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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#サポーター

【OWLオムニバス】私の心に響くチャント

みなさまこんにちは、オムニバス担当のHarakoです。 Jリーグが声出し応援解禁の流れということで、今月はチャント=応援歌をテーマにしてみました。 私も先日、声出し応援実証実験の対象試合に行ってきました。 声出しエリアで観戦はしていませんが、久しぶりに聴いた両ゴール裏から響く歌声には、胸が熱くなりました。詳しくは記事にて! もともとゴール裏で熱唱していた人も、そうでない人も、声のあるスタジアムが戻ってきた感動は同じだと思います。 そしてきっと誰にでも、声出し応援ができ

日頃の感謝を込めて、OWL magazineの記事を無料公開します

みなさま、こんにちは。突然ではございますが、読者のみなさまとサッカーを愛する仲間たちのために、日頃の感謝を込めまして有料記事を無料で公開することにしました。 無料で読めるのは、代表の中村慎太郎やもりたくろう、斉尾俊和、大宮けん、キャプテンさかまき、須羽リセルが書いた6本。どれも一息つくのにピッタリの6本だと思います。 下記のリンクよりご覧ください!

悪天候だからこそ、アルウィンが熱い。~カーテンの向こう側に見えた景色~

山雅サポの朝は早い。 キックオフは14時なのに、8時半にはアルウィンに到着しているサポーターがいるくらい、早い。 なぜそんなに早いのかというと、彼らの多くが開場までピクニックを楽しんでいるからなのだが、その話は晴れている日にするとしよう。 信州の民は、まるで風の谷の住人である。 山と空、そして風を読んで天候を察知するのだ。 私、薄荷も、そんな地元に暮らす松本山雅FCサポーターである。 西の山にかかる雲が稜線を霞ませ、窓を開ければ冷たく湿った風。 遠い南の空は、すでに

「けんちゃん、ごめん」大好きな彼女が、突然他サポになった日

「けんちゃん、ごめん」 自宅のデスクで仕事をしていると、彼女から一通のLINEが入った。 何だろう。そういえば冷蔵庫に入れておいたはずのプリンがいつの間にか食べられていたっけ。 ぼくは甘いものに目がない。とりわけプリンは大好物だ。彼女もそのことはよく知っているはず。だからそのことを謝罪しているのだろう。 ところが、返ってきたのは思いもよらない言葉だった。 「今夜のNACK、行けなくなっちゃった」 ぼくらは大宮アルディージャvsいわてグル―ジャ盛岡の試合を観戦する予

山雅が観たくて生きている。いちサポーターの私が、松本山雅FCで救われた話

まずはお知らせをいたします。 信州のフットボールを追いかけて、OWL magazineの皆が旅をした本が、いよいよ発売されました。 「埼玉編」に続くのは「長野編」ではなく、「信州編」。 そんなところにも、こだわっています。 他県の方々からは United States of 信州 などと揶揄され、地域で全く文化の異なる、我らが長野県。 その魅力が、どこか一ヶ所に偏ることなく伝わるように、OWL magazineの著者陣が丁寧に編んだ19編を収録しています。 私、薄荷(は

すたすたぐるぐると共に新章突入!新しい勇者と旅の仲間たち【OWL magazine flight;03】

「俺はもう駄目だ。成功しようと気力をみなぎらせていた時代も確かにあった。しかし、もう年老いてしまった。まわりをみてバランスよく振る舞うことはできるようになったが、以前ほどの勢いはない……」 「そんなことはないと思いますけど」…… 「いや、そうなのだ。自分のことだからよくわかる。俺は十分に成功してしまった。まだまだ先はあるが、これからは違う振る舞いをしなければいけない。勇者はもう引退だ」 「でも、そうしたら誰が……」 「それが君を呼んだ理由だ、須羽リセル。君にはぼくの後

五十嵐メイと卒業と私

みんな、ごめんね。 私はもうこれ以上一緒にいけません。 そんな顔をしないで。 こんなに素晴らしい旅をしてきたのだから。 最後は笑ってさよならをしましょう。 旅を続けていればまたどこかで会えますよ! ーーーーーーーーーーーーーー OWL magazine代表の中村慎太郎です。 先日、OWL magazineで育ててきた五十嵐メイが旅立ちました。 彼女は着実に成長しているけど、著者として、あるいは編集者としてずっとやっていくためには、まだまだステップアップする必

