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オンラインオンリーイベントお疲れ様でした&ありがとうございました!!!

もうかれこれ2週間は経ったのですが、去る6月24日(土)、25日(日)、オンラインイベントサービスピクトスクエア内
ジュヴナイル伝奇シリーズオンリーイベント「黄昏刻に龍ぞ棲む4」が、無事終了いたしました!!
ご参加いただきました皆様、大変どうもありがとうございました!!!!!!!!

オンリーイベント後ちょっとしばらく多忙だったためあれから時間も経ってしまいましたが、あの時のイベントを少しずつ振り返っていきたいと思います!
(なお、すみません…過去最多2万9千文字を超えているのと、
イベント会場が8エリアあった上に画像をバシバシ入れており、重いかもしれません…!すみません!読めるところだけ読んでいってください!><)


激動の2日間、大変お疲れ様でした!!


黄昏刻に龍ぞ棲む4 にご参加いただきました皆様、本当にお疲れ様でした!!
今回は初の二日間通し開催でしたが、
二日間とも遊びに来てくださった方もそうですし、各サークルの方々にも今回は様々ご協力いただきました。
この場をお借りし御礼申し上げます!!!


今回はこのイベントの前の週…
17日(土)にもオフライン(リアル)イベントを開催しており、そこと合わせて実質約2週間がかりのイベント開催となっておりました!
おおおおおおお!!???
オンオフダブル開催は初めての試みでしたが、なんとか無事終了しました…!嬉しい…!!

なお、新宿で開催したオフラインイベントの様子はこちらから!⇩
オフラインオンリーイベントお疲れ様でした!!!!!!!|黄昏刻に龍ぞ棲む (note.com)

今回その時新宿のオフイベントにご参加くださった全サークルさんが、
そのまま一週間後のオンラインのイベントの方にもご参加くださる事になり、
中には(一般参加の方も含めて)オンラインイベントが初めて!という方もおられました。
「えっ!そっか!まだオンラインイベントの方を末体験の人がいるのか…!」と、新鮮な気持ちになりました。
けっこうコロナ禍で昨今オンラインイベントも盛んになり、サービス的にもヲタク界隈には行き届いたと勝手に思っておりました…!そうなんですね〜!

ちなみに今回オン・オフどっちのイベントもやってみて、リアルイベントは初めて!という人と、
オンラインイベントが初めて!という人が両方いました!
いずれでも当オンリーが初だったという方は大変ありがたい事ですね!

あとあれですね、新宿でリアル世界で遭ったばかりのメンツ(戦士)が路上での別れ際に、
今度はバーチャルの戦場でよろしくな!!!!と言って解散してった感じだったので、大変アツうございました!^^(激動の6月…!)


オンラインイベントについて

ところで、この黄昏刻に龍ぞ棲むというイベントは
ジュヴナイル伝奇シリーズ全般扱う二次創作オンリーイベントとして2年前の1月からスタートしましたが、
ちょっと普通のピクスクオンラインイベントとかなり違う部分が時折あるので、
今回の6月24日・25日のオンラインイベントを振り返りつつ、
今までの第1回~4回までも含めて主催者目線で振り返って分析などもしていけたらなと思っています。

話の内容的に今回のイベントの話から寄り道したりすると思うので…まず当日のレポートや熱気を見たい!と言う方はTwitterの、
#黄昏刻に龍ぞ棲む4
#黄昏龍4いま何が起きてる


この辺のハッシュタグもオススメです!
参加者の皆さんがかなり詳しく実況してくださっていて、ぜひ検索してみてください。読んでかなり面白かっあです!
(当日レポートとか写真とか感想あげてくださった皆さんどうもありがとうございました!!)


今回の一般参加の皆様について(まとめ)


まず、オンラインイベントが終わって2日〜3日経つと、ピクスクさんから各オンリー主催者宛に「今回のイベントはこんな感じでしたよ~」という集計結果が自動配信メールで届くようになっておりまして…!
まずそちらから見ていきます。

※参加者の皆さんのお名前が各所にバンバン出てきますので、名前出さないで!恥ずかしい!!と言う人はすぐ修正いたしますのでどうぞお早めにお知らせください;

では、さっそく今回のイベントの集計結果を発表します!
それによりますと…今回はこんな感じでした!!!!!↓↓↓

おおお~!?

これ、主催者は一般参加者にはカウントされてないらしく…主催者を来場者に入れたらなんとピッタリ200人!!!おおおお!!!
8888888888888888!!!!
初の200人ーーー!!

じつはですね、ちょっとずつですが毎年来場者数って増えておりまして…!
2年前の2021年の黄昏龍第2回(初めてのピクスク開催時)が、2日間平均160人、そして去年の第三回が最高170人だったので、
今回は通し開催でもって、200人達成しました!ありがとうございます〜〜!

旬のジャンルじゃない…どころか…全体のシリーズとしては25年、最後に新作(リメイク)が出たのは3年前というジャンルであろうのにこれだけの方が遊びにいらっしゃるとは…
なかなかすごい事なんじゃないでしょうか!?!?

今回はどういった参加者がいらっしゃったのか
何となくログを見てみたのですが、中には遠く韓国から海を越えて参戦していらっしゃってたり、
「あれ?普段は見かけない名前の人だな…」とか、けっこう別のジャンルの人も普通にいっぱいご来場されてたみたいです。
確かにゲームの25年もあるジャンルですし、今は別ジャンルにいる人もいたりするかもしれないですよね。
(もしくは本当に別ジャンルなのにフラッと足を踏み入れてしまった人…)
なんだろ…
普段見かけない謎の入場者たちよ…
よく知らないが…
ありがとう…^^(ニコッ)※カオスな会場へようこそ…!

ちなみに参加者ログでは、
開幕ダッシュ時に誰が一番早く入場したか速報タイムと共に名前が出てくるのですが、
今回一般参加者で一番早かった栄光の7人…
開幕・神セブンはこちらです!!↓

(上から一番乗り順↓)
たまこ 様
時任 様
ももはま 様
にえにえ 様
芹山 様
713様
ことひ様

以上です!おめでとうございますぅ~~!!(※幽撃隊コンビニ店長の声で)
8888888888888888888!!!
こちらの7名の皆様は12時ちょうどの開場にいち早く並び、
ほぼオンタイム入場された前のめりで駆けていった楽しむ気マンマンの猛者たちです!!!!
事前にめっちゃサークル情報とかチェックして楽しみにしてくださってたんでしょうね~!
もちろんそういった方はここには書ききれないぐらいいっぱおられるのでしょうが、
いずれにしても皆さまの楽しみな気持ち、ありがたいですね~!
(ちなみに主催も数分遅れて入ったところ、ほしかった葉佩君グッズは既に完売しておりました…^p^;;血涙…う、うおお瞬殺じゃん)

いやぁそれにしても1年前・2年前と比べたら、
ジャンル的に創作に携わる人の数は大分落ち着いてきたのかなーと思いきや、この開幕ダッシュを見るといつも熱気や興奮はまだ冷めやらず…!!ですね!


サークル参加者の全般の傾向

さて、今度はサークル参加者側についての話なのですが、
これも主催者目線でいくと、
去年・一昨年の参加サークル数35前後あったのが今回26サークルになっているので、
数としては(九龍や魔人の創作を描いたり読んだりを)アクティブに継続をしている人の割合は全体で減っているかもしれないなー…という事は少し感じるものの、

今回、特に特定のカップリングが多い一極集中申し込みがなかったなという事は感じました。

どういう事かと言うと、これまでのジュヴナイルオンリーイベントはどうしても2020年6月にリメイク版の九龍が出た直後のことで、
あのゲームの結末(主に皆守※)の興奮冷めやらぬまま「皆守許すまじ!」というパッションの二次創作が数多く生まれて、
サークル参加者の内容としても「主人公×皆守」が数として一大勢力として大きくて、
その次に「皆守×主人公」の組み合わせの申し込みが多く、
イベントの半分ぐらいはこの二人のカップリングのサークルで占められていた…と言っても過言ではなかったのですが、

ゲーム発売から3年くらい経つと、有識者いわく
3年も経てば皆守に対するそれぞれの怒りが一旦クールダウンして落ち着いてきた時期なのではないか」という事らしく、
割と創作内容も皆守に対する怒りやら悲しみから、おだやかな創作物が揃う時期に入ったんだそうです。(←へぇ…!)
確かに…今回のイベントでも申し込み数は、主皆4サークル、皆主3サークル、
二人を扱っているけど左右不定かもしれないサークルが3サークル、
という感じでした。うーんなるほど!
えっと…ちなみに皆さんの出した新刊…穏やかでしたか!?!?^^;)

その他のサークルに目を向けると
九龍だと皆守&主人公以外のカップリングが4~6サークル、
魔人関連では壬生主が3サークル、他カプ他キャラ3サークル、
幽撃隊メインが1サークル…という感じでした。
↑気がついたら壬生主が九龍の1カプと並ぶぐらい増えてますね!

