行われたJ2第30節レノファ山口対モンテディオ山形の試合。一進一退の攻防が試合終了まで続く好ゲームとなりました。両チームともに決定機を迎えますが、デイフェンス陣が高い集中力でピンチを切り抜けるシーンは見応え十分でした。 当試合は声出し応援運営検証対象試合でした。観客の熱気を呼び起こし、高揚感をより一層高め、さらに高湿度の中を全力で戦う選手の背中を押すチャント。ゴール裏から発声されたチャント一つ一つが維新みらいふスタジアムに新たな言霊として宿していくのだなと思いまし

淡路島のサッカーの記憶はベッカム様だけですか?

淡路島のサッカーの記憶は、2002年日韓ワールドカップの際にイングランド代表が島内でキャンプをした時点で止まっています。 兵庫県淡路島を本拠地とするFC.AWJというサッカークラブがあります。この一文は、このクラブが実施しているクラブトークン販売サイトで、チーム紹介の中にありました。 この一文を世間一般の視点から読むのか、またはサッカーに関わっている者からの視点で読むのか悩みました。どちらの視点からでも「イングランド代表」「ベッカム様」というキーワードが出てきます。 こ

旅とサッカーのマガジンが静岡県を本にするとこうなる【無料公開】

 OWL magazine代表に居座っている中村です。世の中に不安がうずまく状況に突如なってしまいました。  思えばぼくが「夢」や「エンタメ」など楽しいことをしようと思ったのは、311の大震災があったときのことでした。世間を暗いムードが覆う中で、当時聞いていたPodcastチャンネル『東京ポッド許可局』が、番組を無料公開しました。  被災している皆さんが少しだけでも苦しみを忘れられたら……という趣旨でした。不謹慎だという人もいましたが、救われたという被災者の声もありました

OWL magazineの今後について考えていることと、物書きとして挑戦する姿勢!!

 OWL magazine代表の中村慎太郎です。  OWL magazine代表という肩書きでずっとやってきましたが、最近は名乗る機会も減ってきました。西葛西出版の人というニュアンスが強まってきているからです。「OWL magazine代表」という肩書きだけで2年半戦ってきたなぁと思うと感慨深いです。  というわけで、OWL magazineの今後について書いていこうと思います。 ・Youtubeでやるべきこと ・ゲームチェンジャーとなる人材発掘 ・編集長さいおの超電磁

旅の思い出としてのタオルマフラー。

この文章は恋する主婦サポーター、さとうかずみさん(twitter)に寄稿していただきました。西葛西出版のタオルマフラー制作委員長に任命されたかずみさんの文章をぜひお読みください。 この記事はOWL's Forestのメンバーによる寄稿ということで無料公開させていただいております。  子供の頃、親戚の家に遊びに行った。従兄弟の兄ちゃんたちが、旅先の地名の入った提灯やらペナントやら部屋中に飾っていた。そんな記憶がある。    天井に貼ったペナントとアイドルのビキニ姿のポスタ

カズを訪ねて花園へ ラグビーの聖地で観たFC大阪の歴史的一戦

2022年上半期の日本サッカー界の話題ベスト10というお題があれば、読者の皆さまにも必ず上位に入っていると思います。 それはキングカズこと三浦和良選手がJFLクラブ・鈴鹿ポイントゲッターズへレンタル移籍をしたことです。このニュースが発表された時は正直驚きました。 ただ単にアマチュアリーグでカズがプレーすることに驚いただけではありません。 「カズの試合観たいねんけど、どこで観れるの?」という40歳代の友人からの問い合わせが僕のところに来たからです。 サッカー経験者であっ

ヴィッセル神戸のクラブ名称、誕生ストーリー。高校生で有識者会議に参加した時のお話。

 5月15日、「あいつらには絶対に負けられない」という魂を込めた手拍子が鳴り止まなかった信州ダービー。  たとえ苦しい試合展開が続いても、必ずピンチを切り抜けると選手も同じように信じる勇気を与える。  試合終了のホイッスルが鳴るまで戦う勇気を持って選手は走ることができたのは、12番目の選手であるサポーターの存在があってこそです。  第三者ではなく当事者として、選手と共に戦うサポーターの姿をDAZNで見ながら、僕はサポーターっていいなと思いました。  兵庫県神戸市出身で

大山からのレモンガススタジアム!信州ダービーにも繋がる謎の書籍企画を大公開!

