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一泊二日の金沢出張

半年ぶりの金沢出張だ。
10月19日(木)、始発の北陸新幹線"かがやき"で、6時16分に東京を立ち、8時43分に金沢に着く。乗車時間は2時間27分。今までは、到着時刻は8時46分だったような。
どちらにしても、東京から2時間半で金沢に着く。

私が学生時代の半世紀前は、上越本線か信越本線から北陸本線での夜行列車で約8時間。または、東海道本線で米原乗り換え、北陸本線で金沢へ、5時間強かかった。
上越新幹線が開業してからも、新幹線で長岡まで行って、北陸本線に乗り換え、4時間強かかった。
それが、7年前に北陸新幹線が開業してからは、最速の"かがやき"だと2時間半、"はくたか"でも3時間で金沢に着く。
もう、金沢は、室生犀星の「ふるさとは遠きにありておもふもの」ではなくなった。隔世の感がある。

アンナが京都からのサンダーバードで9時13分に金沢に到着する。金沢駅改札口で合流する。

福井浩一さんは、金沢駅まで出迎えてくださった。
福井さんの自家用車で、金沢市内の会社を5社訪問する。
タクシーの乗り継ぎでは、この強行スケジュールは熟せない。福井さんが自家用車を出してくださったおかげで何とか熟すことができた。
福井さんのご厚意に頭が下がる。

半年くらい前だったか、福井さんにFloraのこと、アンナのこと、私が応援していることを話した。そして、石川での女性活躍、そのための環境整備が、地域創生の切り口の一つになるだろうことをお話しした。
今回、福井さんは、そんな私を応援しようと、一日お休みを取ってくださって、ナビゲーターと運転手をしてくださったのだ。

私は、福井さんとは歳は一回り以上も違う。接点は、同じ石川県生まれというだけだ。昔からの知り合いではない。
親しい人の紹介で、ある人と親しくなり、その人の紹介で、福井さんに巡り会った。そして、心と心が通じ合ったのだ。私は、そんな温かい人たちとのご縁で生きている。いや、生かされている。

小才は、縁に出合って縁に気づかず
中才は、縁に気づいて縁を生かさず
大才は、袖振り合う縁をも生かす

という柳生家の家訓を思う。

どういう指標か知らないが、ある人が、"ふるさと石川は、全国最低の女性が働きにくい県"なんだとか。ちょっとびっくりする。
そんなことで、知事も女性活躍には力を入れていらっしゃるのだとか。

私も微力ながら、ふるさと石川の"女性活躍→地域創生"のために、持てる力を尽くしたいと思う。

金沢は、京都ほどではないにしても、日本を代表するメジャーな観光地である。何せ、日本で唯一の百万石の城下町だ。
秋晴れの一日、外国人(主として西欧人)の観光客で溢れかえっていた。

それと、日本海の海の幸が絶品だ。
お昼は"金沢まいもん寿司"で、夜は片町の"かぶ菜"で、日本海の珍味を堪能した。

アンナは、寿司も刺身も焼き魚も好んで食べる。私はと言えば、生魚は苦手なのだが、寿司にすると白身魚は美味しく食することができる。そして、まだ、石川では解禁ではないが、山形で採れたという"香箱がに"があって、美味しくいただいた。香箱がには私の大好物だ。
能登の海蘊(もずく)も絶品だった。

アンナは社会起業家である。
日本の社会を変革するという。日本が遅れているところ、変えていかなければならないところを、日本が持っている良さを生かしながら、アウフヘーベンして、ジェンダー平等を実現することを目指す。
私も、"女性活躍→地域創生"で石川を元気にしたい。

コロナが収束に向かっている今、私はもっと頻繁にふるさと石川に出張することになるだろう。次は、1ヶ月後の11月下旬の予定だ。

これから冬に向かう。日本海の海の幸を堪能することもできる。楽しみだ。

何とか、石川の地域創生に、微力ながら尽力したい。ふるさと石川に錦を飾りたいと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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