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何度も読み返して身につけたいスキルノート

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とても勉強になったので、何度も読み返して参考にしたいnoteです。
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#マンガ

商業マンガ連載の継続条件と続けるためにできること

商業マンガ連載の継続条件と続けるためにできること

どうもこんにちは、STUDIO ZOONのムラマツです。
先日、下記の記事を見つけ興味深く読みました。

初めての商業マンガ連載を打ち切りになった著者の方が、反省点を語りつつ打ち切りの回避策について考察されています。マンガ家さんから見えたことや感じたことが赤裸々に描かれていて、新鮮でした。

私も編集者として連載終了に立ち会ってきましたし、打ち切りを免れるために数字と睨めっこもやって参りました。そ

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作品のテーマってなんだ?

作品のテーマってなんだ?

どうもこんにちは、Studio ZOONのムラマツです。

最近はMondできた質問に答える形式でnoteを書いているのですが、今回はこんな質問をいただきました。

これはですね……本当におっしゃる通り!!! マンガ編集の現場でも人によって「テーマ」と呼んでるものが全然違ったりします。なので(例えば持ち込みなどの場面で)しっかりコミュニケーションもせず原稿だけ読んで「この作品のテーマはなんですか?

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エンジニアが生成AIでガチ漫画を描いてみた話。

エンジニアが生成AIでガチ漫画を描いてみた話。


結論まず結論から申し上げると、生成AIでのマンガ制作はめちゃくちゃ楽しかったです。そして、生成AI×漫画に非常に可能性を感じました。

生成AIがスキルや脳内イメージを超えたアウトプットを出すためか、作り手でありながら、読み手の感動も味わえるところが制作体験を底上げしていました。

生成AIでの漫画制作の強みは3つ。制作時間の半減と高品質な作画、それと作風が人に依存しない点です。3つ目の属人性が

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教えて村松さん part2!~新卒編集者が漫画一筋20年の編集者に突撃~

教えて村松さん part2!~新卒編集者が漫画一筋20年の編集者に突撃~

コンテンツスタジオ「STUDIO ZOON」のスペース第7回を配信いたしました!
前回の配信では、マンガ編集一筋20年の「STUDIO ZOON」 第2編集部 編集長の村松に、新卒社員&編集者歴半年の竹内が普段から気になっていることを質問し、「マンガづくりをするうえで大切にすべきもの」を胸に刻みました。
『教えて村松さん』と題してパート2をお届けする今回は、前回よりも視野を少し広げ、マーケットの動

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298万バズ発生→700人フォロワー増するまでにやったこと、やらなくてよかったこと

298万バズ発生→700人フォロワー増するまでにやったこと、やらなくてよかったこと

無害で有名なみじんこです、こんにちは。先日、おいしい生アジフライをいただきに行ったんです。あまりに素晴らしかったので、おいしさをマンガにしてX(Twitter)に投稿しました。

そしたら、12/8に投稿した生アジが12/9に伸び始めました。

完全に生アジフライの写真の戦闘力のおかげ。生アジフライ、おいしいだけでなく、みじんこの認知アップにまで貢献してくれるとは。1皿1000円以下とは思えない有

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「わかる」と「伝わる」の間で「感情」を描く

「わかる」と「伝わる」の間で「感情」を描く

どうもこんにちは、Studio ZOONの村松です。

前回のnoteが、編集部の後輩の質問に答えた内容をそのまま書いただけでサクッと1本記事ができたので、それに味を占めてMondに登録して質問の募集をしていました。

「いや〜、待てど暮らせど質問こないな〜」とか思ってたんですけどログインできてなかっただけで、開いてみたらたくさん質問が来ていました。すいません、ありがとうございます!そして、その中

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タテスクロール型漫画に対する考察

タテスクロール型漫画に対する考察

こんにちは、チェ・ブンブンです。

先日、とある方から「タテスクロール型マンガの参考になる映画を教えてください」といったご相談を受けた。漫画には疎いものの、スマホを用いた読書に最適化した手法として「タテスクロール型マンガ」が登場していることは気になっていた。スマートフォンが登場して10年以上経つが、映画の世界ではタテ型のフォーマットは使いこなせていないように思える。通常のフォーマットでは絵画的集中

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#コルクラボマンガ専科 8期最終講義~役に立った講評とバトルネームのうまくなり方まとめ

#コルクラボマンガ専科 8期最終講義~役に立った講評とバトルネームのうまくなり方まとめ

7期から連続参加中の#コルクラボマンガ専科、8期がついに終わりました!