あと昨年、周年記念で盛り上がった外法帖を扱っているサークルさん達が昨年に引き続きそのままお申込みされたので、これらは総勢5サークルぐらいおられました。
毎回変動はあれども、だんだんサークル参加傾向がけっこう多様化してバラけているなぁ…という象徴的な回になりました!
どんどんジュヴナイル伝奇シリーズごった煮イベントって感じがしてきますね~!

なお、今回が開催4回目ですが、サークル参加者で毎回よくお見かけするなーという方を勝手に何人か挙げさせていただきます!

れんげさん、maruさん、水上さん、uzamさん、のきさん、鳩七郎さん、
Aプスさん、柳絹さん…(あと今回はおられなかったですが、やぎこさん、ロビさん)
この辺りが良く出てくださってる方々だなー…と感じます。ありがとうございます!
※漏れがあったらすみません!

もちろん中には1回だけは出ました!という方、去年は休んだけど今年は出た!と復帰された方も色々おられ…
とにかくご参加くださる皆様にそれぞれ感謝申し上げます…!
ちなみに主催者は…当たり前ですが皆勤賞です!!^^;;(※いないと…;)
いやぁ既刊1冊で出続けていいイベントで助かってます…!


今回のイベント準備について


ここからはしばらくイベント前の準備段階…
主催者の舞台裏が中心になります。
けっこう話もまた長くなると思うので、もし当日の話だけ見たい方はガーッと下まで飛ばして先へお進みください!

主催の準備期間

さて、準備期間の話からしていきます。
今回はオンラインイベントの方はTwitterでちょいちょいと告知はしていたのですが、
1週間前のオフラインのオンリーイベントにかかりきりだった関係で、
サークル締め切りも6日前の日曜日まで受け付けで
あとは結構直前までオンラインイベントの方は手つかず状態のまま、放置されていました。(アカン!!)

もちろんお申し込みがある度に広報アカウントで御礼申し上げ、宣伝はその都度しておりました!
お問い合わせもあれば対応するのですが、
今回は皆さんかなり申し込みに手慣れてらっしゃったので、不備もほぼほぼ無かったですし、〇〇はどうしたらいいですか?というお問い合わせも無く…!
(事前に聞かれそうな事も先に細かく書いたりしたので…) 

いやぁ、これもこれまで継続開催できているおかげですね。こういう感じにだんだんお互いにスムーズに進んでく感じ…
いやぁありがたかったです…!

そして土曜日にオフラインイベント、
日曜の夜にオンラインサークル募集を締め切って、
月曜日は月曜日でオフラインイベントも後片付けなどもやったので…
実質的な準備は…
火曜日からでした!!!(イベント本番・4日前!!

たぶん普通のイベントはもう少し前から準備をやるのですが、
一応このオンリーは50サークルとか100サークル集まるような大所帯ジャンルではないので、
いつもギリギリまでサークル募集して、サークル配置図も一日か二日で決めたりしております…。

ただ、このサークル配置の時間は実は非常に大事な時間でして…!

ただ配置しているだけじゃなく、この時にけっこう色々な企画やら背後のストーリーや考えたりしています。
そこらへんの事を今回書きたいと思います。


サークル配置と会場について

このオンリーイベントは
当日会場全体でストーリーが動き出すという壮大な仕掛けを施す事が多く、

当日の広報Twitterより↑

まず主催者はピクスクは会場設定のMAPというところから、会場の背景をいじる事ができるので、これを全ての時間帯でその都度常に差し替えを行っています。

これが管理画面

つまり朝から晩までずーっと主催者がパソコンの前に座って
延々と会場の背景を10分ごとに、新しく描き加えた背景に差し替え更新し続けて、
大きな紙芝居をやっていくという訳です。

背景は、事前に描き溜めた背景を時間が来たら更新するスタイルではなく、
その場で描いてできたものを更新するリアルタイム形式なので、
基本的に14時間くらいパソコンで描きっぱなし&台詞打ち込み、Twitterで広報して…という2日間を過ごします。
人間がエレベーターを動かすみたいな事をやってるわけですね…!
自分が言うのもなんですが、非常に過酷で、非人道的なイベントです!!(笑)

ただ、2日がかりで会場全体を手動で動かし続ける事によって
会場と参加者が一体となって1つのストーリーが少しずつ展開され、
最終日のイベントの終わり頃にドット絵などで描かれた原作ゲームの中ボス・ラスボスなんかが出てきて、
それを来場者でレイドバトルしてそれを倒してクライマックスを迎えて終わる…という
実は同人誌即売会でありながら、イベント参加者=ゲームのプレイヤーに見立てているイベントでもある訳です。

そういった企画は2年前の8月から突如やり始めたんですが…
まだ過去の様子は見た事がないという方はこちらからどうぞ
↓↓
ピクスクTRPG解題編・そして…?|黄昏刻に龍ぞ棲む (note.com)
魔人×九龍×クトゥルフ神話企画の舞台裏|黄昏刻に龍ぞ棲む (note.com)

毎回、普通に関連作のネタバレが出てくる(剣風・外法・幽撃隊)ので、九龍以外の関連作に手を出してない方には
「はやくゲームやってネタバレ先に踏んでくださーい!!」」と極力呼びかけるようにし、なるべく先行プレイしてもらっています。
(実際にプレイしてくださった方ありがとうございます!)

それに関連作の内容が分かれば
会場にあるジュヴナイル伝奇シリーズの知らない二次作品の事もより理解が深まりますし、原作ゲームの重層的なつながりがわかったり、より多くの方と交流できるようになりますので、
後日実際にプレイしたよ!という方を見ると、おおおおー!とジャンル内で活気づいたりしてますね。

さて、サークル配置の話に戻りますが、
一応そのイベントごとの企画や、始まりから終わりまでの全体のストーリー構成…
ゲーム本編を参考にしつつ、
関連作品からあちこちネタを引っ張ってきて、それらをピクスク会場のドット絵の世界に落とし込むプロットの骨子の部分を…全部このサークル配置の時点で一緒に考えます。

先に申し込みを締め切ったサークル参加者の情報(取り扱いカップリング・頒布物など)を一人ずつ読んで確認し、ざっくりとグループ分けしていきます。
ちょっと画面暗いうえに殴り書きですが、こんな感じで毎回メモをします。(参加者の名前…敬称略で申し訳ありません!)

 とりあえず自分の手で全員の名前と
メインのものを書きます。
(書くと頭に入ってきます。) 
グループ分けします。
この時は会場を複数に分けることを考えたので
どんな会場名がいいか、
そこに配置されるのはどんなグループがいいか
合わせて考えます。
(壬生=柴又とか)
 次にピクスク会場の番号確認。
「あ」とか「え」とか、数字の4や5は、
会場配置の列のナンバリング。
サークルの活動内容と照らし合わせて
これとこれはくっつけて配置しても良いカプだけど、
これとこれは離してたほうが良い
とか、あれば気をつけて配置します。
あとサークルが配置されたあとの
会場の導線、
そのサークルの活動内容に近い背景、建造物も
会場編集画面を見ながらメモしていきます。
次に初日から二日目で
描きたいストーリーの流れを整理します。
このメモ段階では、主人公が力に目覚め、
さらにヒロインと、マリィ・クレアちゃんの
苦悩と成長を組み込もうとして
大田区第13ラボのマップを作ろうとしていたようです…
(ヒロインが×××な際どい恰好にさせられちゃう場面のやつ…)
↑さすがにそんなものは作れん…とボツになりました…^^;
あと、九龍しかやったことない人でも
シリーズの事がよくわかるように、
新聞部のアンコちゃんを
ナビゲーターにしようかという案もありました。

今回25周年を迎えるPSソフト東京魔人學園剣風帖(現在はゲームアーカイブスにてDLできる※)
の本編のストーリー展開になぞらえ、
1日目をディスク1(鬼道編)、2日目をディスク2をそれぞれイベント全体に当てはめようと思っていました。

鬼道編
柳生編…

↑この辺のバナーはイベント3日前にバーッと作りました(⁠^⁠^⁠;)この人たちの事はプレイしたらわかりますよ〜!

最終的なサークル配置

とりあえずサークルは大体6,7グループに分ける事ができたので、
そのまま8つの会場に分ける事にしました。
今回の最終的なサークル配置は以下の通りです!

贅沢に8会場に!

