見出し画像

はらぺこハラコの京王線ぶらり途中下車の旅〜電車に揺られて、わが人生は楽し〜

山や中東をこよなく愛しつつ、実はゆるりとFC東京のサポーターもやっている、私ハラコ

自宅は味の素スタジアムまで自転車で10分。サッカー旅も大好きだが、ホームゲームは生活の延長で気楽に見に行きたい派だ。だから味スタへの交通手段はもっぱら自転車か徒歩、たまにランニングである。

それなのに、ついこんなものを買ってしまった。

FC東京愛あふれる調布駅構内で撮影

FC東京×京王電鉄けいおうでんてつコラボの一日乗車券
京王線の駅で一日中自由に乗り降りできて、お値段900円。
先日の試合で開催された「京王電鉄DAY」で限定販売していた。

裏には、チームの紹介文が載っている。
簡潔で無駄がないのにあたたかみを感じる文章。好きだ。

ああ、リーグ優勝したい!!!

さて、買ったからには使わなければ。
どうせなら、試合に行くときに使おう。
家から10分で行けるスタジアムに、あえて一日かけて色んな駅に寄って行ってみるのだ。名付けて、京王線ぶらり途中下車の旅

拡大してご覧ください

味の素スタジアムへのアクセスに欠かせない京王線は、新宿と八王子を結ぶ東京の大手私鉄の1つ。吉祥寺〜渋谷を結ぶ京王井の頭線、神奈川県の橋本へ向かう京王相模原線、東京のオアシス高尾山へのアクセスに便利な京王高尾線などが分岐・交差している。

大学時代から沿線で暮らし、京王のクレジットカードも作り、もう京王線なしでは生きられない体になっている私。京王愛を爆発させ、一日乗車券をフル活用して味スタに向かいたいと思う。

それでは、いざ出発進行!
駆け込み乗車も大歓迎!


下北沢、午前7時のエスニックまぜ麺

9月3日土曜日、午前5時45分。さわやかに起床。
前日に仕事が繁忙期を終えたばかりなので、心は開放感に満ちあふれている。足取りも軽く、最寄りの調布駅へ。

一日乗車券は自動改札機に対応していないので、有人の窓口を通る必要がある。意気揚々と乗車券を差し出すと、若い職員さんが丁寧に改札スタンプを押してくれた。

切符をパタパタ振ってスタンプを乾かしつつ、新宿行きの急行に乗り込む。明大前で井の頭線に乗り換えて、7時すぎに到着した最初の目的地はこちらの駅だ。

古着屋が立ち並び、劇場やライブハウスも多いカルチャーの街・下北沢
閑散とした早朝の商店街を歩いてゆく。何をするかというと、一風変わった麺料理を食べるのだ。

何やら気になる看板が……!

恐れ入りますがここから先は、乗車券の購入が必要です。OWL magazineはサッカーと旅がテーマのwebマガジン。アウェー観戦旅、海外観戦旅(妄想含む)、あるいは自らのサッカーの記憶をたどる心の旅——。個性豊かな執筆陣による記事が、京王線の一日乗車券より安い月額700円で読み放題です。ぜひ、引き続きのご乗車よろしくお願いいたします!

ここから先は

7,349字 / 15画像
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費するのではなく旅によって価値を生み出していくことを目指したマガジンです。 毎月15〜20本の記事を更新しています。寄稿も随時受け付けています。

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…