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手術前の試練

4/11、初めて入院することになりました。
午前中は、各手続きを行い、午後は手術説明。
ドクターがわかりやすく何度も教えてくださり、自分の膝の事を理解する事が出来ました。
設備も整っており清潔で、院内食もおいしく、手術前夜を落ち着いて過ごすことが出来ました。

とはいえ、やはり、初めての手術でしたので、少しだけ緊張に似たような感情がありました。
ただ、起こりうるケースを全て想定し、「俺はサムライだ」、「俺ならどんな手術結果でも大丈夫だ」と自分に言い聞かせることで、腹を据えることが出来ました。

しかし、翌朝、サムライ上井の覚悟は打ち砕かれることになります。

「浣腸しま〜す!」

浣腸されてそれで終わりと踏んでいた私にとって、この一言がこんなにも恐ろしい出来事の始まりだとは知る由もありませんでした。

浣腸からおよそ30秒後、「ギュルギュルギュルギュルー!!!!!」お腹が猛烈な悲鳴を上げだしました。
すかさず、私は、看護師さんにお腹がおかしくなりましたうんこ漏れそうです。と懸命に伝えました。
そう、凄まじい下痢の症状が襲ってきたのです。

看護師さんは、そのまま3分〜5分くらい我慢してからだしてくださーい。と無情の指示。

ここから、私と便意のデットヒートが始まりました。
私は、まず、お尻の筋肉を使い、肛門をシャットアウト。そして、いつでもヘブン(トイレ)へ駆け込める様、足を閉じてもじもじしながら、周辺を行き来して、ポイントを取りながらの判定勝ちを目指しました。

便意のワンツーやストレートは凄まじく、コンビネーションを駆使しながら私の急所を攻めてきました。
私も負けじとガードを固め、サムライとしての意地でクロスカウンター。
壮絶な応酬が繰り広げられ、残り3秒となった瞬間、私はトイレへ駆け込み、猛烈な便意を抑えながら、事なきを得る為に準備をし、放出しました。

勝っ、勝った。。。。。。。。。。

私はすべての力を振り絞り、この戦いに勝ったんだ。
なんとも言えない達成感に満ちていました。


こうして、便意との死闘を制した私は、手術へ向かったのです。


※ズボンを上げたときに、少しつめたかったのはここだけの話です。やはり、少しフライングしてしまっていたようです。
つ、つまり、勝敗は………


ドローですね(笑)


最後まで読んだいただき、ありがとうございます!