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これから目指す"男女のありよう"

10月25日(水)から、27(金)まで、2泊3日で福岡に来ている。アンナ同行だ。
私は飛行機で東京から、アンナは新幹線で京都から。北九州で合流し、25日は北九州、26〜27日は福岡の企業を訪問する。

アンナ同行の福岡出張は、6月以来2度目になる。
私たちの「美女と坊さんの地方行脚」は、福岡をはじめとして、関西(大阪、京都)と金沢が舞台だ。
フェミテックビジネス、ベンチャービジネスとも、いずれもアンナが主役で、私はその応援団長だ。
応援の意味は、"脇役に徹し、援けに応える"ことなのだ。

私は、大学以来、"応援人生"を送っているが、生まれ変わった、"これからの第二生"こそが本来の応援人生なのだと、その想いを強くしている。
そう想うに至ったのは、ここに来て、漸く、目指すべき応援のターゲットが明確になってきたことにあるからだ。

私の人間としての原点は何かと考える時に、やはり、私の幼少期の育った環境が大きいのではないかと思う。
その核心に、祖父母の私に対する"素朴で、温かい教育"があったことに思いを致す。

心優しい祖父と厳しい祖母だった。祖父は祖母のことを、誰にでも、"おかっつぁま"と言っていた。"おかっつあま"とは、"おかあさま"の意味であり、連れ添いをそのように言うことは、男尊女卑の時代、特に能登では、ちょっと考えられない(近所の男たちは、連れ添いを"じゃま"と呼んでいた。私は、"じゃま"は邪魔に通じる、連れ添いを全く以てバカにした言葉だと、それはあんまりではないかと思っていた)ことだった。
夫婦喧嘩をしても、いつも祖父は祖母に言い負かされていた。そして、決して、祖母に手を挙げることはなかった。
そして、祖母は私に、祖父のことを"おじじ"とは呼ばせなかった(私は祖母のことを"おばば"と呼んでいたが)。兎に角、「おじいちゃんはえらいんだ。何せ、日露戦争でお国から金鵄勲章をいただいたんだから」と言うのが口癖だった。
そんな祖父母は、私にとって、理想の夫婦に思えた(だからと言って、私が祖父のようにできているかは疑わしいが)。

そんな幼少期の環境が、私の人間観をつくっているように思う。能登の男尊女卑の文化の中に育ったことで、顕在的には、「女は三歩下がって男についていくもの」と思っているところがあるが、潜在意識の中には祖父母の夫婦の在り方を理想の姿だと思うところがある。

そして、古稀を過ぎて、その思いが自然体で日々の行動に出てくるようになった。
それが、今時のSDGsやジェンダー平等と、妙にと言うか、実にマッチしている。
今の時代に押されて、そのように思うわけではない。心の底から、潜在意識の中に閉まってあった思いが、今、顕在化して溢れ出てくるのだ。

私が若かりし頃、ウーマンリブがブームだった。その時代はそれはそれで良かったのだろう。しかし、今はウーマンリブでは世の中は変わらない。女だけが突っ張って生きても、社会は変わらないだろう。男女が力を合わせて社会を変えていく時代だ。そして、ほんとに賢い女性は、そんなピリピリしてなどいない。ほんわかと女性の得意技を発揮して、自然体で主義を主張・表現するのだ。
男女は和気藹々、共同・協働してこそ、素晴らしい理想の社会をつくることができる。

そのためにも、これから私たちがやるべきことは、今までの女性が歩いてきた"でこぼこの道を、アスファルトの道にする"ことなのだ。男が歩いてきた道と同じ道にすることだろう。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

[国際女性デー/3月8日]

1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。
「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。
イタリアの「ミモザの日」は有名で、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。

[持続可能な開発目標(SDGs)]

SDGsは2015年9月、ニューヨークの国連本部にて193カ国の合意のもと採択された、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)。

SDGsは全ての国の達成目標であり、日本政府もその達成にコミットしています。
また、民間セクターには資金提供のみならず、事業活動を通じてSDGsの達成に積極的に寄与することが期待されています。

そして、[SDGs 目標5:ジェンダー平等を実現しよう]は他のすべての目標と不可分であると明記されています。
ジェンダー平等は、SDGsの実現になくてはならない横串です。

女性のエンパワーメントとジェンダーの平等は、持続可能な開発を促進するうえで欠かせません。
女性と女児に対するあらゆる形態の差別に終止符を打つことは、基本的人権であると同時に、他のすべての開発領域に対して波及効果があります。

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