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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2021年5月の記事一覧

信州のフットボールが炸裂し、深遠なる長崎ボーイ現れ、ポキポキ系男子と相まみえる。

廃止だっ!廃止!! OWL magazine月末の記事は、その月に一番活躍した人が書く「雑炊記事」というものになっていたのですが、誰が活躍したという基準が曖昧なのと、どのタイミングで決めればいいのか正直分からないのもあって、敢えなく廃止になりました。 代わりに何をするかということで、結局僕がその月に活躍した人を紹介するということになりました。明日になれば、トリッキーな編集長がまとめ記事を作ってくれるのですが、今日は中村目線でプチハイライトを書くという感じになりそうです。で

浦和の宴、そして川越へ!!俺たちが旅に出る最大の理由、それはビジネスホテルにある!!

1泊2日の浦和旅行を終え、鰻を食べて帰宅しようと考えていた。しかし、気が変わった。浦和にもう一泊することにした。 特に用事もないのに2泊3日する人も珍しいかもしれない。しかし、来てみて驚いた。ぼくは浦和になら何日間でも言える。浦和サポの反響はまったくないのでお世辞を言う必要はまったくない。本音である。 さて、ぼくは、今から浦和二日目の夜を過ごそうとしている。今日は……。ビジネスホテルが相棒だ。 静寂な浦和の街は原稿を書くのに非常に都合がいい。文章が書けないで困っている人

あの日置いてきたはずの、アルプスの風に思いを寄せる。ーここは俺たちのアルウィンだからー【Short letter】

2001年5月26日。 「20年と2日前」となるこの日付が何を意味しているか、ご存じの方はいらっしゃるでしょうか。すぐにピンときた方は、相当な松本マニアかもしれません。 そう、この日は現在「アルウィン」の名前で親しまれている、「松本平広域公園総合球技場」のこけら落としが行われた日なのです。 翌年に日韓W杯を控えていたこの頃、サッカー界は大いに盛り上がっていたのではないでしょうか。 他人事のような語りっぷりですが、当時サッカーのことをよく知らない私にとっては本当に他人事

お客様の中に「ロゴ」のデザインが出来る方はいませんか?出版社化の進捗報告しつつ

OWL magazine出版社化と、旅とサッカーの書籍作成の企画は着々と進行しています。 どのように「チャクチャクト」しているのかはまだあんまり言えないんですが、もうやるべきことはみんな流れに乗った感じです。 今はどうしても続けたいタクシーの仕事と、リアルに迫ってくる株式会社の代表取締役就任というテーマの狭間で揺れています。 タクシーやめて社長と文筆業だけにしたら、多分人として駄目になっていくので、平均営収くらいは稼ぐタクシードライバーという線は保ちたいんですよね。やっ

検証!初めてサッカーを見た5歳児はどこまで覚えているか???【1998年・札幌vs京都】

突然ですがみなさん、自分が5歳だったときの記憶をどれくらい覚えていますか?ためしに思い出してみてください。 ……どうでしょう?思い出せましたか? みなさんが5歳のときはいったい西暦何年だったでしょうか。 1998年、フランスワールドカップが開催された年に僕は5歳でした。 Jリーグと同い年である僕は、この年初めてスタジアムでサッカーを見ました。 Jリーグのコンサドーレ札幌vs京都パープルサンガです。まだ北海道コンサドーレ札幌、京都サンガF.C.という名称になる前の話で

浦和レッズレディースの試合を観に行ってきます!いざ、駒場へ!

先日、大宮アルディージャの試合を観るために大宮へ行きました。 世にも珍しい埼玉県観光であり大宮観光をしたわけですが、夢のように楽しかったです。パレスホテルのナポリタンはみんなに食べて欲しい。氷川団子も美味しかったし、伯爵亭も深夜に飲みに行きたかった。 さておき! 今度は浦和です。 どうして大宮に続いて浦和に行くのかというと……。 まぁここまで言うと色々類推できるかもしれませんが、OWL magazineではとある大きな企画に取り組んでいます。 OWL magazi

キャプテンさかまきのラジオ放送後記〜2021年5月号〜

遠出もままならなかったゴールデンウイークだというのに、不思議と5月病になってしまうのはどうしてなのでしょうか。連休が明けてからは、晴れれば夏のような暑さの日があるかと思えば、雨で肌寒い日があったりと不思議な天気が続いています。晴れた日のスポーツ観戦では、ビールが恋しくなりますね。 どうも、キャプテンさかまきです。皆さま、応援するチームの状況はいかがですか?想像以上のシーズンという方もいれば、すでに「こんなはずでは……」と嘆いている方もいらっしゃるでしょう。私とはいえば、JF

