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やっと完了:家賃支援給付金の申請

経済産業省の「中小企業・個人事業者のための家賃支援給付金」を申請して、審査を通りました。8月から準備を始めて申請するまで約2か月。そこから3回の修正再提出を経て、本日完了いたしました。

長かったですー!東京都品川区にあるSHIPというシェアオフィスに登記と事務所機能をもっているのですが(以降、うちと呼ぶ)、少々特殊な家賃形式であったため、かなりのパワーを費やしました。前半の準備に時間がかかったのはうちの個別理由なので割愛しますが、うちと同じ場所で契約しているかたは1か月は見といてくださいね。

ほんと、途中で投げ出したくなりましたが、同僚から「社会のために経験すべし」という最大の励ましをもらい、無事に完遂しました。できる限り、ここまでのポイントをまとめて共有しますので、参考になるようでしたら💛マークをお願いします。

ポイント1 契約書がなくてもOK

契約書があれば簡単な話でしたが、うちが入っている場所は月極シェアオフィスでして、契約書がありません。しかし、契約書がない場合でも家賃支援の対象です。契約書の代わりに賃貸借契約等証明書が必要です。2通りありまして、契約書等の期間に2020年3月31日又は申請日が含まれていない場合は様式5-3を、契約書等が存在しない場合は様式5-4を提出しなければなりません。うちの場合は、最初、様式5-4で準備していたのですが、どうやらそれで審査を通ったのは8月までだったようで、9月以降は様式5-3が必要という判断に変わっていました。いろいろトライしましたが、最終的には、様式5-3に代わるものとして、2019年4月1日~2020年3月31日までの期間に支払った家賃の明細(振り込み明細や引き落とし通知など)を提出してOKとなりました。
また、契約書がない場合には、覚書などで貸主が署名するですが、これが様式5-4です。貸主の署名でないといけないので、管理会社ではありません。うちは品川区がオーナーですので、品川区長の署名が必要になりました。ボーゼン。。。区長は何枚署名したのでしょうね。気の毒です。

ポイント2 前年度売上は年間すべての月別が必要

支援の対象となる条件はいくつかあるのですが、コロナの影響で売上が昨年度より著しく下がっていることの証明が必要です。証明には2通りあります。(2020年5月~12月の期間内)
① いずれか1か月の売上が前年同月の50%以上減
② 連続する3か月の売上合計が前年同期間の売上合計より30%以上減

うちは①②どちらでも出せたのですが(残念ながら大幅減少)、今回は①で申請することにしました。昨年度5月と今年度5月の売上がわかる書類を出したのですが、「売上証明の添付ファイルがない」と却下されました。間違いなく添付していたのですが、何度かやり直して、スクリーンショットも残して再提出したところ、3回目のやりとりでわかったのは、①の条件であっても前年度すべての月の売上証明が必要だったのです。具体的には損益計算書を出したのですが、月別推移を昨年の1月~12月(うちは12月が決算なので)を出してOKとなりました。申請に必要な書類を読んでも、年間すべて必要だとは書かれていません。めちゃくちゃトリッキーでした。

ポイント3 NPOの申請は一般として出してもよい

終わってからわかったことなのですが、NPO法人など非営利団体の場合はこちら、とあるので、辿って行って申請しました。しかし、確定申告しているなどの諸条件が整えば、一般法人として手続きできます。こちらの方が簡単だったと思います。(なにもやってないので推測です)

背景1 早くに申請した事例は参考にできない

8月までに申請した人らは比較的スムーズに審査承認されたようですが、ご存知のとおり、不正申請や詐欺行為が発覚したことで審査方法に変化があったようです。厳格にチェックする意図なのでしょうが、実際はよくわからない指示(提出物の変更や複数証明書の提出など)が出るようになったと思われます。なんでも早く出すに限る、ってことですね。

背景2 受付窓口はあなたの書類を参照できない

個人情報だからでしょうか、相談窓口(電話)のひとたちはシステムを使ってるカチカチ音は聞こえるものの、そして番号検索して本人確認はするものの、こちらが提出した資料のほとんどが参照できないようです。どこが不正なのか聞いても、電話口の担当者には判断できないどころか、審査方法も何も知らされていません。もちろんこれらの処理は経産省の人たちではありません。入札情報によると、この案件はリクルートまとめで、審査はデロイトトーマツ、電話応対はベルシステム24のようです。

背景3 あきらめないで

だめですとか、とりあえず出してみてくださいとか言われて、納得できず怒り狂ったり、感情に任せて電話口で吠えたり、費やした時間を棒に振って諦めるのは、最後の最後の最後にしましょう。正しい申請者は報われるシステムになっているはずです。経産省の人たちは頭もよくて心根もいい人たちだと信じて冷静になりましょう。

所感

できる限り結論部分を書きましたが、この結果にたどり着くまで時間がかかりました。11月下旬には、1日に6時間以上もこの件にかかりっきりでした。そのうち電話の通話時間(お待たせ時間を含む)が160分の時もありました。窓口のかたは親切かつ丁寧でしたが、わからないことが多すぎるのと、マニュアルがいけてないのか、疑問だらけの返答が続きました。根気強く上位職のかたを出していただきながら、4つくらい登って行ってお話しできました。こんな交渉されて、嫌な気持ちだったと思いますし、できればしたくなかったのですが、うちの他の契約者がたくさんいらっしゃるので、ファーストペンギンとして捨て身の交渉をいたしました。

これから東京都の家賃支援を申請します。スムーズにいきますように。。。

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