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自然教育園でみどりを愉しむ

5月4日(土、祝日)は「みどりの日」だ。

国民の祝日に「みどりの日」を新設する際の説明は、以下のようだ。

飛躍的な経済成長の結果、我が国の国民生活は、物質的にはほぼ満足し得る水準に達したものと考えられますが、これからは、これまでにも増して"心の潤いやゆとりといった心の豊かさを涵養する"ことが求められています。
我が国は緑豊かな自然を持った国であることにかんがみ、この自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな、心をはぐくむことを願い、「みどりの日」として国民の祝日とするものであります。

「みどりの日」に因んで、白金台にある「自然教育園」に、妻とともに出かけた。
私はウォーキングで複数回訪れている。最近は、①靖國神社コース、②明治神宮コース、③皇居一周コースの3コースばかりで、④自然教育園コースはちょっとご無沙汰している。ほんとうに久しぶりだ。

④自然教育園コース
外苑前(事務所)→(外苑西通り)→西麻布→南麻布(了聞)→広尾(慶應幼稚舎)→白金→(プラチナ通り)→白金台→自然教育園
この往復だ。

紅葉の新緑

「みどりの日」のため、入園料は無料だった。妻は、"気持ちばかり"と言って、募金箱に寄付した。
広い自然教育園だから管理費も半端ないだろう。募金箱には、硬貨のみならず紙幣もたくさん寄付されていた。



自然教育園は、大都市「東京」の中心部にあって、今なお豊かな自然が残る、貴重な森林緑地だ(東京は、大都市にしては緑が多い都市だと思う。特に、私が住んでいる青山近辺は、神宮外苑や青山墓地、明治神宮があり、少し足を伸ばせば新宿御苑や代々木公園もある。ウォーキングコースに事欠かない)。

来園者は年配の夫婦連れが多い。子ども連れの若い夫婦もチラホラ。一人で来ている老人もいる。
勿論、GWだからいつもより人は多いが、一昨日の明治神宮の混雑とは雲泥の差だ。明治神宮は観光コース、自然教育園はそうではない。

自然教育図

園内をゆっくり、ゆったり散策して、ちょっとした記念品を買った。妻は、私がフクロウが好きだと言って、フクロウのバッジを買ってくれた。早速、日頃使っているカバンに付けた(フクロウは知性の象徴、学問・知恵の神様であり、苦労しらず。不苦労=ふくろう)。
帰りに、白金台の「黒毛和牛 腰塚」でランチを摂り、義母が入居している南麻布の「ありすの杜」に立ち寄って、外苑前の事務所に戻ってきた。歩数は22千歩強。


副団長からLINEで、小ぶりの花生けに生けた高遠の花の写真が送られてきた。草花を愛でる豊かな心は人を幸せにする。そして、自ずと「人のために尽くそう」と思う。

高遠より届いた生花(副団長)

事務所に帰って、「致知」に目を通した。1年以上前の2023年1月号を取りだして見た。

特集は、"遂げずばやまじ"だ。

"JALの奇跡はかくて実現した"と題して、日本航空元社長の大西賢さんと日本航空元会長補佐専務執行役員の大田嘉仁さんの対談を読み直した。

お二人で稲盛和夫さんのことをお話しになっている。

稲盛さんは仰る。

大義と謙虚さが物事を成就させる。「何のために」という大義が絶対に必要だ。

世のため人のために尽くすことが、人間として最高の行為である。

謙虚さは魔除けだ。
「自分はまだまだ未熟だ」「多くの人のお世話になり、今があるんだ」という謙虚さを失わなければ、道を外すことはない。

神様は平等なのだから、常に明るく前向きに一所懸命努力を重ねていれば、必ず報われ、素晴らしい人生を送ることができる。

リーダーが周囲の人を惹きつけていく人間性、徳性を磨き高めていく。自らの徳を以て周囲を感化し、人々を巻き込み、「遂げずばやまじ」を実行していく。

この事業をやることは正しいんだという大義と善き思いをベースにして事業を興したなら、必ず最後までやり遂げなさい。

願望を成就につなげるためには、並に思っただけではダメだ。中途半端なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中、そのことを思い続け、考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身その思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでにひたむきに強く一筋に思うこと。そのことが物事を成就させる原動力となる。

私は、能登復興の応援について、そのような強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中、そのことを思い続け、考え抜いているだろうか。
そうでなければ、願望は成就に至らないだろう。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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