オースタムのヒロユキさん

栃木県宇都宮市の小さな工務店の2代目です。 居住環境に注力しながら、やさしめのデザイン…

オースタムのヒロユキさん

栃木県宇都宮市の小さな工務店の2代目です。 居住環境に注力しながら、やさしめのデザインの家づくりをしています。 気密・断熱・湿度・換気・耐震などから、建築会社選択のポイントを中心に私的な意見をゆるゆる書いています。

最近の記事

現場でも打合せしようぜ!!

先週の見学会には、ご来場ありがとうございました。 あまりにも陽気が良く、エアコンなんて使わなかったけど、窓を閉め切ってたら温湿度にはっきりと差がでて、ちゃんと体感見学会として機能できました。 見学会の合間時間には、オーナー様にもお越し頂き、現場で電気関連の打合せも。 という事で、今日は現場での打合せについて書きますね。 現場での打合せは、建築会社の体制によって回数の差があります。 設計~着工までの内容がアバウトな昔ながらの工務店などの場合、工事中に現場に足を運んであ

    • 家づくりは夫婦お互いの価値観をアップデートする機会。

      今年はちょっと雨が多いですが、概ねこの時期は気候がイイですね。 GWの休暇はじっくりとれましたか? 私はキャンプにいそしみましたが、自宅に戻ってからも、エアコン使わずに窓を開けて、温度・湿度ともに丁度いい風を取り込んでいます。 近年、夏が長くなっているので、春・秋という気持ちのいい中間期が少なくなってしまっていますね。 どんどん住まいにシェルターとしての性能が必要になってきています。 さて、そんな住まいを計画するにあたり、「大事にしたいことは?」とご相談者様にお聞き

      • 照明選択の今の流れがちょっと気になる!?

        5月に入って日が伸びてきた感が強くなってきましたね。 この時期は太陽高度が高すぎないので、軒の出がある程度ある住宅でも、家の中に日差しが入りやすいので、日中家の中が明るく感じますね。 家の中の明るさって、暮らしにとても大事な要素です。(当たり前) でも実は、当たり前とされているものが、本当に当たり前なのか、考える必要があります。 今日は、照明について、最近気になっている2点について話してみようと思います。 まずは、一つ目として、照明計画について。 近年、照明器具が

        • レンジフードなんて必要ない!?

          息子が小学3年生になりました。 楽しみにしていた「理科」がはじまり、知識の幅がぐっと広がりました。 息子から「これ知ってる?」と聞かれる質問、けっこうギリギリです。 さて、工務店のお仕事においても、近年お客様のお問い合わせいただくお客様のレベルが非常に高くなっています。 先日頂いた質問。 「レンジフードって、付けない方がいいって聞きました。どう思います?」 断熱とか、気密とか、耐震とか飛び越えて、局所換気までご相談いただく時代になりましたか。 という事で、今回は

        現場でも打合せしようぜ!!

          「建ててる途中なのにTシャツの家?」体感構造見学会

          HEAT20G2、C値0.5以下、耐震等級3。 最近、当たり前に皆さんが希望している3大性能。 すべて兼ね備えている物件の建ててる途中、見たことありますか? 意外と少ない構造見学会。 でも、そこには工務店の家づくりが詰まっています。 詳しく話を聞くと、「ナゼその性能なのか?」が分かるかも。 完成見学会で体感する前にその秘密を是非、知っておいてくださいね。 今回は、Tシャツの家 FAS仕様。 ファース工法を知ってる人も、知らない人も寄っといで~。 仕様 屋根

          「建ててる途中なのにTシャツの家?」体感構造見学会

          10年点検、思うのは機器類はシンプルに。

          4月に入って、HEAT20 G1レベルの私の自宅でも、エアコン不要な日が増えてきました。 今日も日射取得万歳で、室内ポカポカ。 私の自宅も築10年を迎えました。 お客様宅と同じように、10年点検を行います。 10年点検に際しては、2年、5年、7年同様に、外装、内装、水回り、建具などチェックリストに沿って確認します。 加えて、職人に屋根に登ってもらい、屋根、樋(とい)など上からしか見られない箇所を点検します。 特に周囲に林や高い樹木がある場合、落ち葉で樋が詰まってし

          10年点検、思うのは機器類はシンプルに。

          暖かい家とお洒落着。

          コートがいらない程に暖かい日が増えてきましたね。 でも、不安定な天気も多く、入学式など思い出イベントに影響が出ない事を祈るばかりです。 寒暖の差もまだまだあるので、気を抜けません。 暖冬暖冬言っていましたが、雪が降りまくったりと、気候が極端になってきていますよね。 何にしても、冬は寒いし、夏は暑い。 家の温熱環境はより大事になります。 しかしながら、暖かい住まいはオシャレさんにとっては、悩みどころもありあります。 以前、住宅のご相談をいただいたS様は、洋品店を営

          暖かい家とお洒落着。

          [オーナーズハウス見学会]築1年のオーナー様に学ぶ、見学会 in 高根沢町

          【ご確認ください】  ※本見学会は、オースタムの見学会に1度以上ご参加いただいた事があるお客様限定の見学会となります。 前回、ご好評を頂いた、実際にオーナー様が実際に暮らしている住まいを見せてもらっちゃおうな見学会。 早速、2024年の第2段が決定いたしました。 今回見せて頂けるのは、築1年の『Box Of Diversity』。 43坪のゆったりとしたお住まいは、 ご夫婦と柴犬くん、そしてアカアシリクガメさんと、3種族が一同に暮らす平屋。 お引渡しから丸1年が

          [オーナーズハウス見学会]築1年のオーナー様に学ぶ、見学会 in 高根沢町

          2024年3月の今、住宅の断熱レベルをどう見るか?

