見出し画像

【VOL.3 】嫌いとかイヤとか感じてもいい!いい人になるより、自分になろう


もう3年以上前のこと、

今でもお付き合いのある女性(Sさん)から、

ある継続講座のお問い合わせをいただきました。



(実は、今日もSさんとのセッションがあったので、あの3年前の初めて話した日のことをまた思い出して、随分変わったよね〜と笑い合っていました)。




「特に何か問題があるわけではないのですが、こんな私でも参加していいでしょうか?」

確かそんなニュアンスだったと思います。




結局、その方は講座に参加されたのですが、

最初は、

「自分が何を感じているのか?分かりません・・・」

自分の考えや感情を言葉にできない。

そんな状態でした。




心の不感症状態



私は、その状態を不感症状態と名づけました。


自分の感情・感覚に鈍感になって、「私は何も感じていない」と思い込んでいる状態です。



これはSさんだけではなくて、多くの大人が陥っている状態です。

原因は、安心して自分の意見を出せる場や機会が少なかったから。

みんなと同じことを求められてきたから。


その結果、、

みんなに合わせる

という力はついた。


でも、

自分を大切にする

という力が低下してしまった。


ということです・・・



こうした不感症状態が続くと、自分への信頼(自信)がなくなっていきます。

いつも自分にどこか自信がなくて、人に合わせてしまう。


本当は自分こそ、自分の感情を大切にしなくちゃいけないのに。



生きているからこそ感じる



きっとSさんも深いところでは、このままではダメだと感じていたからこそ相談に来られたのでしょう。


Sさんは自分との対話を続ける中で、過去の感情が少しずつ出てきました。 


ある過去の出来事に対して、なかったことにしていた感情が出てきました。


本当は怒っていたこと。
本当は不満だったこと。
本当はイヤだったこと。


大人になるにつれて、怒ったり、不満を行ったり、イヤ!と感じても外には出さなくなります。


それが大人になるということだから。



でも、外に出すのを止めているうちに、感じていることさえなかったことにしてしまう。


色々感じているのに(自分自身に)無視されている状態


(辛い・・・涙)


「イヤとかいうもんじゃないわよ。失礼でしょ。」
とか
「そんなに喜ぶもんじゃないわよ。子供みたいでしょ。」
とか


私たちは、成長の課程でそんな言葉を言われてきたのかもしれない。

そして、いつの間にかそれを自分にも言うようになってきた。



でもさ、でもさ〜

生きているんだもん、感じているはずでしょ。

心は色々揺らいでいるはずでしょ。

それが、生きているってことなんだよ〜。

(と青春ドラマのように叫びたくなる)




どんな感情も大切にしていくと、生きるエネルギーが蘇ってくる



怒ってもいいし

不満に思ってもいいし

嫌って思ってもいい。


逆に

大喜びしてもいいし

幸せを感じまくって

浮かれてていてもいい。



どんな感情もあってもいいと◯をつけて。

自分が今ここで感じているものを自分だけは大事にする。


こうやって、感じていることを大切にしていくうちに、

どんどん自分との繋がりが戻ってくるのです。




そして、最終的にどんな状態になるのか?

というと、

「私は大丈夫!」

と心から思えるようになるのです。

(今日、S さんは、まさにこの言葉を最高の笑顔で言っていました。)



自分の感情をジャッジするのはやめる。全部◯にする。



自分との繋がりを取り戻すためには、

感情の蓋を弛めること。

どんな感情が出てきても一旦受け止めること。



そして、

悲しかったよね

イヤだったよね

怖かったよね

など寄り添ってみる。



その時、自分がどんな感覚でいるのか。

ぜひ感じてみてくださいね。




結局、◯な人生って、自分にとっての◯が何か分かっていないと創れないから。

すべて◯な人生を創造するためにも、

まずは、感じていることをジャッジなく受け止めてみることからはじめてみませんか?



時には

「ムカつく〜」

とか

「ほんとイヤ!」

とか

1人の時間(もしくは信頼できる人との時間)では、外に出してみてください。


お風呂とかで叫んだり、泣いたりしてもいいかもしれません。


色々感じて、試して、また感じてみてくださいね。


いい人になるより、自分自身になる。


を目指しましょうね。

では、また!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?