小林 博重の OUEN blog

東京大学法学部卒業、安田信託銀行、明治安田生命(生命保険エージェント)を経て、 平成2…

小林 博重の OUEN blog

東京大学法学部卒業、安田信託銀行、明治安田生命(生命保険エージェント)を経て、 平成20年5月に南青山ビジネスパートナーズ設立。赤門鉄声会(東京大学応援部OB・ OG会)幹事、石川赤門会、群馬銀杏会(各東京大学同窓会)各幹事。

マガジン

  • OUEN Ishikawa

    "ふるさとは遠きにありて思ふもの" 日々、ふるさと石川(能登・加賀・金沢)を想い、徒然に思うところをblogに認めています。

  • OUEN Japan に関する記事まとめ

    毎日ブログの更新をしていますが、「OUENJapan」に関する記事をまとめました

  • 七朋会の記事まとめ

    旧七帝大の有志会(七朋会はその応援団(部)を昭和50年(1975年)に卒団(部)した同期会がきっかけ。世代はもちろん、応援活動を共にした仲間たち、応援を愛する有志へと広がりをみせています。)

最近の記事

石門心学と三方よし

ビジネスの基本は、"人を思い遣る心を持つ"ことである。 "人のため"とは、世のため人のためになる、"ハードのものづくり"に限らず、人が何を考え、何を求めているかを考え、その課題を、人との触れ合いの中で、直接的のみならず間接的にでも体得することで、それを"自分ごと"にし、その課題解決に精魂を傾けることである。 それは、現代で言えば"SDGs"であろうし、江戸時代の"石門心学"、近江商人の"三方よし"ではないだろうか。 私は自他ともに認める、"金儲けとは全く縁のない"人間であ

    • 人間は一生のうち、逢うべき人に必ず会える

      人間は"何かを成すためにこの世に生まれてきた"のだと思う。 それは、神仏か、天か、人間には見ることができないサムシンググレートが、「君にこのミッションを与えよう」と、人それぞれに一つのミッションを与えて、それを成すための得手まで付けて、この世に送り出してくれるのだ。 そのミッションはとてつもなく大きかったり、そうでもなかったりする。 一人だけでできるミッションもあるだろう。天才と言われるような人は一人だけでもできるかもしれない。しかし、人に与えられたミッションはほとんどの場

      • "無私の心"と"熱い思い"が、事を成就させる

        昨日(6.5.27(月))の産経新聞朝刊の産経抄に、『NHK 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の5.25(土)放映の「隠岐 島に希望を取り戻せ〜破綻寸前からの総力戦〜」のことが書かれていた。 中島みゆきが歌う主題歌が流れ、田口トモロヲのナレーションが聞こえてくると、もういけない。中高年男の涙腺を刺激するNHK番組「新プロジェクトX」のあざとさは、先刻承知の上だが、ついついチャンネルをあわせてしまう。 先週土曜日は、日本海に浮かぶ隠岐諸島の島根県海士町(あまちょう)をとりあげ

        • 運は100%自分次第

          私の第二生のミッション、それは[OUEN Japan]のミッションの柱でもあるが、そのミッションを、私は「能登の創再生の応援」と決めた。 そんなことで、最近は「地方創生」に関する書籍を買って片っ端から読んでいる。テーマを決めて買う時は、どうしても書店よりもamazonが便利だ。そして、いつでも読むことができるように、一度に何冊かまとめ買いをしてしまう。そのため、事務所の奥の書斎(書斎というか、ちょっとした目隠しスペース)には地方創生関連の書籍が積ん読されている。 基本的に

        石門心学と三方よし

        マガジン

        • OUEN Ishikawa
          18本
        • OUEN Japan に関する記事まとめ
          110本
        • 七朋会の記事まとめ
          17本

        記事

          「何もないこと」は「それ以外、何でもある」ということ

          5月25日(土)19時30分から放映された『新プロジェクトX』〜挑戦者たち〜「この国には、誰にも知られず輝く人々がいる」〜を視聴した。 「プロジェクトX」が18年ぶりに復活します。旧シリーズでお送りしたのは、黒四ダムや青函トンネルなどの巨大建設工事、VHSや国産乗用車などの製品開発、あさま山荘事件の舞台裏など、日本の産業史・現代史に残るプロジェクトに関わった人々のドラマでした。 新シリーズではバブル崩壊以降の「失われた時代」が主戦場です。どんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に

          「何もないこと」は「それ以外、何でもある」ということ

          能登復興のため[OUEN Japan]らしい応援をする

          5月の2泊3日の北陸出張(能登〜金沢〜富山)を無事終えることができ、富山発15:11の[はくたか568号]で帰途に着いた。実に有意義な出張だった。 元日の能登半島地震以来、ずっと喉の奥に刺さっていた小骨は、3月からの月一の能登出張(3回)で、漸く取り除くことができたようだ。 私は"ふるさと能登"に何をすることができるだろうか。まだまだ総天然色にはほど遠いが、朧げながら白黒画面で見えるところまできたように思う。 やはり、現地を見ること、知ること、現地の方々のお話しを聞くこと