Jリーグをきっかけに政治を志した若者の所信表明 ~サラブレッドによる令和の日本列島改造論~

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サッカー解説者・林晃平 現在と過去と未来と【Short letter】

今、山口県のサッカーに注目するべき時が来ているのはないでしょうか。 山口県のサッカークラブで注目するのは、JFL昇格を目指すFCバレイン下関です。中国サッカーリーグに所属する当クラブは今シーズン現在3位に位置し、また、5月13日には新たにピッチ看板スポンサーの契約発表があったことなど、ピッチ内外でクラブが着実に認知、定着しつつある印象があります。 クラブ以外では、山口県に拠点を置いて活躍する三人は外せません。まずは、イラストレーターとして活動するりおたさん。Web集英社ス

『ベルセルク』三浦建太郎先生のご逝去の報を受けて記す【サッカー関係ないけど特別寄稿】

この原稿は旅とサッカーのマガジンであるOWL magazineの記事であり、そのための原稿を吉祥寺のカフェで書いていたのだが……。衝撃的なニュースが飛び込んできた。 『ベルセルク』の作者、三浦建太郎先生がお亡くなりになったと……。 あまりの衝撃に何も手につかなくなってしまった。なので今日は『ベルセルク』のことを書く事にする。それ以外は書きようがない。 だって『ベルセルク』の続きはもうないんだよ!! ガッツとキャスカは救われないまま、グリフィスは人間性を取り戻さないまま

日本語ラップを聞き始めてから、ゆるサポと名乗る気持ちが少しわかった気がする【Short letter】

最近、日本語ラップを聞くようになりました。 きっかけはラジオです。1年半ぐらい前からラジオを聞くようになり、好きになったラジオパーソナリティーがCreepy Nutsというヒップホップユニットだったのです。 日本一のラッパー・R指定と世界一のDJ・DJ松永のコンビは、まさに最高で最強。ラジオで見せるわちゃわちゃ感と、ライブで魅せるかっこよさの虜になっていきました。最近発表した『Who am I』という曲は、冗談抜きに令和の『ふるさと』だと思うので是非多くの人に聞いて欲しい

歴史を記録する チューリッヒから見た世界のサッカーとライターとしての2年間

これ、記事のネタになりそう! サッカーを観たときに、旅に出たときに、ふと思う。 OWL magazineに寄稿するようになってから、自然とネタを集めるような習性がついた。 何やら職業病のような感じもあり、サッカーや旅を心から楽しめていないんじゃないの?と、感じないわけでもない。 しかし、あとで記事にするかもと思うと、目の前で起きていることを見る目がシャープになる。 どんな切り口で伝えようかと頭をめぐらせると、思いがけない発見がある。 文章を書くという行為には、感性

なぜあの人は毎週サッカー観戦に行くのか? ―アウェイ遠征学概論―

1.「サポーターの朝は早い」 ▼今日も今日とて旅をする サポーターの朝は早い。 Jリーグサポーターである私のTwitterアプリの画面は、週末の朝5時頃から、このような言葉で溢れます。そして私がその言葉を眺めているのもまた、「サポーターの朝は早い」からなのであり、私もその「狂気」の一部となって、旅の支度を始めるのです。 Jリーグでは、2月末の開幕から、12月初頭のシーズン終了までの長い期間にわたり、全国各地で試合が行われます。全日程のうち、半数の試合は各クラブの本拠地

スタジアムを巡りながら2つの五輪を想う〜フットボールの白地図 by OWL Magazine【第47回】東京都

<東京都> ・総面積 約2194平方km ・総人口 約1396万人 ・都道府県庁所在地 新宿区 ・隣接する都道府県  埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県 ・主なサッカークラブ FC東京、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、東京武蔵野ユナイテッドFC、東京23FC、東京ユナイテッドFC、クリアソン新宿、南葛SC、日テレ・東京ヴェルディベレーザ、スフィーダ世田谷FC ・主な出身サッカー選手 高田静夫、松木安太郎、戸塚哲也、都並敏史、北澤豪、野田朱美、藤吉信次、中村忠、山口貴之、大竹七