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ふるさと能登へ錦を飾る

今週の3月14〜15日に、1泊2日で、能登と金沢に出張する。
14日は、私が生まれた中能登町の宮下町長を訪問し、町の現状や困りごと、これからの展望につき、お話しをお聞きしたいと思っている。

能登半島は、大きく、奥能登と中能登と口能登の3地域に分けられる。甚大な被害に遭ったのは震源地である奥能登だ。中能登でも、被害が大きい地域がある。能登の中核である七尾市もまだ断水の箇所が多くあるようで、加賀屋さんをはじめ、和倉温泉の20余りの旅館は全て休業を余儀なくされている。
それに比べて、同じ中能登地域でも中能登町の被害は少なかったようだ。奥能登地域と中能登地域で、ただ中能登町のみが死者数はゼロだ。

そんなことで、宮下町長は私の小中学校の1年先輩ということもあり、「[OUEN Japan]として、能登の復興のお手伝いをしたいと考えている。ついては、宮下町長にお話しをお聞きしたい。また、被災現地を視察したい」とお話ししたところ、宮下町長から、「是非いらしてください。じっくりお話ししましょう」とのありがたいお返事をいただいたのだ。

微々たるものかもしれないが、[OUEN Japan]で、中能登町のみならず、奥能登地域・中能登地域の何らかの復興支援ができればと思っている。

また、15日は金沢市の[OUEN COMPANY]のうちの3社を訪問し、[OUEN Japan]が[TEAM OUEN  NOTO]を組成し、オール石川とのコラボレーションで能登復興の支援をしたい旨をお話しし、その足掛かりを見つけたいと思っている。

そして、その出張報告会を、来週の3月19日に、神保町の学士会館で開催する予定だ。
既に数社から、[TEAM OUEN NOTO]に加わりたいとのお話しをいただいている。今回は、10名強が集まってくださる見込みだ。

まずは情報共有だが、皆さんからいろいろなサポートのアイディアが出てくるだろうと期待している。

私の応援団同期(東北大学応援団長)の木島明博さん(東北大学名誉教授(農学))にお声を掛けたところ、是非参加したいとのこと。ありがたい。

木島さんは、ちょうどロシア出張から帰国して、新幹線で東京から仙台に帰ってきた時、仙台駅で東日本大震災に遭遇したそうな。
そんなことで彼は無事だったが、彼の宮城県女川町の研究室は津波に流されて、彼の研究資料も全て流されたとか。
以来13年、彼は、東北の漁業の復興に精力を傾けてきた。

能登は、能登観光(能登半島の外浦と内浦の景観)、和倉温泉、輪島塗、珠洲焼等々が売りだ。
石川県の面積の半分を占めているが人口は1/9の20万人弱。あとは、半農半漁だろうか。日本の代表的超過疎地域だ。過疎の先頭を走っている。

私は、能登売りの中でも日本海の美味な魚介類は秀逸だと思っている。能登の漁業の復活のためにも木島さんのアドバイスは貴重だと思う。

まずは、想いだ。私のふるさとでもある。能登への思い入れは格別なものがある。
そして、心温かい、心熱い、心清い仲間たち、多くの仲間たちが集まってきてくれて、わずかなお金でもいい。
いや、それよりも、たっぷりの知恵とWin Win Winのビジネスアイディアを出し合うことだ。それが、10年〜20年、それ以上に亙り、長く能登を応援することにつながる。

「ふるさとへ錦を飾る」とは、一般的に、社会的に成功して、立身出世を遂げて、故郷へ帰ることだ。
一匹狼・一匹パンダ・ドラえもんの私は、その意味では全く「ふるさとへ錦を飾る」人間には該当しないが、[OUEN Japan]で[TEAM OUEN NOTO]を組成し、能登半島の復興支援のイニシアチブを取ることができれば、それが私流の「ふるさとへ錦を飾る」ことになるのではないだろうか。

多くの皆さんのお力をお借りして、"ふるさと能登へ錦を飾りたい"と思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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