 今回のイベントで、目玉となる会場…一日目のメイン会場はたぶん
間違いなく九龍の、主皆・主人公攻めの置かれている代々木会場だと思いました。

このエリアに置かれる方々の当日の発行物の中には、新規アンソロジーが2種類発行されるという情報が早くから出ていたので、
非常に多くの方が開始直後から詰めかける会場だと予想されました。
もし何かゲームのストーリーが展開されるとしたら、ネタバレの少ない剣風帖序盤のストーリーで展開されるようにしようと思いました。

また、新宿はジュヴナイル伝奇シリーズを象徴する地名なので、
なるべく多くの人が出入りしやすい九龍オールジャンルで配置を、
皆主サークルさんの置かれた会場は最後までどういう展開になるか不確定だったのですが、
2年前のオンリーイベントで使用した芝プールをもう1度再現させていただくことにしました。
(同じく本部席のある王子も、前回と同じものを使用)
↑とにかく準備期間が数日しかない中だと前回作ったり遺産が頼り!いやぁ遺産ありがたいですねぇ…!^^;

あとの地名…等々力渓谷、雑司ヶ谷、帝釈天、寛永寺も剣風帖のゲーム中盤・終盤に実際登場する地名ですか、
なるべく既にネタバレを通過しているであろう魔人シリーズ取り扱いのサークルで固める事にしました。
(買いに来る人もネタバレを当然踏んでいる筈だろう、と…!!)


突然取材に行った

サークル配置が終わり、twitterに告知が済みますと、いよいよ背景づくりに取り掛かります。
ピクスク会場のデコレーション部分ですね。
ただ、マップは作る予定だけあってもまだ何もやっていない状態で、
実際には行った事無い土地まで用意せねばならず、どうやって大きな会場のマップを再現すればいいのかはまっったくわからず、

とりあえず急に思い立って水曜日と木曜日にそれぞれ現地取材にバーーッと行ってきました。(オイ)

昼下がりの雑司ヶ谷霊園
(若い女性がよく歩いているらしい…
夏目漱石と泉鏡花のお墓があるので
文アル・文ストジャンルの人でしょうか)
寛永寺(ウワーッ)

何で出かけるのかというと、オンラインイベントのマップを作る時に
魔人のパーフェクトガイド・オフィシャルガイドなんかも見ながらマップを再現しようとガン見すれども、
ゲームや本では戦闘マップの周りまではどうなっているか分からないんですよね…!(泣)

行った事ない場所だとGoogleで出てきた地図を、こうかなこうかな…と
部屋でずーっとひたすら頭を悩ませながら背景を作るしかなく、
その時間・長考が長くなりますし、脳に負担もかかるのですが

一回現地に行っておくと
「ああ、ここにアレがあったからここはこうでこうで…」と
マップを作る際うまい具合記憶をたどってバシバシ省略ができるので、マップもゴテゴテ作り込む必要がなく、すごく負担が少ないんです…!!!(現実世界を舞台にしたゲームならでは)
とにかく主催者負担は少なければ少ないほどいい…!

閑話休題

最近のピクスクオンリーはやたらハードルが高い


話がそれますけど…
最近のピクスクは、主催者の用意する背景がやたら緻密で負担がデカくなってきているきらいがあるなーと個人的に思っておりまして…

一応自分もこの一年、参加者として他のオンラインオンリーイベントを勉強のために覗きに行ってたのですが、
たとえば大所帯の他ジャンルのオンラインイベントだと主催者さんがひたすら原作に沿った緻密な会場をドット絵で構築し、
「わぁ~主催さん、凝ったの作ってて本当にすごい~~」
となって、当日参加者さんが感動できるイベントが非常に多くなってきている半面、
裏を返すと
主催者に要求されるレベルがどんどん上昇するのに比例して、年々オンラインオンリーイベントのレベルもどんどん上がってきており…(店舗外観も含めて)
趣味の域を超えたような、ドット絵素材を駆使した高度な背景を一人では作れず、複数人のチームで用意しなければならなくなってきています…。

そうやって会場の作り込みのレベルが上がり過ぎて、
とても初心者が気軽にひらける雰囲気がどんどんなくなってきているような感じがして…
(人数の多いジャンルは特に…)

しかも中には力が入り過ぎて会場をゴテゴテに盛り過ぎて作ってしまい、
サークルさんのカットが完全に埋もれて目立たなくなっていたり、
目が疲れるような原色が多く配置してしまい、視覚から酔ってしまうイベントまであったり…。

ひるがえってこのイベントはどうだろう…?
過剰な作り込み戦争、目が痛くない配色…長時間居て大丈夫な空間にでてきているかな…;とか色々な事をすごく考えさせられまして…。
(けっこう去年はショッキングピンクバリバリでやらさせてもらっていたり…
演出で白い光とか前面にやってたので…;)

結局自分のなかの結論として、
本当はチーム制にして会場時間をかけて会場背景を準備した方が見栄えももちろんいいけど、
やたら長い期間かけて主催者側が自分の時間を捧げて心血を注ぎ、
凝った会場を作ることが世の中の主体になってしまうと、
主催者も、チームを組んで自分の本作りとかサークル準備とか全部犠牲にして
あんな綺麗なドット絵を作らないといけないの…?とか、

あまりにドット絵がすごすぎると今度はドット絵ができない人はイベントやっちゃいけないのかな…とかなりそうですし…。
(まあ普通のオンリーイベントの主催さんはけ準備期間も相当長めにとってやってらっしゃるのかもしれませんが…)
今後主催やりたいぜーと思う人がそういう面で息苦しくない流れも必要だろうな…と思いまして…。

とりあえず、当オンリーに関しては、作り込まない極力シンプルな背景でいこうと思いました次第です。
会場背景は元の芝生の緑の背景を生かしたシンプルな方が
目に優しく
サークルさんの用意したカット絵を邪魔しなさそう…ですからね…
塩梅が難しそう。

ちなみに今回の会場デザインはこんな感じ↓

代々木公園エリア。
上半分の樹のゴテゴテしたところは素材を使用。
左右両方にある噴水は
「デッカイ縦長の噴水が左右にあったなー」
という前に見た時の適当な記憶で作っています。
左下のラベンダー畑は
当日は主皆サークルさんが固まってたので、
昨年作ったラベンダーを今年も配置しました^^
今回8エリアもあるので、
参加者の動線を考え、全ての会場の下の方に
サークルを集めています。

目が疲れにくい&長時間何度も出入りできる会場にするという事は
自分の望む主旨のひとつ(イベント開催期間中、どこのタイミングで入ってもコアタイム)にも合致しておりまして…!


いつでもどこでもコアタイム

普通のオンラインイベントですと、どこでもコアタイムというのが設けられているのですが、
(※コアタイムというのは集客が見込まれる時間帯に、みんなで集まろうよという趣旨で設定された時間帯。)
オンラインイベントは結局24時間なら24時間ずっと出入り自由ではあるけれど、なんだかんだコアタイムという限られた時間帯は集まっていた方が良くて、

ふつうはイベント開始直後の1時間、それと夜の時間帯…21時からなら22時までなど、1時間ぐらい設定をします。
この1時間に参加者は集まって、主に集合写真を撮ったり。
または絵茶をやるイベントもあります。

逆にコアタイム以外の時間は放置と言うか…出入り自由過ぎて閑散としていたり、いてもいなくても関係ない時間の扱いの時もあったりする訳です。
まぁそれが普通のオンラインオンリーイベントで、
サークル数が多い会場か、あるいは極端に少ない会場だとそういう風にピンポイントで決めてあった方がアクセントになるんですね。

ちなみに当オンリーは…コアタイムを一切設けないスタイルでやっておりまして…。
(おそらくオンリーイベント立ち上げ当初から1回も設けてないかも…;)
毎回集客数が一番多いのはイベント開始直後、それから22時~23時台なので、そこをコアタイムにしようと思えばできるのですが、でも別にコアタイムとかにはしていなくて、

それが最初から無い代わりに、基本的に全部の時間どの時間に来てもおもしろい、
同じ会場に長時間何度出入りしてもおもしろい…背景変化システムの導入により、
全部の時間、あなたが入ったタイミングがコアタイムだ!
むしろ朝から晩までコアタイムだ!!!!!
いつでも自分の都合で入場してくれッ!!!!!!
通販は確かにイベント始まってから早い者勝ち競争の側面は確かにある…
だが、
あなたが入ったその会場は、その時間にしか見れない景色がいっぱいあって
せめてそこで写真を撮り、あなただけの思い出にしてくれ!!!
その瞬間はあなたが間違いなく主役なのだ!!!

という考えなので、わざわざコアタイムを設ける必要がなかったのかもしれません。
これが他のイベントとの違い…かな?と思います。

なお、過去、コアタイムを逆手にとって、比較的集客が少なそうな時間に、劉くんタイム、砲介キャンプ、すどりんアワーというものを独自にやっていたこともあります^^
(この企画に関しては、バナーだったり会場だったり、絵が描ける人にご協力をお願いしまして、本当に助けてもらいました!!!ありがとうございました!!)

さて、今回は初の2日間通し開催という事もあり、
参加されるサークルの皆様にご助力を願いました…!


本番直前から、本番へ

サークルさんへ展示に関するお願い

さて今回、初の2日間通し開催ということで、
初日のお昼12時から、次の日の夜中12時まで36時間もある事になったのですね。(36時間…!)

