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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2022年4月の記事一覧

五十嵐メイと卒業と私

みんな、ごめんね。 私はもうこれ以上一緒にいけません。 そんな顔をしないで。 こんなに素晴らしい旅をしてきたのだから。 最後は笑ってさよならをしましょう。 旅を続けていればまたどこかで会えますよ! ーーーーーーーーーーーーーー OWL magazine代表の中村慎太郎です。 先日、OWL magazineで育ててきた五十嵐メイが旅立ちました。 彼女は着実に成長しているけど、著者として、あるいは編集者としてずっとやっていくためには、まだまだステップアップする必

奈良出身の私が感じた北海道の良さベスト5〜人生のガス欠から回復する旅

こんにちは!OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。 まずはじめに……、すたすたぐるぐるの第二弾、信州編の発売が決定しました!!!そして、先行販売が終了しました。ご購入頂いた皆さま、ありがとうございます!!!!! さて、OWL magazineは今月から「旅への回帰」をテーマに掲げています。 新型コロナウイルスの影響で、旅が気軽にできなくなりましたが……。3月末に出張したタイは、すでに世界各国から観光客が集まっていました。日本の空気も、蔓延防止が明けてからは

五十嵐メイ、4月でOWL magazineを卒業。みなさん、ありがとうございましたスペシャル!

ご報告です。 五十嵐メイは、4月でOWL magazineを卒業することになりました! 突然の報告に驚いた読者の方もいらっしゃると思います。いや、驚いて欲しいです。「そうなんだ」って受け入れられてしまったら、少しだけ寂しいです! 個人的にお伝えさせていただいた方には「もう書くことをやめてしまうの?」とか聞かれたりもするのですが、やめません!! じゃあ何のための卒業なのか? サッカーで例えると海外挑戦。私はプレミアリーグに挑戦するためにOWL magazineを卒業しま

上野駅のトイレには勝ち点が落ちている?おもいやり×おもてなし×ORIGAMI

この文章は恋する主婦サポーター、さとうかずみさん(twitter)に寄稿していただきました。退任したえとみほさんの代わりに「栃木SCの社長」となって支えていく覚悟を決めたのですが、行き着く先は非公式マスコットこと、かずみさんの文章をぜひお読みください。 この記事はOWL's Forestのメンバーによる寄稿ということで無料公開させていただいております。 上野駅。 皆さんにとっては、 旅の始まりであろうか。 目的地であろうか。乗換地であろうか。 はたまた日常の一部であ

FCマルヤス岡崎+岡崎のさくら祭り、この組み合わせは誰もがやさしい気持ちになれる。

僕はいつも旅先で「他人のサッカー」を観る  OWL magazineは「サポーターの、サポーターによる、サポーターのためのウェブマガジン」です。読者の皆さまにとってサッカー旅は、主な目的として愛するクラブを応援するための「アウェイ遠征」ではないでしょうか。    いや、そうですよね。うん、そうですよね。  あーいいなぁ「アウェイ遠征」いう響きが羨ましいです。  僕のサッカー旅には「アウェイ遠征」という感覚が全くありません。魂込めてアウェイ遠征へ出かける読者の皆さまを羨まし

突然生まれたサッカーのある暮らし。レノファ山口とひろっぴーさんの幸せな関係

今回のOWL magazineは、『すたすたぐるぐる埼玉編』で「あなたのサッカー旅記事作りますプラン」を購入してくださったひろっぴーさんとレノファ山口の物語をお送りします。 レノファ山口がJリーグに参入したのは2015年のこと。山口県出身のひろっぴーさんは、J2に昇格したタイミングくらいからレノファの応援をはじめました。それまでプロスポーツクラブがなかった山口県。 山口県初のプロスポーツクラブであるレノファ山口が、ひろっぴーさんの週末を鮮やかに彩ってくれるようになりました。

FC今治の試合を観に行ったら、試合が始まる前から泣いてしまった話【今治旅行記も!】

大澤、今治の地に降り立つ あれは去る3月20日のこと。3連休の中日であるこの日、私は高速バスを降り、今治駅の前で大きな伸びをしていました。 「今治駅って、まさに地方って感じの駅だなぁ……。」 駅舎はきれいでしたが、駅前にはチェーンのコーヒーショップや気の利いたおしゃれなお店は見当たらず、コンビニと居酒屋が1件ずつ、そしてレンタカーとレンタサイクルのショップが確認できる程度。と、お世辞にも「栄えている」とは言えない印象でした。 とはいえ、地方は車社会ゆえに飲み屋街は駅か