上野駅のトイレには勝ち点が落ちている?おもいやり×おもてなし×ORIGAMI

この文章は恋する主婦サポーター、さとうかずみさん(twitter)に寄稿していただきました。退任したえとみほさんの代わりに「栃木SCの社長」となって支えていく覚悟を決めたのですが、行き着く先は非公式マスコットこと、かずみさんの文章をぜひお読みください。 この記事はOWL's Forestのメンバーによる寄稿ということで無料公開させていただいております。 上野駅。 皆さんにとっては、 旅の始まりであろうか。 目的地であろうか。乗換地であろうか。 はたまた日常の一部であ

突然生まれたサッカーのある暮らし。レノファ山口とひろっぴーさんの幸せな関係

今回のOWL magazineは、『すたすたぐるぐる埼玉編』で「あなたのサッカー旅記事作りますプラン」を購入してくださったひろっぴーさんとレノファ山口の物語をお送りします。 レノファ山口がJリーグに参入したのは2015年のこと。山口県出身のひろっぴーさんは、J2に昇格したタイミングくらいからレノファの応援をはじめました。それまでプロスポーツクラブがなかった山口県。 山口県初のプロスポーツクラブであるレノファ山口が、ひろっぴーさんの週末を鮮やかに彩ってくれるようになりました。

いくぜっ!怪燈少女!女子大生が日本中を駆けめぐる!

え!? 地元長野パルセイロが川崎フロンターレと対戦!? 私の好きな2チームが天皇杯で激突するの!? みなさんはじめまして! この度、晴れてOWL magazineのメンバーとして、記事を寄稿させていただくことになりました。 のんちゃんです。 ▽twitter ▽instagram ▽note 高校生の頃から読んでいるOWL magazineに関われる幸せを噛み締め、精一杯頑張りたいと思います! 私は、毎週末スタジアムにいる20歳の女子大生です。 特技はDAZNに抜

名古屋グランパスエイトと出会った、ゆうたろうさんの30年間を振り返る

今回のOWL magazineは、『すたすたぐるぐる埼玉編』であなたのサッカー旅記事作りますプランを購入してくださったゆうたろうさんと名古屋グランパスの物語をお送りします。 ゆうたろうさんはJリーグ開幕当初から名古屋グランパス一筋。筋金入りのグラサポです。記事中で、闘病生活中も生きる活力を与えてくれた名古屋グランパスと歩んだ30年間を振り返ります。 J's GOAL、公衆電話など、当時を知らないサポーターは頭にハテナが浮かぶような単語が並びます。読み進めると思わず「ええ!

3.11〜岩手県を訪れた私に、キヅールが教えてくれたこと〜【Short Letter】

ちょうど1年前、私はOWL magazineの取材をするために岩手県に足を運びました。いわてグルージャ盛岡のマスコット「キヅール」に岩手県を案内してもらうためです。 2021年は、東日本大震災が起こってから10年目の年にあたります。テレビや新聞、ネットなどのメディアがこぞって「10」の数字を強調して報道していました。私も、なんとなく節目のような気持ちになっていました。 ただそれは、あくまで「外」からの目線でしかなかった。震災の被害を受けてしまった方に節目なんてものはないん

ハンバーガーを食べながら、私は推しを見送った

J3の開幕は、3月に入ってからになりますが、J1・J2の開幕まで約2週間を切りましたね。シーズンの終了とともに溢れ出る、選手の移籍や引退発表に胸を痛めたサポーターの方も多いのではないでしょうか? 皆さんの中にも「忘れられない別れの思い出」、ありますよね? 今日のテーマは「お別れ」について。 私が高校生の頃は、鹿島から移籍報道が出るたびに、3日程度再起不能になっていましたが、歳を重ねるごとに痛みのかわし方が上手くなり、オフシーズンは心のダメージを最小限に抑えて過ごせるよう

フットサルと駆け抜けた2021〜ありがとうFリーグ〜

1年間追いかけ続けたFリーグも、昨日ついに最終戦を迎えました。 私は2021-2022シーズン、 Fリーグ、名古屋オーシャンズを通して数え切れないほど素敵な経験や出会いを沢山させて貰いました。 ということで今回のOWL magazineは、私のFリーグ初年度を一気に振り返ってみようと思います。 ということを軸に記事を書いていましたが、1月16日に行われる予定だった試合が新型コロナウィルスの影響で延期になってしまいました。 私は「星翔太Thanksシート第2弾」の購入も済