          3月も後半に入り、寒い日と、例年よりも暖かい、否、日差しが暑いくらいの日が混じってきて、なんだか気象の異常を感じずにはいられない毎日ですね。 ここ十年で、住宅の断熱性に意識が向くのと並行して、極端な気温、気象が増えてきました。 住宅性能の重要性を年々より強く感じます。 そんなご時世の中、未だ日本の住宅には断熱における最低限の縛りもありません。 現状としては、請負契約時に省エネ性能の必要性と効果と「省エネ基準」(=断熱等級4)という名の目安数値(法的縛りなし)への適否を

          2024年3月の今、住宅の断熱レベルをどう見るか?

          猫さんと暮らす家づくりって、とっても幸せ。

          自宅リフォームもひと段落して、大工さんのでは入りが無くなりました。 約2週間工事が続き、愛猫のししゃもさんもお疲れのご様子。 やっと、落ち着いてお昼寝できる日々がもどってきて、落ち着きを取り戻してくれました。 近年、オースタムに新築のご相談を頂くクライアント様で、「新築後、猫さんを迎えたい。」「今一緒に暮らしている猫さんとより快適に暮らしたい。」という割合がとても増えたことに驚きます。 現在工事を進めている物件は、「迎える派」。 プランニングを進めさせて頂いているご

          猫さんと暮らす家づくりって、とっても幸せ。

          実は...自宅をリフォームしています。

          3月に入ってまた雪。 毎年、宇都宮では3月に入って1回は雪が降るので、スタッドレスからノーマルへの交換をぐっとこらえて正解でした。 暖冬暖冬言いながら、ここへ来て本格的な真冬気温、住宅の快適性が試される時期です。 この寒い時期に、実は自宅をリフォームしています。 私が家を新築して10年が過ぎました。 当初、お客様にご提案していた仕様で家づくりをしました。 しかしその後、ヨーロッパの住宅建築状況を現地で学ばせてもらう機会があったり、世情が変わったりと、自身の経験値、

          実は...自宅をリフォームしています。

          禁止しちゃうのが一番ラク。でもそれだけでいのか考えされられた時間。

          今日は徒然なるままに、現場で思ったことを。 家づくりの参考になる話じゃないので、読み飛ばして頂いて全然OK。 先日、オーナー様宅の補修工事立会いに伺いました。 某水回りメーカーのメンテナンススタッフに来てもらっての修理。 内容的には、小一時間で終わる想定でいたですが、思ったよりも時間がかかっていたので、作業のジャマにならない程度に声をかけてみると、 「会社の指示で、カッターを使えなくて・・・」 今回の補修にあたっては、既存のコーキングを取り除く必要がある。 この

          禁止しちゃうのが一番ラク。でもそれだけでいのか考えされられた時間。

          自分の家を作る人の顔がわかるって大事だと思いません?

          2月なのに最高気温18度。 暖冬にも程がありますよね。 かと思ったら、翌日は雪。 極端すぎてヤバいですね。 体調崩さないようにしましょうね。 さて、そんな気温の上下のなか、先日B様邸の着工研修会を行いました。 私のブログを読み続けてくださっている方は、「またその話?」と思うかもしれませんが、大事なことなので、数年に1度リバイバルで書き続けています。 さて初めて着工研修会という文字を読んだ皆様、いらっしゃいませ。 家づくりにおいて、性能やデザインはとっても大事で

          自分の家を作る人の顔がわかるって大事だと思いません?

          何を外注している会社か調べるのって面白い。

          住宅建築の業界内で、一時期、「営業を外注化した方がイイ。」なんて風潮がありました。 自社内に「営業マン」を在籍させて、なんとかお客様に提案できるように育てるよりも、営業のプロに委託して自社の強みを伝えてもらった方が、お客様に響く。 当時、「面白いこと考える人がいるなぁ。うちには合わないけど。。。」と一蹴してしまって数年。 この方法は、ほとんど耳にしなくなりました。 この営業外注方式が思ったほどに広がらなかったのは、コストの問題なのか、人材の問題なのか、はたまた業界とし

          何を外注している会社か調べるのって面白い。

          2月23日 わたしのTシャツの家 「冬の体感」見学会(事前予約制)開催

          意外と人間は、忘れっぽいもので、毎年この季節になってくると、 「あれ?冬ってこんなに寒いんだっけ?」 って、思いがちですよね。 今年がいくら暖冬だからと言っても、家づくりを考えるなら、まずは冬です。 冬の体感なくして、はじまりません。 だって、栃木県はヒートショックリスク ワーストワン。 暮らしを変えるなら、家づくりのタイミングが最適です。 という事で、わたしのTシャツの家 OPEN HOUSE 開催します。 築10年のオースタム社長の自宅を実際に体感見学して

          2月23日 わたしのTシャツの家 「冬の体感」見学会(事前予約制)開催

          エアコンの設置方法が気になってる人、多いみたい。

          先日の大雪、どこまで降るのかヒヤヒヤものでしたね。 オースタムの事務所は坂の上なので、身動き取れない車両があったりで、迂回を余儀なくされました。 暖冬だからって甘く見てはいけませんね。 それでも一気に冷え込むと、住まいの暖かさの重要性、感じちゃいます。 外が大雪でも薄着でいられる家、ストーブやコタツから動けない家、エアコン室内機が扇風機状態の家。 色んな暮らし方はありますが、やっぱり冬は暖かいに越したことはないです。 さて、久々にここ数か月のブログのアクセス数を覗

          エアコンの設置方法が気になってる人、多いみたい。