そうすると、100~250サークルぐらいある大所帯ジャンルならともかく、
どうしても初日の最初の時間はバーッと人が多く集まって、
後の時間帯はもう用がすんで閑散としてしまい、
せっかくサークル参加されているのに、会場に足を運んでもらえなくなる危険があるかも…と思い…広報Twitterでこんなお願いをしていました。

↑こんな感じで、各サークルに展示物がある場合は初日に全部公開しないで、ちょっとずつ公開したり、
あるいは、わざと遅刻して公開してください…!とお願いをしておりました。

そうすることで、各サークルごとのコアタイムが分散され
一般参加者が何回でも会場に遊びに行きたくなるんじゃないかと思いまして…!

ただこう言った呼びかけは今回が初めてだったので、
どうかしら?大丈夫かしら?とけっこう不安もあったのですが、
何人かのサークルが「いいよ!わかった!」とTwitterでレスポンスを返してくださったので非常にありがたい気持ちでいっぱいになりました。

結果…な、なんと…

当日は傑作レベルの展示が本当に沢山あふれかえっていました…!!!
(※本当に予想外というくらい…中にはそれ…本にしましょうよ…というレベルの傑作が…※)

いま当日の事を思い返すだけでも、各サークルさんで展示にも様々な工夫を施しておられ、
・短期集中連載をするように、タイムスケジュール表で「いついつこれが増えますよ」と予告して、段々展示を増やす人…
・今までの既刊をちょっとずつ公開していく人、
・過去作のお蔵出しをしていく人
・カレーのレポートを面白おかしく紹介する人、
・会場でエアスケブをやる人(3人くらい)
・エアスケブもただのエアスケブじゃなく、それをアクリルキーホルダー風にする人、
・イベント会場で一日何人のキャラクターを描けるかタイムアタック企画をやってる人…
・新作ネットプリントを遅くから公開する人
・1日目が終わった時点で急に描きたいネタが降って来た!といわんばかりに急遽二日目に漫画を用意してくださった人…なんと3人くらい!!!!
(しかも本にしていいレベルの傑作…!)
いやぁ;これは震えるくらいすごかったです…!!!

初の通し開催で、
当日こんなにもサークル参加者がわちゃわちゃワイワイ何か
必殺技を繰り出してくるなんて…!

いやぁ…やっぱサークルの皆さんの知恵と工夫がすごい!!

皆様が本当に目まぐるしい二日間にしてくださったおかげで、
参加サークルは26サークルのイベントなのに、情報が追いきれなかったです…!!!
普通26サークル規模だったらそれこそ最初だけ勢いがあって後はこじんまりとした規模で終わっていたかもしれないので!!!!

当日は追加情報タグを作り、そこへ各サークルから情報を上げてもらい、どんどん後からまとめてRTしました。
そしてそんな皆様の追加展示を見ようと、あとから来場者が途切れることなくいらっしゃった事は大きな収穫だったと思います。
今回は本当に目まぐるしい回になりました!!


あと、今回ご参加されている皆さんの頒布物の感想では…
色紙表紙印刷、キラキラした光り輝く表紙印刷…など
「え…最近はこういう装丁があるんだ…!」という、
発見があり、とても勉強になりました。
また、新しいタイプのグッズ(傘マーカー)、ハンドメイド(ブローチ、フローティングペンなど)
なんかもうグッズに関しても、ただのアクキー・アクスタ制作に留まらず、創意工夫で色々なものができている…!おもしろい…!!と思いました。

色んなサークルさんの中で「次回はこうしよう」「こんな事してみたい」
というアイデアを持っているんだろうなー…と羨ましくなります!
会場ではとても楽しくお買い物させていただきました!^^



各会場のストーリー展開(1日目)


ここからはそんな各サークルの置かれていた当日の各会場の背景と、
そこで何が起きていったのか、主催者のPCにわずかに残っていたログを元に
各エリアごとに振り返っていきたいと思います。

※8エリアあるので、1エリアごとにすっっごく長いのでご覚悟ください。

イベント初日(代々木~新宿~芝エリア)

《代々木会場》
☆映画「鳥」並み!!カラスの大襲撃が起きた会場!!

時間が経つにつれて会場に増えていくカラス。
イベント開始直後の雨紋。
(剣風第四話登場キャラ)
来場者にこの公園は危険な場所である事を忠告します。

代々木公園はゲームの剣風帖の前半(ディスク1)の第四話「鴉」に出てくる場所です。
(ジュヴナイル伝奇ゲームの中でも九龍だけは學園の中に留まるお話しですが、それ以外のゲームは東京のあちこちへ主人公たちが出かけていきます)

じつは今回ピクスクでゲームを再現しようと思ったとき、
本編そのまま…ではなく、ちょっと改変したりして展開しています。
(たとえばゲーム本編だと雨紋と出会い、話が進んでいくのは渋谷の街中での出来事)
ゲーム本編そのまま…だと背景とかも渋谷にしたりとかしないといけないので;例えば本編のところどころで

・代々木公園に人喰い鴉が大繁殖していて、そこから夥しい人骨がのちに見つかった
・天野エリというルポライターが、場所不定で一回雨紋に助けられている
という部分を取り上げて、主人公のいない時間軸の話を中心に再現したりしています。

イベント中タイミングよく入場した人は、もしかしたら
一般人男性が鴉に突っつかれていきなり白骨化してしまう衝撃的なシーンを目撃していたかもしれません^^;レアタイム!(血とかは一切出てないですのでご安心を!)

どうでもいいですが、この代々木公園エリアは、
九龍の主人公攻めカップリングが多数配置されていた会場で、
九龍攻め…くろう…クロウ…crow
…カラス!
という、あらゆる面でクロウが攻めてる会場でした…(←ダジャレかーい)
※すみませんこのカラス自体は九龍のゲームには関係ないです!^^;

大繁殖したカラスが、代々木公園を調査しに来た
ルポライター・天野エリに襲いかかる。
それを雨紋が雷の《力》で助ける。
ライトニング・ボルトォオオ
!?

なんと、同時刻、今回は会場で九龍からのゲストキャラ…阿門会長と千貫さんが登場しました。

いやぁすみません、ぶっちゃけこの二人は剣風にはまったく出てこないのですが、つい出来心で…!
九龍の千貫さんから聞ける過去回想話だと、阿門会長は幼き頃、
千貫さんと一緒に公園にランニングしていたらしいのですが、
ぶっちゃけどこの公園ですよとも細かく言ってなかったので、
じゃあこうなったらいろんな公園にランニングに出かけてもらおう!という出来心で会場の片隅にサブストーリーを挿入しようと思いまして…!

ちょうどイベント会場も代々木公園・新宿中央公園・芝公園と
公園が3つも揃っており…。
このあと坊ちゃまは人喰いカラスに突っつかれたりなど、
3つの公園それぞれで3つの怪異に巻き込まれていく事になります…。(哀れ…)
(まずはこの公園で襲われ、それを千貫さんがアイスピックで応戦^^;)
※あくまでもサブストーリーなのでもちろん非公式展開ですし、見れた人はラッキーくらいに思って下さい!

なお、代々木公園の背景はおよそ6時間近くかけてゆっくりストーリーが進み、後半には隣の新宿会場(後述)から、主人公率いる真神5人衆が移動してきます。

6人のキャラたちは時間経過で会場をゆっくり北上し、会場右上に到達した時、クライマックスを迎えます。

倒れているのは唐栖という雨紋のクラスメイト。

雨紋と唐栖は同じクラスメイトではあるものの、
唐栖が九角と言う人物に出会い(攻略本情報)、与えられた《力》に溺れ、暴走していたのを、ゲーム本編では廃ビルの鉄骨の上でそれを雨紋が止めて四話が終わる流れです。

以下、蛇足と言うか余談ですが、ほかの魔人の関連作では大体唐栖が死んでしまうことが多く、その分、唐栖と雨紋がちょっとBL…?というか関係が重くなっていて、
雨紋が唐栖を死後もずっと想い続けてるとか、
雨紋と同じバンドメンバーの設定になっていて、彼の死後バンドができないとか…
これ…ヲタクの二次創作じゃなくて???という公式周辺の正気じゃない関連作が普通にあるので、
それを吸う事によって、結局当日謎のフィルターがかかったストーリーが展開されていたかもしれません。あくまでも本編はすごいアッサリした友情です!!!!!

(一応これ補足しとかないと、これからプレイする人…「あれ?雨紋君と唐栖君…想い合ってないの??」という誤解が生まれてもいけないので…!!!!!!!)※詳しくは関連作をどうぞご覧ください!!!!
そんなこんなで代々木公園編は1日目夜に無事閉幕いたしました!!!!!

<王子エリア>
☆本部席だけど…???