初連載を後押ししたネット黎明期とサッカーブーム〜ライターなるには日記【第9回】<裏>

 今回のテーマは「ライターが連載を持つことの意味」について。私が初めて連載を持たせていただいたのは、フリーランスとしてのキャリアをスタートさせて2年近くになろうとしていた、1998年11月のことである。すでにこの年に『幻のサッカー王国』(勁草書房)でブックライターデビューを果たしていたとはいえ、当時の私はまったく無名の書き手でしかなかった。  そんな当時の私に、連載の機会を与えてくれたのが、NECクリエイティブ(当時)が編集・制作を担当するインターネットサイト「サッカークリ

いくぜっ!怪燈少女!女子大生が日本中を駆けめぐる!

え!? 地元長野パルセイロが川崎フロンターレと対戦!? 私の好きな2チームが天皇杯で激突するの!? みなさんはじめまして! この度、晴れてOWL magazineのメンバーとして、記事を寄稿させていただくことになりました。 のんちゃんです。 ▽twitter ▽instagram ▽note 高校生の頃から読んでいるOWL magazineに関われる幸せを噛み締め、精一杯頑張りたいと思います! 私は、毎週末スタジアムにいる20歳の女子大生です。 特技はDAZNに抜

31歳、はじめての自力アウェイ旅。大宮を『すたすたぐるぐる』たどる旅

31歳の私が、初めて自力でアウェイ遠征に行った。 今までアウェイ遠征はオフィシャルバスツアーで行っていた。 理由は、電車の乗り換えなど面倒がないこと。確実に現地にたどり着けること。旅費が安いこと。試合後は何も考えず一直線で帰れること。 観光はまったくできないが、上記のメリットを考えると「バスツアーでいいや」と思っていた。 しかしこのコロナ禍でオフィシャルバスツアーはすべて中止。 アウェイの地にたどり着くには、自分たちの力で行くしかなくなった。 それでも昨年のアウェイジュビ

OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.10 斉尾俊和

みなさま、1ヶ月ぶりにお会いしましたね。選手名鑑製作委員こと、 OWL magazine副編集長のキャプテンさかまきでございます。 前回の選手名鑑から早1ヶ月。咲き始めだった桜は見頃を迎え、散り、葉桜の季節へと駆け足に進んで行きました。月日は百代の過客。あっという間ですね。時間という旅人は、日々の生活に忙殺されている我々よりも急いで駆け抜けていきます。 読者の皆さんの中にも、この4月に卒業や入学、転職や異動という大きな転機があったかたもいるかもしれません。もしかすると、就

南葛SCの本拠地・葛飾区を、地元在住ラッパーの「歌詞」と共に巡る。

 最近、サッカー界で話題を呼んでいる南葛SC。  『男はつらいよ』や『こち亀』の舞台となった東京の下町・葛飾区からJリーグ参入を目指す社会人サッカークラブです。  代表を務めるのは、世界的サッカー漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一先生。そして南葛SCという名前は、主人公・大空翼が所属するサッカークラブと同じ。”リアルキャプテン翼”としても知られています。  小学生の頃、近くの図書館でキャプテン翼を読んで夢中になっていた自分にとっては、いつか試合を見てみたいと思って

名古屋グランパスエイトと出会った、ゆうたろうさんの30年間を振り返る

今回のOWL magazineは、『すたすたぐるぐる埼玉編』であなたのサッカー旅記事作りますプランを購入してくださったゆうたろうさんと名古屋グランパスの物語をお送りします。 ゆうたろうさんはJリーグ開幕当初から名古屋グランパス一筋。筋金入りのグラサポです。記事中で、闘病生活中も生きる活力を与えてくれた名古屋グランパスと歩んだ30年間を振り返ります。 J's GOAL、公衆電話など、当時を知らないサポーターは頭にハテナが浮かぶような単語が並びます。読み進めると思わず「ええ!

発見!ベルマーレのルーツは火薬工場にあり!【平塚サッカー事始】

本題に入る前に一冊の本についてお話をします。 現在、先行販売中の『すたすたぐるぐる信州編』のことです。 僕は、一足先に著者のみなさんの原稿を多く読ませていただきました。どの記事も個性があふれる面白い文章ばかりです。是非ともみなさんにも手に取ってほしい一冊になっています。先行販売で購入していただければ幸いです。 特に僕が気に入っているのが、AC長野パルセイロのコールリーダーをつとめていた古川康平さんの記事です。パルセイロのルーツが分かるとともに、彼のサポーターとしての生き