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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#松本山雅

ゴール裏の中心で愛を叫ぶ~声出し応援検証で山雅サポが恋心を取り戻す話~

なぜ私は、歌えないゴール裏に通い続けているのだろう。 かつては毎週おとずれるその時間にすべてをささげ、私は松本山雅FCに狂っていた。 現地から帰ってはDAZNをつけて、余韻が冷めないうちに観てきたばかりの試合を再生した。選手ひとりひとりのプレーに何度も胸を焦がし、実況を聴くだけでどの試合か分かるほどだった。 寝ても覚めても山雅のことを考えて暮らしていた。 それが今はどうだ。 選手の背番号はちっとも覚えられない。ピッチ内練習の時間に入場すらしていない。ゴール裏にいても、試合

【OWLオムニバス】私の心に響くチャント

みなさまこんにちは、オムニバス担当のHarakoです。 Jリーグが声出し応援解禁の流れということで、今月はチャント=応援歌をテーマにしてみました。 私も先日、声出し応援実証実験の対象試合に行ってきました。 声出しエリアで観戦はしていませんが、久しぶりに聴いた両ゴール裏から響く歌声には、胸が熱くなりました。詳しくは記事にて! もともとゴール裏で熱唱していた人も、そうでない人も、声のあるスタジアムが戻ってきた感動は同じだと思います。 そしてきっと誰にでも、声出し応援ができ

山賊焼と馬刺しを食べたら、松本山雅に“入信”しそうになった――信濃の神々と戯れた酒場放浪記

滋味深き、山賊焼かっ食らわば緑の友。 信濃の駿馬と目指さん、遥かなる頂。 ある夜、「お告げ」が松本山雅FCの監督・名波浩さんに似た神からもたらされました。 目を覚ました午前4時。ベッドの横には『すたすたぐるぐる信州編』と缶チューハイ。どうやら、就寝前のワタクシは酔っ払って読書をしたまま眠りについたようです。おそろしい夢を見ていたようです。 本の中で、中村慎太郎が味わう馬刺しとお酒、薄荷が頬張るおやきなど「文字の飯テロ」を仕掛けられたワタクシが見た夢。どう考えてもおかしな

中村慎太郎はアンチ山雅で長野パルセイロの味方なのか?!町田は独立して県になるべき!!など。『すたすたぐるぐる』公開作戦会議!!@高円寺kiten!!

 こんにちは、長野パルセイロサポーターの……。ではないですけど、中村慎太郎です。どうも、山雅サポの中では「あいつは長野よりだから」という人がいるようです。 『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』まだの方はこちらから!!  6月9日(木)のイベント@高円寺へのお申し込みはこちらから!  ぼくは東京の人間なので、長野寄りも、松本寄りもないのですが、実は『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』については、明瞭に役割を分けています。    長野について書く

山雅が観たくて生きている。いちサポーターの私が、松本山雅FCで救われた話

まずはお知らせをいたします。 信州のフットボールを追いかけて、OWL magazineの皆が旅をした本が、いよいよ発売されました。 「埼玉編」に続くのは「長野編」ではなく、「信州編」。 そんなところにも、こだわっています。 他県の方々からは United States of 信州 などと揶揄され、地域で全く文化の異なる、我らが長野県。 その魅力が、どこか一ヶ所に偏ることなく伝わるように、OWL magazineの著者陣が丁寧に編んだ19編を収録しています。 私、薄荷(は

『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』 前書きとゲラ公開!

 4月4日月曜日の11時から、『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる信州編』の先行販売を開始します!!  前作を出したのは半年前でしたが、そのあととっても苦労しました。このへんの苦労話は、どこかで打ち上げをしたときに是非聞いてください。  というわけで先行販売はこちらのサイトから! 「先行販売」で購入していただけるととっても嬉しいですが、お祭りを眺めているだけでも大丈夫です。月曜日からはスペースなどもなるだけ毎日開こうと思っておりますので、是非聞きに来てください!