王子エリアは本部席が1サークルだけ配置されているエリアです。

当日ここの水晶玉にアクセスすると、
イベント会場のフロアマップを見ることができました。
フロアマップにご反応頂きました皆様ありがとうございました!
(フロアマップはTwitterに上げていたものと同じです)

王子にあるのは如月骨董品店です。
ここには如月さん(剣風八話登場・九龍にも関わりがあります…!)がいて、
「夕方から夜にかけて芝公園に近づくなよ」という忠告をしていました。 

逆に言うと芝公園は夜の時間帯にストーリーが動くよ!というフラグで、
イベント当日1日目に皆主サークルさんの所に遊びに行った人は色々見れたかも…?

なお、この如月さんは追加された個別エンディングを迎えると
なかなか発言がすごい事でも有名で、
それに合わせて、イベント二日目の如月さんの台詞もちょっと重たくしています…(いや、エンディングはこれどころではないでしょうが…!)
当日遊びに来て気づいてくださった皆様ありがとうございました!



<芝公園>

☆深きものよ、お帰りなさい!!!(2年ぶり2回目※)

主皆の皆さんが配置されていた芝プールのある芝公園エリア。
昼間はなんでもない公園だったのが…?
ギャピ―ーーッ
なんと夜になると、プールから這い出て来た
深きものの楽園に…!
ゲッゲゲゲゲゲゲッギャピ―!!
(皆主サークルの皆さんにおかれましては、
一日目の夜に大変生臭い思いをさせてしまい申し訳ありません…)

実は2年前の夏のこのオンラインイベントでもこの第八話「邪神街」の再現をやっておりまして
あの時遊びに来てくださった皆様にとってはこの「深きもの」たちはお馴染みだと思うのですが、
今回は普通に如月さんと主人公が共闘して敵を倒す…というストーリー仕立てになっております。
(前回は時系列関係なく、皆守とか黒塚とかが出てくる作品横断企画に近かったので…!
※なお、こういった九龍キャラを中心に据えたストーリー展開は、九龍キャラの他作品への互換性の少なさから非常に負担が大きいとして、何でもかんでも九龍を中心にするのはとりあえず去年で一応辞めることに…。※詳しくは過去記事参照)

このマップには主人公たちだけでなく、
王子エリアからも如月さんが、
それぞれこの芝公園芝プールエリアに集結。
ちなみに阿門と千貫さんはこのエリアにも
ランニングに来ており、深きものに襲われています…!
阿門は千貫に
墓の外にも《化人》はいるの?と尋ねますが
千貫さんはあれは《化人》ではないと答えます。
方陣技にて水岐を倒します。
昇天していく水岐…!

こんな感じで芝プールエリア界隈はストーリーが進行していったのですが、実はこの皆主の配置されていたこのエリアで起こったラストシーンは、
隣の新宿エリアで起きた出来事の重要な鍵を握っています。
芝公園エリアの変化を見てから新宿エリアへ入った人はラッキーだったかもしれません。


<新宿会場>
☆《転校生》がやって来たかと思ったら、夜は鬼道衆がウジャウジャ。
いま、来場者との壮絶な鬼ごっこが幕をあける…!!!

新宿エリア会場。
今回背景は上半分だけ変更。
職員室・教室・ラーメン屋さん・花園神社は
昨年鳩七郎さんが作ってくださったものです。
今年もありがとうございます!!!!
真神5人衆。
実は今までこの画面に映るアバターのうち、
主人公のものしかアバターが手元になかったので、
人物は全て当日の夕方に作り、
出来たキャラから順番にこの自己紹介シーンへ投入しました↑
なので…ゲーム本編の展開とは当然異なっています!
(佐久間もいないし…!)

新宿会場は剣風主人公のホームグラウンドなので、
2日間にまたがってずっとイベントのストーリーがゆっくり進行していきます。

新聞部のアンコちゃんだったり、ルポライターの天野さんが
イベント他のエリアで起きている事件をこの5人のところへ持ち込んできて、それでこの5人のキャラクターがその会場へ移動していくという流れです!
…で、そんな中、一日目の22:30から、こちらの企画がスタートしました!!

【鬼ごっこ企画!!】

鬼ごっこ…ですッ!!!!!

実は前のイベントの終演後に、会場に居残りしている人と深夜に鬼ごっこ遊びをやったのですがそれがなかなか面白くて…!
ただ、際限なくやっても終わりが見えないし、誰かが嫌われ役の鬼をやらないといけないし、
捕まえた時に「捕まえた!」「捕まった!」…だけだといまいち面白みに欠けるので、これをどうやったらいいかなぁと考えあぐねている時、

そうだ!鬼は鬼にやってもらうのはどうだろうか…?
つまり剣風に出てくる鬼=鬼道衆になりきってもらえば、単なる鬼ごっこの鬼じゃなくて鬼道衆を演じる要素が出てくるじゃないか…!)
しかもちょうど本編にも鬼道衆は、真神5人をしつこくつけ狙うシーンがあって、鬼ごっこはなんらおかしくないし、
しかも鬼道衆の下忍たちには菩薩眼の女を探すという重要なミッションまであるのです…!
本当にこれらの事をイベント直前にひらめきまして、

Twitterでさっそく前日に、
「企画をやるので、誰かピクスクのアバター操作に慣れてる人で、パソコンからログインできる人いませんかー…!」と募集をかけたところ、
そこへ主皆サークルさんの水上さんと奏多さんがお声がけくださいまして…!
さっそくダイレクトメールでこれこれこういう事をやりたいんですけど…という風に前日の夜にtwitterのダイレクトメールでご説明。

演じてもらう鬼道衆の役どころと、当日のロールプレイングの話もしました。
ちなみにお二人とも、剣風帖のゲームの内容はまっっったく知らないとの事…!
マジで鬼道衆って何?菩薩眼の女って何?という感じなんだそうで、
思わず、
これはいける!!!!!!!!!!!!!
お二人とも何も知らない今の状態がありがたい!!!!!!!!!!!!

と内心めちゃくや嬉しくなって、お二人に1ミリも知らない=「ミリ知ら」の状態で当日は挑んでください!とお話ししました。

やっぱり一回ゲームクリアしてる人が同じように鬼道衆をやっても、
結末とか全部知ってる分、どこか下忍を演じても嘘くさくなる可能性があったのですが、
水上さんと奏多さんにはその嘘くささが一切ない訳です…!
何も知らないからこそ、生まれるドラマはきっといっぱいあって、
しかも今回、九龍だけはプレイしているこのお二人がTwitterで
「鬼道衆に扮して鬼ごっこします!」と仰ったところ、
「え!水上さんと奏多さんが何かやるの??」と、
他の九龍プレイヤーがお二人に<会い>に多数会場に来てくださったんですね。
普通、自分がやってないゲームの企画なんてわからないので、
私はいいよ、知らないもん、
と知らぬふりになるところが、そうはならなかったわけです…!

↑(水上さんの下忍告知Twitter)
※貼り付け勝手に失礼します!
かわいいですよね。こんな感じで告知して下さったんです…!

しかも当日はお二人共下忍アバターで会場の外でずーっと待機してくださいまして…TーT
企画スタートもも30分繰り下げスタートになってしまって、待っているあいだ会場にも入れない状態でお待ちいただきましたのですが、もう本当にすみません;そしてありがとうございます!!!!

あと、今回の企画に使用する下忍アバターはウリ藤さんからお借りいたしました!
どうもありがとうございます!!!↓↓

実は今回は彼女も、アバター作者&外法帖鬼道衆ガチ勢なので
「鬼ごっこ企画」にお誘いしたところ、夜遅い時間からなら参加できそう!とお返事いただき、当日夜23時ぐらいから新たな鬼として
会場を走り回ってもらいました…!めっちゃイキイキしておられました。
(ついでに主催も新たな下忍で合流!)
あれですね…後半から下忍が増えるシステム…逃●中の「ハンター放出」システム…(笑)

そんなこんなで4人の下忍で来場者を追いかけまわすロールプレイング鬼ごっこが始まるのですが、各下忍には捕まえた人にどんどん「菩薩眼の女を知らないか?」と聞いて情報を集め、
何回も捕まる人は鬼道衆に誘って、下忍候補生を増やして、
最終的に何人くらい下忍候補が増えたか報告してください!とお願いしました^^

これが指令書の一部↑

いやぁこれ…会場すごい事になりましてね…!
最後の方…めちゃくちゃすごいコアタイムになってまして、
もう本当に夜中近いというのに30人ぐらい集まってくださって会場じゅう、人が高速移動で逃げ回りまくる…ww
初めて入った人には一体何が起きているのかわからなかったそうです…(そりゃあな)

中には一回も捕まらなかったよ、という逃げ上手もいたようで…!いやぁ色んな人がおられました!!