 新幹線あさまの中で書いています。降りるまでに書き終える!!そして、なからで飲む!!長野パルセイロカラーで埋め尽くされたサポ御用達のお店です。長野駅から徒歩3分くらい。松本山雅サポにも是非突撃してほしい。  OWL magazine代表の中村慎太郎です。twitter、Youtube(ラジオ。ながら作業の相棒として最強との評判です!是非チャンネル登録を!!)。  はい。  最近OWL magazineが凄い勢いで成長しています。ちょっと前までは、強く言うと萎えがちなナイ

FCマルヤス岡崎+岡崎のさくら祭り、この組み合わせは誰もがやさしい気持ちになれる。

僕はいつも旅先で「他人のサッカー」を観る  OWL magazineは「サポーターの、サポーターによる、サポーターのためのウェブマガジン」です。読者の皆さまにとってサッカー旅は、主な目的として愛するクラブを応援するための「アウェイ遠征」ではないでしょうか。    いや、そうですよね。うん、そうですよね。  あーいいなぁ「アウェイ遠征」いう響きが羨ましいです。  僕のサッカー旅には「アウェイ遠征」という感覚が全くありません。魂込めてアウェイ遠征へ出かける読者の皆さまを羨まし

31歳、はじめての自力アウェイ旅。大宮を『すたすたぐるぐる』たどる旅

31歳の私が、初めて自力でアウェイ遠征に行った。 今までアウェイ遠征はオフィシャルバスツアーで行っていた。 理由は、電車の乗り換えなど面倒がないこと。確実に現地にたどり着けること。旅費が安いこと。試合後は何も考えず一直線で帰れること。 観光はまったくできないが、上記のメリットを考えると「バスツアーでいいや」と思っていた。 しかしこのコロナ禍でオフィシャルバスツアーはすべて中止。 アウェイの地にたどり着くには、自分たちの力で行くしかなくなった。 それでも昨年のアウェイジュビ

『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』 前書きとゲラ公開!

 4月4日月曜日の11時から、『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』の先行販売を開始します!!  前作を出したのは半年前でしたが、そのあととっても苦労しました。このへんの苦労話は、どこかで打ち上げをしたときに是非聞いてください。  というわけで先行販売はこちらのサイトから! 「先行販売」で購入していただけるととっても嬉しいですが、お祭りを眺めているだけでも大丈夫です。月曜日からはスペースなどもなるだけ毎日開こうと思っておりますので、是非聞きに来てください!

OWL magazineと桝井かほ

 OWL magazineは群像劇。何が書いてあるかよりも、どういう人が書いているのかが大切です。  キャプテンさかまきによる「選手名鑑シリーズ」もありますが、中村も人物評を書いていこうと思います。この企画は記事数が減る来月からは消滅するかもしれませんが、隙間をみつけて書いていこうと思います。  来月からのOWL magazineは「旅への回帰」を強く掲げていくことになります。そういう意味では「桝井かほ」という人物にフィーチャーした記事はミスマッチに感じられるかもしれませ

旅とサッカーを紡ぐOWL magazine、コロナ禍を越えて旅への回帰!!

 OWL magazine読者の皆様、こんにちは!!  OWL magazine代表の中村慎太郎です。最近はぼくがいなくてもだいぶ運営が回るようになってきたのですが、やはり大なたを振るう役は必要になってきます。  というわけで……。4〜6月を目処にOWL magazineの紙面を大きく変えていくことになりました。最大のテーマは……。 「旅への回帰」  OWL magazineは旅とサッカーを紡ぐウェブ雑誌なので当たり前といえば当たり前なのですが、そうも言っていられない

全てはグッドゲームを追求するために〜Honda都田サッカー場が特別である理由

 本題に入る前に少しサッカー旅の移動手段についてお話します。  読者の皆さまのサッカー旅の移動手段は公共公共機関を利用していますか?それともマイカーでしょうか?  OWL magazineが2019年2月に創刊してはや4年目。過去の記事を読み直しているとき、ふと僕はあることに気が付いたのです。  それは何かというと、OWL magazineのサッカー旅は90%の割合で公共交通機関を利用しているのです。その理由を考えると、旅の醍醐味を味わうアイテムである「お酒と食事」を存