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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2019年9月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2019年9月

OWL magazine 2019年9月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめに皆さま、朝夕の涼しい風が身体に心地よいですね。いかがお過ごしでしょうか。20日のラグビーW杯開幕戦でロシアに快勝したのに続き、28日のアイルランド戦でも歴史に残る大金星を挙げたラグビー日本代表。おめ

峰麻美に女性ファンが出来ることで中村慎太郎が喜ぶ理由【イベントレポート】

9月27日(金)に高円寺のスポーツ居酒屋Kitenで、OWL magazineの刊行7ヶ月記念のイベントを開催しました。6ヶ月ではなく7ヶ月という少しはみ出た感じがOWL magazineらしいなと自嘲する次第ですが、イベントには30名近くの方が集まり、会場は満員となりました。 あ あ ありがとうございました!!!! OWL magazineを初めて良かったのは、徐々に仲間が増えてきたこと。最初は5,6人のサッカー仲間で始めたことが、今では関係者と呼べるのはおおよそ1

大きな石から、あなたのビンに入れなさい

今年のカレンダーも、9月の終わりに差し掛かっています。 そろそろ上半期が終了ですね。みなさん、今期の目標の進捗状況はいかがでしょうか? 「大きな石理論」と呼ばれる、人生の教訓めいた話があります。 教授がある日、「クイズの時間だ」と言って、大きなビンを教壇に置きました。 そのビンに、彼はいくつかの大き目な石を詰めました。ビンが一杯になるまで石を詰め、彼は学生に質問をします。 「このビンは満杯か?」 指された学生は「はい」と答えました。 すると教授は、砂利の入ったバケツを教

天空の城ラピュタはベスト11に選ばれるのか?アンコールタイガーFCとサポーター達の行方は?

浦和レッズサポーターのほりけんです。今回は、カンボジアの旅の最終章。カンボジア随一の絶景プレアヴィヒアをはじめとする遠方の遺跡をめぐり、ソルティーロ・アンコールFCとアンコールタイガーFCが激突するシェムリアップダービーに参戦します。「アディショナルタイム」では、カンボジアの遺跡ベスト11を選出しました。 〈これまでのあらすじ〉 2018年9月、カンボジアへ旅に出た。5年ぶり4回目。旅のきっかけは、カンボジア発ライフスタイルブランドSALASUSUの立ち上げ。まず訪れたプノ

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弾丸トラベラーの夏季休暇旅 ―にわかリゾーターから日本代表ガチサポへの華麗なる転身ー

サポーターってお金もらって遠征行っているんでしょう? そんなバカな!とツッコんだあなた。私と同じ意見です。 ホームの試合はもちろん、アウェーの試合に、全国を飛び回るのがサポーター。 北へ南へと毎週末忙しそうです。 私自身は、どこのチームのサポーターでもないので、基本的には住んでいる関東圏内の試合を中心に、手当たり次第に観に行きます。 そういった意味では、時間やお金の面で大変でもなく、旅の醍醐味を味わえるわけでもありせん。 でも、日本代表の試合は結構観に行っています

『美味しんぼ』でよくわかる、中二病と甲州ワイン

小さい頃、何でも出来ちゃうスーパーマンのような親戚のおじさんがいました。 僕は小学生の頃、夏休みになると母方の実家に1か月ほど預けられていました。 おそらく両親の負担を減らすためだったのだと思います。 その実家に「テツさん」という親戚のおじさんがいました。自営業で時間がある人だったので、よく遊んでくれました。趣味がアウトドアだったためか、いろんなところに連れて行ってもらい、新しい遊びを色々教えてくれました。裏山で一緒にカブトムシを捕って、大きく育てるにはビールを飲ませると

9月27日(金)にOWLの生イベント&懇親会をやります@高円寺スポーツ居酒屋Kiten!

タイトルにほとんど全ての情報が詰まっているのですが、9月27日(金)にイベントをやります。 ご予約はこちらから!なるだけ早めに予約して頂けると大変嬉しく一同小躍りして喜びます! 今回は峰麻美と中村慎太郎で、OWL magazineの半年間を振り返りたいと思います。文筆家峰麻美をいじり倒してやろうと思ったら、本人も乗り気なので、大変刺激的な会になるのではないかという予感がしております。 一瞬だけ真面目になって内容を紹介しますが、「旅とサッカー」というテーマを元に、どれだけ