しかも鬼ごっこで捕まったとしても、
魔人を既にやった人は、菩薩眼の女というキーワードが何なのかは知っているんですが、
捕まってしまってもあえてしらばっくれるパターンもあるし、
九龍しか知らない人は本当に何なのかわからない…という
色んな捕まったあとのパターンがありまして…!
ちょっとここでレポートを1つご紹介いたします。(引用失礼いたします><;;)

引用失礼いたしました!
会場…本当に菩薩眼の女探しをするんですが、
どれだけ走り回っても菩薩眼の女は影も形もなかったので、マジでカオスでした(笑)

あと、同時に鬼道衆に誘うという下忍ミッションに対しても様々な反応があり、
例えば会場で「お前を鬼道衆にしてやろうかぁ!?」と言うと
ハイッ!お願いします!!ワタシ…御屋形様の力になりたいっ!」という夢女のような参加者が数名紛れ込んでいまして…(笑)
あ、あの…ちなみに相手は外法帖の九角さんじゃなくて、
剣風帖の九角さんですよ…??(ハーレムにされちゃうよ…!!)

こうして日付変更手前23時45分…
鬼ごっこは無事閉幕しました!!
あとで噴水広場に下忍が4人集まり、報告会という名の反省会をやったのですが
「菩薩眼の女は…あれから見つかったか?」と尋ねると
「我々は…なんの成果も!!得られませんでした!!」
「同じく!!」
「同意!!!」
という、あんだけ1時間15分も鬼ごっこをしたのに何の成果も得られないというヤバヤバっぷりを発揮。
思わず「なんの成果も…って進●の巨人かい!!98年はまだ連載されてないよ!!」など色々突っ込んでしまいました(笑)
いや、むしろこんだけ4人頑張ってもダメって事は会場の来場者の秘匿技術がうまかったのか…???汗(なんてね)

そんな中で鬼ごっこで何回も捕まってしまい、
あまつさえ鬼道衆に勧誘されてしまったベスト5忍をご紹介します!
こちらの皆さんです!!↓
鳩七郎さん・にえにえさん・はみさん・小鳥遊空さん・ねかみさん
…以上です!!!!
いやぁ、おめでとうございます(!?)

こちらは終了後、2日目の昼にガーッと描いた主催のレポートです↓

そんなこんなで1日目のストーリーは無事終わりました!!!
1日目にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました!!!


おまけ)阿門と千貫さんの旅路の果て

今回3つの公園に現れ、人喰いカラス・深きもの・下忍の襲撃など
恐ろしい目に遭いまくった阿門主従。
会場で鬼ごっこしている人達を見て、
坊ちゃまはこうつぶやきます。
健康な体と友だちがほしい、
阿門はそう切なる願いを口にします。
その願いはいつか叶うのでしょうか…?
以上、会場サイドストーリーでした!


各会場のストーリー展開(2日目)


そんなこんなで翌日を迎え、レポートなどを書いておりましたらなんと早くもお昼ぐらいになっておりました…!この辺りから2日目のストーリーが展開します。

<雑司ヶ谷霊園エリア>
☆九角家の墓と、劉君と…!

 雑司ヶ谷霊園マップ。
今回一番作り込まれたエリアだったかも。
幽霊退治のゲーム・幽撃隊のサークルが配置されていました。

2日目。
雑司ヶ谷霊園については、実は魔人の小説版にも雑司ヶ谷霊園が出てきまして、その中の一画に九角家の墓があり、九桐と風祭の子孫がお参りに行くというシーンがありました。
会場ではそんな墓の前に佇む九角家の当主・天童に下忍が一人やってきて、
昨日の鬼ごっこの報告をします。
しかし…このあと、この下忍はズシャーっと斬られます。(哀れ…!)

↑この後斬られます(オイ)
ちなみに菩薩眼の力は意外な所に…?
芝公園の情景に答えが隠されていました…!
ちなみに2日目の夕方以降にもう一度遊びに来ると
劉くんが出現していました。
剣風帖の後半にも池袋周辺の事件で
この雑司ヶ谷霊園が登場します。
ここでの過ごし方について
劉くんが注意喚起をしてくれます。
なお彼は九龍のとあるキャラにも深い関わりのあるキャラです。

<等々力渓谷エリア>
☆いざ、九角との対決へ!!

これは二日目の終盤の背景。
真ん中にいるのは怨念をまとった九角の最終形態。
2日目の新宿。
ここからストーリーが進んでいきました。

まず新宿エリアから美里さんがいなくなり、
鬼道衆が関わっているのではないか?という話をしている所へ
ルポライターの天野エリが現われ、四人を等々力渓谷へ導きます。
天野は鬼道衆と美里さんの関係を四人に語って聞かせます。

↑等々力エリア内。
けっこう日曜日の15時台とかの更新だったので
けっこう人がまばらな時間帯だったのですが
物語としてはかなり重要な事がいっぱい展開されていました…!
四人は美里を見つけ、鬼道衆から無事
彼女を奪還します。
すると九角は周囲の陰気を取り込み、
鬼へ変生する準備を始めます!
その間に王子エリア、代々木エリアから
如月と雨紋が救援で参戦。

ここからは駆け足で…!
ここぞとばかりに巨大な鬼が出現、レイドバトルへ…!
ピクスクでのレイドバトルとは…!?

↑広報アカウントに投稿したもの。鬼を挟んで方陣技で攻撃しましょう…!!!


じつはこれ…なぜこのオンリーが
ピクスク会場でオンリーをしているかと言いますと…
剣風帖のアバターとアバターを用意すれば
方陣技のごっこ遊びができるからなんですね!!!!!(力説)
その方陣技を撃った瞬間を写真に撮って遊ぼう…という事を楽しもうとしてピクスクで遊ぶ企画だったハズなのですが…

当初にあったこんなコンセプトなど…皆さんとっくのとうに忘却の彼方へと忘れ去っており、
…なぜか…会場を見渡すと…もはや会場に人間のアバターが全ッッッッ然ない………

犬…猫…ヒモロギ…なんか知らん魚…
ラーメン…カレー…寿司…おにぎり…やきそばパン…
ダンボール…感情の文字…など

ヒトの形のアバターでイベントに来てる人はもうどこにもいないじゃないか!!!!!!!!(大号泣!!!)
何ですかぁーーーーーー!!!!!!

結果、方陣など撃てる状況でもなく、
「お、お願いですから人間のアバター着て来てください!!!」
「人間!!とりあえず人間でもう一回、来てーーーーーッ!!!」
と会場でひたすら叫びまくっておりましたら、何人かご協力いただきました…!!!
その時のヤバイ会場の様子をのきさんがレポートにしてくださいました。
(ありがとうございます…^v^;)

しかも
剣風のアバターで来て!とお願いしたら、一人は19話のパンツ1丁姿で来ました…wwなwんwでww
結局あのデカい鬼を、パンダパンツ、中国人留学生、善良な男子高校生の3人の方陣で倒しました!!!!!
oh…パンダパンツ…
その頃会場が大分処理が重くて写真撮影までできませんでしたが、
確かに台詞を順番に読み上げ、真・阿修羅活殺陣の大技が決まり、大成功しました!!!!!!
餅さんとのきさんどうも ありがとうございました!!!!
また、村雨さんと御門さん(inねかみさん)の方陣技決めもありがとうございました!!!!!

あとで思いましたが、
これ、最後の方陣技の決めるところ…
方陣技名だけは会場にいる人全員で叫べばよかったなぁと…!
その方が一体感会ったのに…!!(前回・前々回はそうだった※)
いやぁ反省点はあるものの、この剣風25周年の節目に
バーチャルでその場にいた人達と方陣技できて…本当にうれしかったです!
皆様本当にありがとうございました!!

<上野寛永寺エリア>
☆バーチャル神仏withカオス☆

上野寛永寺一日目の様子。
赤い学ランの人が
一日目にここに来ても何もありませんよ、
という事を非常に丁寧に教えてくれます。
2日目に出現したマップ。
上野寛永寺の境内および寺内とおぼしき背景。

ここから先はもう二日目の23時30分をまわったあたりでしたので、
来場者には急いで上野へ行ってもらいました。(めちゃくちゃ駆け込んでもらいました…^^;)
本当はここからさらに、ゲーム本編ではアレになって、皆でアレする予定だったのですが、もうここまでで様々なタイムロスがあったので、
皆様最後はここでイベントが終わりました!!!!

そういえば来場者の皆様…
手前の柳生さんカオスさんそっちのけで一番上のバーチャル神仏に何か思い思いにお祈りしてて…(笑)

バーチャル空間で祈りを捧げる皆さんの図…↑
なにやってんすか(笑)(笑)

こ、ここは祈る所じゃ…!と思っていたら、参加者の中から
「ここの上野会場が一番お祈りしやすい」と言ってるのが聞こえるなぁと…^^;;;;;(な…なんだって???)

いやぁ…思い返せば、一日目は主に舞台が公園でしたが、
二日目は雑司ヶ谷霊園(お寺が隣接)・等々力不動・柴又帝釈天・上野寛永寺…とそれぞれ寺社仏閣・霊園が中心だったなぁと…!
もちろん新宿には花園神社もあり…!
どうりでお祈り巡礼になる筈でした…^^;;;いや思わぬ偶然…!