みじんこの卒業課題は、こちらから無料でまとめ読みできるので、もしよければのぞいてみてください!

下記はみじんこの卒業課題への講評です。

ズーニー先生
①「AIの示す正しい道を歩むことが私にとって幸せなのか」問い
日本はAIに仕事を奪われる人が多い。DeepLによって翻訳家の仕事はほぼ不要に。
こういう時代背景の中で、作品

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マンガにあって映像脚本に存在しないもの、それは「キャラクター」と「感情」だった!

マンガにあって映像脚本に存在しないもの、それは「キャラクター」と「感情」だった!

こんにちは、マンガスクリプトDr.のごとう(@goto_junpei)です。

今回はまずコルクスタジオ編集長として、大事な大事なお知らせをさせてください!

コルクスタジオの新作webtoon『キラー・ゴールドフィッシュ』が、LINEマンガにて10月22日(日)より連載開始しました!

やったーーー!!!

というわけで今回は、『キラー・ゴールドフィッシュ』に関わることで気づいた「実写映像」と「

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#コルクラボマンガ専科 8期 バチボコ先生授業メモ

#コルクラボマンガ専科 8期 バチボコ先生授業メモ

コルクラボマンガ専科の名物授業、バチボコ先生の講義内容をメモ書き程度にまとめました。ちょうど絵の模写練習もしているタイミングなので、元絵の「印象」も合わせてメモしておこうかなという気がしてきました。

ポイントはこちら

そのキャラを認識させる「固有性」に注目
その絵で読者に「どういう印象を与えているか」を意識する
物を見る力が上がれば絵はうまくなっていく。絵を描いている時間だけが成長機会ではない

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マンガのキャラクターを創る時のポイントまとめ

マンガのキャラクターを創る時のポイントまとめ

マンガ界隈にいると「キャラが立つ」かどうか、っていう話をよく耳にします。四六時中キャラのことを考えていようが、気合を入れようが、簡単にキャラが立つわけではないので、いったん、チェックリストをつくってキャラを見返してみたいと思っています。

そんなわけで、まずはチェックリストをつくるよ!

・キャラにその人物を印象づける一貫した主義があるか?
あるキャラが出てきた時に、この人は「〇〇だよね」と読者が

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『STUDIO ZOONは、ほかの編集部やWebtoonスタジオとどう違うのか』ZOON作家さんに聞いてみた!

『STUDIO ZOONは、ほかの編集部やWebtoonスタジオとどう違うのか』ZOON作家さんに聞いてみた!

クエリエイターの採用を進めるべく開始したコンテンツスタジオ「STUDIO ZOON」のスペース第4回を配信いたしました!
今回のテーマは『編集長ラジオ〜ZOON作家さんの声編〜』。
第2編集部の編集長を務める村松と、第1編集部の編集長を務める鍛治の2名が、事前アンケートでいただいた作家さんからのコメントにお応えしています。さらに、前回のスペースで寄せられた質問にも回答しました。第4回では作家さんか

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【AI漫画実験/第3回】画像AIのSDXL+加筆で、AIっぽい違和感が気にならない縦読みカラー漫画が作れないか実験してみた

【AI漫画実験/第3回】画像AIのSDXL+加筆で、AIっぽい違和感が気にならない縦読みカラー漫画が作れないか実験してみた

これは「今までガチガチに手描きで漫画を描いてきた奴が、AIをフルに作って漫画を作るとどうなるか」という実験の記録・第3弾です。
前回と、今まで製作したAI漫画のまとめ読みkindle(無料)はこちら。

今回の実験の目的は以下になります。

・AIのリッチなカラー絵でも漫画として目が止まらず違和感なく読めるか
・人同士の絡みの動き、くっついて離れるまでの動作が自然に見えるようなAI漫画が作れるか

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「あれ。なんかできた…」AI使った漫画制作、がんばります

「あれ。なんかできた…」AI使った漫画制作、がんばります

先日、画像生成AIでnoteのサムネイルを作ろうとプロンプトを打っていたら手が滑って…え?

そう、偶然にも、漫画が出力されたのです。

せっかく漫画ができたなら、そのまま見過ごすのはもったいない。セリフを入れてそれっぽく見せられないか…と思っていた矢先に、思い出したのです。

「そういえばGPT 4Vって、画像読み取れるんじゃん」と。

ChatGPTに↑の画像3枚をインプット。そしてお願いして

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