カンボジアの工房から解き明かす、サポーターというスキルの正体

浦和レッズサポーターのほりけんです。3回にわたってお届けするカンボジア旅行記。今回は第2弾、シェムリアップ編です。郊外にあるカンボジア発ライフスタイルブランドSALASUSUの工房と、上級者ならではのアンコール遺跡の楽しみ方を紹介します。「アディショナルタイム」では、最近考えている「サポーターというスキル」について書きました。 〈これまでのあらすじ〉 2018年9月、カンボジアへ旅に出た。5年ぶり4回目。旅のきっかけは、同年3月のSALASUSUの立ち上げ。まず訪れた首都プ

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ワールドカップ予選とスコールと黄金の仏塔と〜ヤンゴンで考えた「悪天候を愉しむ」発想の転換

 海外での旅で、治安や言葉ほどではないにせよ地味に気になるのが、現地での気候と天候である。できることなら暑すぎず寒すぎず、天候は晴れていてほしいもの。しかしながら、われわれは『天気の子』ではない。「晴れ男」を自認する私でも、12年前にシチリア島を訪れた時に4日間連続で雨に祟られたことがある。旅先で悪天候に見舞われたら、それはわが身の日々の行いを省みるほかないだろう。  そうしたリスクを回避する意味もあって、どの観光地にも「ベストシーズン」と呼ばれるものがある。純粋な旅行であ

独立国町田へと潜入せよ!!【スポーツイザカヤストリート FLAGONE】

【指令】 東京都から独立した町田国へと潜入し、その状況を報告せよ。具体的なターゲットについては改めて連絡する。なお、このメールは自動的に消滅する。 朝目覚めると、特殊なセキュリティが施されたアプリを開くのが日課になっている。メッセージを読むと、目を閉じて息をゆっくりと吐き出した。うんざりした気持ちを、少しでも和らげようとしたのだが、憂鬱な気持ちは消えない。 今日は任務ありだ。 しかも独立国町田への潜入という厄介な任務であった。 独立国町田は最近まで、東京都町田市であっ

4度の鳥栖遠征で佐賀に行った気になっていたわたしが5度目で探した本気の佐賀

この記事は、旅とサッカーを彩るWEB雑誌【OWL magazine】のコンテンツです。通常は月額700円の有料マガジンですが、今回の記事は編集部の意向もあり、一部を除いて無料で公開します。この機会に是非ご一読ください。 まずはじめに 今回の豪雨災害で犠牲となった方へご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。 8月28日、観測史上最大を記録するほどの豪雨が九州北部を襲った。台風11号から変化した低気圧による温かい空気と、停滞する秋雨前線

金とテクノロジーが全てを解決する U-17W杯その4

10月9日、ホンジュラス戦翌日。 10日の夜、ムンバイから日本に帰る航空券を持っています。9日のうちにムンバイに移動することも考えました。とはいえ、自分の人生でグワーハティに来ることはおそらく二度とないだろうと思い、せっかくなのでこの地で一日過ごすことにしました。 ラディソンブルーを出て、本来昨日から泊まる予定だったグワーハティ駅前のホテルに移動します。 前日、「フライトが遅れて(嘘)到着が翌朝になりそう」という電話をしてありました。 フロントに行き「昨日、到着が遅れる

FC OWLでフットサルに行ってきた!

というわけでフットサルに行ってきたので簡単に報告を。 開催場所は武蔵野陸上競技場、通称ムサリクに併設した体育館。 写真は、ボールを受けてターンしようとしている(?)ぼく。 個人のことから最初に振り返ると、体重が激増したこともあって、少し動くと心臓が破裂して吐きそうになった。最後にフットサルをした時から10kg程度大きくなっていることを考えると当たり前といえば当たり前なのである。 10kgというのは、米袋二つ分の重さである。 標準的なサイズなら雌猫3匹。 1.5ℓのペッ

『なつぞら』とばんえい競馬とスカイアースと〜コンサだけではない北海道フットボールの旅

「や〜さ〜し〜あ〜の〜こ〜に〜も〜お〜し〜え〜〜たい〜」  ということで、NHK朝ドラの主題歌をリフレインさせながら、帯広での旅の話を始めることにしたい。サッカーファンにとっての「北海道遠征」というと、たいていの場合は札幌ドームでの日本代表戦、あるいは北海道コンサドーレ札幌のホームゲームということになろう。私自身、ここ10年の間はずっとそんな感じだった。  北海道でサッカーといえば、間違いなくコンサ。それは誰もが認める事実である。しかしながら、北海道はとてつもなく広大だ。い