ボーナスステージ

<柴又帝釈天エリア>
☆兄弟弟子の出会い

最後に柴又帝釈天エリアについて。

壬生君。

ここにはずっと1日目から壬生君が一人でいたのですが、
時間があれば背景とかも色々いじりたいと思っていました。
しかしもう本当に時間切れ…ということで、
せめて何か変化がほしいと、弟弟子を派遣することにしました。
そのシーンがこちら↓

弟弟子登場

このシーンの追加についてはTwitterでも一応お知らせはしていたのですが、まだ見ていなかったという人もおり、
最後イベント終わったあと、「壬生主エリアの柴又帝釈天の会場に、今、ひーちゃんと壬生君が二人でいますよ」と伝えたら、
えッ!?と言いながら壬生主サークルさんが猛ダッシュでエリア移動していくのを見ました。
そしてそこで来場者で集まって記念撮影!!!!!

壬生&主人公を囲んで記念撮影!!!!(笑)
本当に、長い長い2日間がここで幕を閉じました!!!
最後…ドッタンバッタンでしたが、何はともあれ、
最後まで走り切れてよかった…!!!!
こんな感じでイベントストーリーは終了いたしました!!
サークルの皆さん、一般参加の皆さん、
本当にお疲れ様でしたーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!



何でこんなに大変なのにストーリー展開するのか

大分このノートの記事も長くなってきましたが、もう少し主催サイドの話を!

今回は8エリアで展開し、ストーリーを動かしてきました。
なんでこんな風にエリアを少し更新するという大変な事をやるのか、というと
先にもチラッと書いたかもしれませんが、
少しずつ会場全体が変わるイベントであることによって、
いつ会場に入ってもその人にとってのコアタイムが生まれる…
という事です。

正直人が全然いない時間帯も勿論あって、そんな中でも一人で延々とPCの前で更新し続ける作業はめちゃくちゃ孤独でもあり、
何でこんな事してるんだろう、とふと我に返る時は確かにあります。

でもなぜそんな事をするのか?というと勿論
やっぱり最後は楽しいからです。

そしてこのオンリーはエアブーから出発してピクスクへと移行して来ましたが、
そもそもとして本を作ったり、グッズを作るなど、通販をすることができる&展示品をある程度の厚みを持って用意できる人しかサークル参加ができません。

つまり、最近のオンラインイベントにおける
「イラスト1枚用意すれば、誰でも展示参加できます!」というような
誰にでも優しい事を入り口から言っていない訳です…。


そして、本を作るという事はとても大変な事で、
ただ文章を打ち込んだり、絵や台詞を描けばいいのではなく、
原稿する時間を日々の生活から長期的に確保し、
本の印刷代、在庫を抱えるリスク、今後の頒布計画、
大きいサイズでの執筆・データ管理、入稿のやり取り、
通販サイトへの登録、通販作業…
ありとあらゆる面倒くさい事をリスクを背負って一人でやらねばなりません。

Twitterで皆がわいわい楽しくゲームしている時もそれを我慢して作品を作らねばなりません。
はっきり言ってめちゃくちゃ辛いです。しんどいです。
昔の人はこれを当たり前にやっていたと言いますが、
もはや現代では苦行の域です
でもそれでも本を作るというのは、同時にとてもたのしい。

つまり、このオンリーが
「通販ができるサークルorその分量の展示ができる人しか参加できない」と定めているということは、逆を言うと主催者はそれだけ多くの苦労を
サークル側へ課してしまうとも言えます。

でもそうやってイベントのためにガチで取り組んでくれた人に対して、
やはりガチなお返しをしたい…
それが非人道的な企画(過去のイベントでは、全時間帯マップ差し替えに加えて、テーブルトークRPGも各参加者向けに台本を用意して渡していたので、
昼食・夕食休憩が取れず、水も飲めず死にかけたことがあった)を
やろうと思えるゆえんな訳ですね。

これが、ポイピク・pixivに上げた1枚絵の展示だけでもOK!なお気軽・お手軽イベントだったら、主催する側も(責任そのものが減る訳ではないが)気持ち的にはお気軽でお手軽になっていく訳で、
企画があったとしてもここまで命がけでは決してやらないと思うんですよ。
(あ!すみません今回のイベントは、きちんと水分補給をし、食事はし、休憩しながら運営させていただきましたので!ありがとうございます。)

世の中の楽しい事が無料のお手軽なもので成り立っているわけでなく、時にはつらい思いもあえてしないといけない。

デジタル1枚絵、ネットプリント1枚というのはある意味
絵を1枚完成させて各サービスサイトへボタン一つアップロードすればそこで終わりです。
そのあと自腹切ってお金を払う必要がなく、
ネットプリントも印刷代と出力の手間は相手もちです。
しかし本は、絵を描いて終わりにはならず、そのあともいくつか工程があり、さらに自分が印刷代を担う事になります。
ハイリスク・ハイリターンという感じなのです。

でもそういう事を申し込みの入り口でしてくださいとお願いしている以上、
なるべく参加して下さる方々へその熱意に全力で応えたい訳ですね。
(なぜこんな事をお願いするかは後述)
皆さんが大変な事を乗り越えてサークル参加してくださっている方々だからこそ、頼もしく、背中を預けたいと思うし、
もしもあなたが狂っているというのなら、同じように私も狂っていたい、
そういう気持ちが、
これまでの「面白い」と言っていただいている全力投球の企画郡に繋がっていっているのではないかなぁと思っています。

もちろん今これはサークル参加者に向けた私の眼差しの話であって、
一般参加者となるとまた話は違うと思います。
一応毎回企画が狂気じみているの何故か?というと、こういった背景があるんだよという事で…。

オンラインイベントの周辺

今回「オンラインイベントは初めてだった!楽しかった!」という人もおられたと思います。
もう一つ考えておきたい事があるので触れておきたいと思います。
それはオンラインイベントがなぜ登場して発展したか?という話です。
ちょっと一ヲタクが書くには大袈裟な話題ではあるものの、書くだけは書いておかねばなと思う次第で書いておきます…。

3年前、コロナ禍によってリアルイベント…同人誌即売会が開けなくなってしまい、同人文化が深刻なダメージを負う中、
リアルからオンライン上へイベントが移動してきて、
エアブーやピクスクが発展していきました。

これらの会場はリアルイベントにより近づくように日々進化しており、
より生きた人間を画面の向こう側に感じられるようになってきています。

なおこれらのサービスにサークル参加しようとすると必ず最初に「通販用サイトURL」を求められます。
通販による同人誌頒布を前提に、サークル参加側の席が用意されているのです。
ただ、そこで通販するかしないか(BOOTHやピクスぺのURLではなく、pixiv・ポイピクのURLを貼るかについて)は結局のところサークル参加側の考えに委ねられています。(もしくは主催者側の考え)

ところが一方、こういったイベントが来る前のオンライン上の土壌に目を向けるとそこにはもともと、
twitter、pixiv、ポイピクで無料のコンテンツが既に広く展開していて、
だれでも作品は無料で見る事ができています。

誰でも作品をアップすれば全国誰にでも見てもらえて、自己承認欲求が簡単に満たされるようになると、
むしろそれらがあまりにも便利すぎて、
だんだん苦行に近い本作り…コピー本や印刷所に頼んで本を作る人も減り、少部数サークルは姿を消し、イベントにも出る人も少なくなっていきました。

むしろここ数年ではもう、今まで本をつくった事が無い人の方が当たり前で大多数を占めるとまで言われています。

本やグッズを作ることは先ほども書きましたが、とにかくやる事が多くてめんどくさいし、自腹も切らなければいけない。
(その分得られる経験値はめちゃくちゃ多いのですが…。)
決意がないとなかなか難しいものになってきています。


しかも最近はイラスト1枚から展示参加できます!という気軽なオンラインイベントが沢山存在します。

イラスト1枚だったら…本を作った事が無い人でも参加できますし、
多忙な環境に居る人でも、イラスト1枚ならできる…!という希望があり、
当日非常に多くの人がサークル参加できるようになります。

「とにかく作品を沢山見たい!」という一般参加者にとってこういうお手軽なイベントは見るものがとにかく沢山あって嬉しいですし、
自分もサークル参加者側だったら気軽に申し込む事もあるかもしれません。

しかし、こういったオンラインイベントも、最近は徐々に普段のSNSとの境界線があいまいになってきて、問題が起きるようになりました。

例えば一般参加者の中には、
イベントにわざわざ申し込まなくても、
イベントと同じ日にTwitter・pixiv・ポイピク・プライベッターに投稿すれば
いつもより自分の作品も見てもらえるというので、
イベントには申し込まない(参加費を一円も払わない・店舗外観用意する手間なし・お品書きも必要なし)で
閲覧数やRTいいねを稼ぐフリーライド行為(タダ乗り)が
各イベント運営者を悩ませるケースが出てきています。

サークル参加していないのにエアスケブ(イラストリクエスト)を独自にTwitterで始めたり、
イベント専用タグを借りて自作品の宣伝をするなど、会場外にいながらサークル活動をする…などもそうです。

こういうイラスト・小説リクエストことは普段から誰でもできるので悪い事ではないのですが、
会場でエアスケブを行っている人は、イベント側へ参加費を支払って買ってくれた人への御礼としてそれをやっているのに、場外で同じことだけを真似されたらどう思うでしょうか…?