ブックライターとデザイナーの理想的な関係性とは?〜ライターなるには日記【第8回】<裏>

 先日(録画ではあるが)久々に民放のバラエティ番組を視聴した。3月14日の夜にテレビ朝日でOAされた『激レアさんを連れてきた。』に、松本光平選手が出演していたからだ。  SNS上での「神回」という評価も納得できる内容。おかげさまで私が構成を担当した『前だけを見る力』の売り上げにも(わずかながらではあるが)貢献することとなった。「オワコン」扱いされて久しいTVだが、まだまだ根強い力を持っていることを、あらためて実感した次第だ。 『前だけを見る力』のカバーデザインは、版元であ

信州本目次公開【書籍制作ゾンビ日誌】

 OWL magazine読者の皆様こんにちは。書籍制作でゾンビ化している中村慎太郎です。  今回はきつい……。本当にきつい……。山で遭難しているのかというくらいつらいです。そんな中、長野のドーミーインで漫画『岳』を読んだので臨場感いっぱいです。  『岳』は、松本市周辺で人が遭難して死にかけるのをせっせと助かる漫画です。あるいは、助けられずに死体回収をする漫画です。人が死んだ瞬間重くなる描写を、娘をおんぶした時に思い出して、人間年を取ると色々感じることが増えるなぁと思う今

すたすたぐるぐる信州編の内容紹介。異例の制作途中での情報ダダ漏れ記事!

 作ってるプロセスを見せるのって、とっても大事!!  という言い訳を置きつつ、社長&編集者じゃないとなかなかできないハイパートップダウン式情報漏洩のお時間。流石に購読者限定にしようと思うのだが、それだけじゃ流石にサービス精神が足りないので、少しだけ無料部分にも記す。  もうね、ちょっとハードワークが過ぎるんですよ。今回何をしたかというと……。  ・編集者が突然離脱したことによる会社システムの立て直し  ・事業計画の見直しと銀行への説明  ・書籍制作プロトコルの再構築とチ

自慢のサッカーグッズ【OWLオムニバス】

こんにちは。あしかです。 いよいよ、明日! 2022シーズンのJ1リーグが川崎フロンターレ対FC東京の一戦で幕を開けますね。翌日の土曜日にはJ2リーグの戦いも始まります。 サッカーが大好きなみなさん!愛するクラブを応援する準備はできていますか?私は開幕戦はDAZN観戦ですが、スタジアムへ足を運ぶ現地組さんは観戦マナーを守りつつ大いに楽しんでくださいね! さて、今月もオムニバス企画の日がやってまいりました。 当企画は、OWL magazineに寄稿しているメンバーだけ

長野パルセイロを舐めるな!!

今日は仕事始め。 物書きとしての戦闘的な姿勢を示そうと思う。 文章とは戦うための道具なのである。 ぼくは松本山雅がとても好きだ。大好きなクラブの一つといってもいいし、松本という街も好きだ。歌舞伎町のようにふらふらと飲み歩くことができるし、小さな田舎町なのでぼったくりなどもほとんどないらしい。 え、歌舞伎町?客引きについて行ったら、雑居ビルの中で、30分で3万円くらい取られるなんていう話もあるし、それはだいぶいい方だ。 そして物書きとしても松本という街と松本山雅は非常にや

旅とサッカーのマガジンが本気でYoutubeに取り組む理由【無料公開】

OWL magazineは、ついに覚悟を決めた。 Youtubeを本格的にやるぞー!!! その理由は単純明快で、OWL magazineのためである。ではどうして、OWL magazineのためにYoutubeをはじめる必要があるのか。 OWL magazineのYoutubeは、ぼくが突発的に思いついてやり出して以来、ちょこちょこ更新してきたので一時期は登録者1000人を超えていた。 ただ、OWL magazineは、旅とサッカーの文章を出すメディアなので、動画を作

松本が大好きな東京のおじさん、また松本山雅の試合のためにアルウィンへと行く【無料公開】

いざ、松本へ。 あずさの中で書いてます。 松本へ行くのは何度目だっけな。 多分6回目か7回目。 最初は1人。次はFC東京サポーターのみんなと。ゆーすけさんと。今はもうないジジにいった時もあった。あ、明治安田生命の社内報の取材でも行った。ロック総統とも行った。マツメイラスとも行ったか。アルウィンまで歩いた時もあったな……。麻美ちゃんとかと興文堂さんでイベントやったんだった。 結論、10回目くらい。 今回行くのはサッカー旅の本を書くため。今回の松本はどんな顔を見せてくれ

松本山雅の目指すべき頂とは何かを考える。西葛西出版との壮大な共通点と共に。

12月5日、アルウィンで行われる松本山雅FCの最終戦を観に行こうと思っている。 しかし、その前節である11月28日に、J3への降格が決まってしまった。 ぼくは、何のために松本の行くのだろうか。 いやいや……。本当はね……。 そんな悩みはない! 【ぼくが松本へと向かう理由】 ぼくが松本に行く理由は、美しいアルプスの山々を眺めながら、スタジアムへと吹き込んでくる風を身体で受け、ビールを飲むためだ。いや、寒すぎて飲まないかもしれないがその時はホットワインでも探そう。 パ