スケブやリクエストを頼む側の方はいつだって
「作品がこの世に増えていっぱい見れるんだからいいじゃん」と言います。

確かに萌がいっぱいあったら嬉しいかもしれません。(特に自分だったら凄いマイナーキャラとか描いてもらえるなら…場外エアスケブの人に頼んでしまうかも…!)
頼むほうはそれでよくても、そういう人がいっぱい増えれば
わざわざイベントに申し込む意味はなくなっていきます…。

そもそもイラスト1枚から参加できますよ、とうたってしまえば、
絵をアップするだけならTwitterで手軽にできてしまうために、
「わざわざお金を払ってまで1枚絵を展示するためにオンラインイベントなんか出なくていいじゃん」と思ってしまう人も中には出てきてしまうかもしれません。

もし、このようにオンラインイベントの事を
「この日のために絵を1枚描けば高い閲覧数を稼げるお祭り」
「無料で沢山作品が見れる日」
という、元々オンラインである目線のみで考えてしまうと、
オンラインイベントもSNSと変わらなくなり、オンラインイベントですらいつの日か単なる消費になる日が来てしまうかもしれません。
そうなってしまったらめちゃくちゃ悲しい事だと思います。

一方でオンラインイベントも今日までに独自の進化を遂げ、
リアルイベントでは成し得なかった出来事も数多くあると思います。
全国どこからでもアクセスできて今は沢山の人が集まれる交流の場所の場になっているという面も見逃せません。

オンラインイベントの出発時はリアル同人誌即売会復活までの繋ぎである…という認識だったかもしれませんが、
そんな事はもはやなく、オンラインはオンラインで独自の文化…新たな一文化を築き始めているのでないかと思います。

しかし、やはりあくまでもピクスク・エアブーの根底にあるものが同人誌即売会の文化であるならば、
ラクだし便利だしお手軽で誰でも参加できるからと、
ますますオンラインイベントをweb展示場化させる風潮に対し、
全てそれでいいのか?という疑問は少なくともありますし、
めんどくさい事をめんどくさいから要らないと一度捨ててしまうと、もう前のように戻ることは非常に難しくなります。
めんどくさい事の中にある大切なものも同時に失ってしまわぬよう
オン・オフのバランスが非常に大事だなと思います次第です。
すみません、長くなりました(ここまで全部読めてる人はいるのか…?)あと、暗い気持ちになってしまった方がいたらすみません!


今後の予定について


最後に今後の予定などを少し…今年と来年の予定についてお伝えしていきます!

今後の予定①

さて、今年は今年で、剣風帖が発売25周年記念ということで
この6月24・25日のイベントをひらかせていただきました。
例年だと8月にもオンリーをひらいていたのですが
今年は1回お休みさせていただこうかなと…!
でもできれば年内にももう1回、せっかくなので剣風帖関連に絞ってオンラインイベントができたらなぁと…!


じつは主催者はずっとキャラオンリーとか、〇〇中心オンリーというものに熱烈なあこがれがありまして…!
一つの作品の中でも特定のものに特化したイベントをやりたいなぁと…!

という訳で、年内最後の12月の中旬か下旬くらいに、
陰陽の武道家オンリーイベントをやってみようと思っております…!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
陰陽の武道家とは?

=魔人シリーズの各主人公が遣う陽の武道と、その対となる陰の武道を継承する人達の総称。
(緋勇一族、風祭一族、鳴瀧、壬生など)
陰陽の武道家が二人そろうと【双龍螺旋脚】という方陣が使える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一応黄昏刻に龍ぞ棲むシリーズの姉妹版として、ピクスクでかなり小規模にやろうかなと思っております。
実は先日のイベントの最後に一応その場に居た来場者には「次回こういう事やるよ~」という感じでこの陰陽の武道家オンリーの事はお伝えしてはおりまして…
その時「これって壬生主オンリーですか?」と聞かれたりしましたが、
すみません;陰陽の武道家はもう少し範囲が広く、
特定のカプオンリーには収まりませんので、くれぐれもご注意ください;
また参加詳細は追ってどこかで告知していきたいなと思います。
(たぶんこのオンリーに関しては通販必須にはならないと思いますが、それなりの作品数を求めるスタイルになっていく可能性があります。
もし良かったら今から作品を描きためておいてください!)

この陰陽の武道家は主に魔人シリーズにしか登場せず、九龍・幽撃隊には全く関わりがないので、
いつものような大々的な告知はせず控えめになるかもしれません。
ご興味ある方はイベントが立ち上がった際にブックマークをよろしくお願いいたします^^

次に黄昏刻に龍ぞ棲むについての予定です!


今後の予定②
第2回「オフラインイベント」開催決定☆

じ、じつは…6月17日の新宿のオンリーイベントが終わったあと…会場を提供してくださった先方様から

「今回は、非常に充実したやり取りを沢山させていただきありがとうございます。是非次回も当社のご利用お待ちしています。

今回ご利用された新宿店ももちろん良い会場なのですが…
じつは秋葉原もオススメします!

特に主催さんがやりたい今回のような形式は秋葉原でもできると思いますし、次回はもう少し手厚いサービスができると思いますので…
次回、秋葉原でお待ちしております☆
という熱烈なオススメをいただきまして…
(いや、もしかしたら単に我々の存在が既にヲタだとバレいるだけかもしれませんが…;;;)

という訳で、
来年…
第2回ジュヴナイル伝奇シリーズ「オフライン」イベントを秋葉原で…やります…
※めっちゃ今回限りだと思ってた※
ええええ;;;;;;
まさかの…第2回!!!??
黄昏刻に龍ぞ棲む秋葉原編…???


ちなみに秋葉原は、駅で言うと東京と上野の真ん中にあり、
新幹線で乗り継いでもそれぞれの駅から2駅分しか移動がなく、
飛行機で品川を経由しても、品川からは20分以内と、破格のアクセスの良さを誇ります^^;(新宿より超便利↑;)

まだ会場の具体的な場所は把握していませんが、
とにかくヲタクが身を隠すにも最適の森です。
(カートゴロゴロしても誰も気にせんですもん※たぶん)

第一回のような聖地巡礼があるかどうかはわかりませんが(寛永寺は行けそう)あとジュヴナイル伝奇に関係ありそうなのは幽撃隊の萌市君ぐらいなところでしょうか…?

時期ですが、
来年(2024年)8月下旬から9月上旬くらいにしたいなと思います…!

じつは2024年は、PS2版九龍から発売20周年、
幽撃隊(無印)発売から10周年の記念イヤーなんだそうで。
※ちなみに九龍の記念日は9月16日※
2004年からもう20年経つんですね…は、はやい…!

そこに一応は合わせて…という感じですが、
記念日の前後はちゃんとお祝いしたい人が多数おられると思い(九龍も数多のファンがいて、歴史がすごいでしょうからね…)
なるべく記念日近辺は避けるようにしまして、
前倒しで開催するようにしたいと思います…!

オフラインではジュヴナイルオンリーって本当に無いですからね…;もしよかったら、今年参加できなかった人も来年リベンジお願いします!
8月9月ですからほぼほぼ1年くらい時間はありますので…!^^b

(勿論やむを得ない事情でオフラインに参加できない方のため
今回のイベントのようにピクスク上で追加のオンラインイベント※黄昏刻に龍ぞ棲む5※開催も9月上旬にやりたいなと思っております…!)

…という、そんな感じで
今年と、それから来年の予定をアナウンスさせていただきました…!

いやぁ…来年…九龍と幽撃隊イヤーなんですね…
去年・外法があって、今年・剣風があって、来年・九龍(無印)、再来年(九龍OOA5周年…)
毎年なにかしらある………??
それにかこつける形でイベント開催などしておりますが、本当に大丈夫なのか??(←何が)

もし機会とご縁あれば、今年末の陰陽の武道家オンリー、
ならびに来年のジュヴナイル伝奇シリーズ(オン・オフ)オンリーでお会いいたしましょう!!!!!!

もし描きたいネタがありそうな方は是非あたためておいてください!
楽しいイベントにしましょう!

いやとにかく怒涛の2023年6月…いやぁ…本当にお疲れ様でした!!!!!!!!!!!!
長期間、大変だった方もおられるでしょう!!!
本当にお疲れ様でした!!!!!!!!!!!


皆様の創作活動に幸あれ!!!!!!!
ご参加くださった全ての皆様に感謝申し上げます!!!!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!

黄昏刻に龍ぞ棲む新宿編
黄昏刻に龍ぞ棲む4
主催もぎ

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