          能登復興のため[OUEN Japan]らしい応援をする

          "鵜様道中の宿"を訪ねる

          22日、良川の「えにし家」に宿泊した。今日もいつもながら、3時に目覚め OUEN blog を書いて今日の一日をスタートさせる。 朝食前に、「えにし家」の周りを散歩した。私のいつものウォーキングは2時間以上を要しているので、20分ほどは足慣らしだ。 私の実家は旧鹿西町の能登部上であり、良川は旧鳥屋町だ。私の伯母さんが嫁いだ在所であり、良川の家を訪れた思い出は幼少の頃の春秋のお祭りくらいだ。 金沢大学附属高校では、私が生徒だった半世紀前は、高校3年生の授業は12月で終わっ

          "鵜様道中の宿"を訪ねる

          未来の能登を語り合う

          22日(水)、東京発7:20の北陸新幹線「かがやき503号」で、9:45に金沢に着く。金沢発9:53の七尾線各駅停車に乗り換え、良川へ(良川着11:14)。 東京から中能登まで、掛かる時間は、新幹線で2時間25分。乗り換えで8分。七尾線で1時間21分。合わせて3時間54分。4時間弱だ。 私が学生の時は、夜行列車で8時間かかった。約半分に縮まった。お金に余裕がある時は、東海道新幹線で米原まで。米原から北陸本線で金沢まで。金沢から七尾線で能登部(私の実家は能登部にあった)まで。そ

          未来の能登を語り合う

          ふたたび、"人生二毛作"

          [論語為政篇]に言う。 子曰く、 吾十有五にして学に志す、 三十にして立つ、 四十にして惑わず、 五十にして天命を知る、 六十にして耳順う、 七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。 その意味は、 私は十五才で学問を志し、 三十才で学問の基礎ができて自立でき、 四十才になり迷うことがなくなった。 五十才には天から与えられた使命を知り、 六十才で人のことばに素直に耳を傾けることができるようになり、 七十才で思うままに生きても人の道から外れるようなことはなくなった。 す

          ふたたび、"人生二毛作"

          人生には"サムシンググレート"がいる

          22日(水)から24日(金)まで、2泊3日で石川県(能登と金沢)と富山県に出張する。 [NPO OUEN Japan]として、3月から、月1度の頻度で、能登復興応援のため、私の出身地である中能登町を筆頭にして石川県に出張している。 能登半島地震の震源地は奥能登であり、その奥能登は半島の先端という地理的に不利な条件のこともあり、復旧は遅々として進んでいない。まずは住むためのインフラ整備(仮設住宅建設や断水復旧工事等)の段階であり、それには公的機関に依存せざるを得ない。 [O

          人生には"サムシンググレート"がいる

          ただ謙のみ福を受く

          「致知」6月号の佐治晴夫先生と鈴木秀子先生の対談では、お二人は下記のように話されている。 自然界のすべてを含めて、互いが独立した存在ではなく、それぞれが相互依存である。「あなたがいて、私がいる」という関係にある。 すべてが相互依存関係にあるのであれば、お互いに気づかないところでお世話になっているだろうし、逆に気づかないところで相手を傷つけてしまっているかもしれない。 そこに思いを馳せる時、湧き上がってくるのが"感謝"と"悔い改め"の心です。 「ありがとう」 「おかげさま

          ただ謙のみ福を受く

          「致知」6月号を読む

          毎月初に「致知」が事務所に届く。 「致知」は、"人間学を学ぶ月刊誌"と銘打っている。 昭和51年8月に第三種郵便物に認可されたから、この8月で48周年になる。 ネット時代で紙媒体がどんどん消えていく時代に、「致知」だけはますます読者を増やしているのだ。 日本人は捨てたものではない。 5月初めに届いた「致知 2024年6月号」を読んでいる。 今まで届いた「致知」も捨てることなく、ふと悩んだり、迷ったりした時に取り出して、過去の記事にアットランダムに目を通すことをしているが、何

          「致知」6月号を読む

          久しぶりに"趣都金澤東京交流委員会"に参加する

          昨日(6.5.17)、新宿三丁目の貝料理専門の「はまぐり」にて、[趣都金澤]東京交流委員会委員長の佐野浩祥さんを「イタリアに送り出す会」が開催され、久しぶりに参加した(前回参加したのは、コロナ禍前だったから4〜5年前だったろうか)。 呼びかけ人は、新しく委員長に就任される水口克夫さん。9名が集まった。 [趣都金澤とは] 「日本一趣深い都市『趣都・金沢』の実現」をキーワードに、金沢の強みである「文化」を機軸とした市民主導のまちづくりを行うNPO(特定非営利活動)法人です。

          久しぶりに"趣都金澤東京交流委員会"に参加する

          私が生まれてきた訳は・・・

          今週、応援部の後輩と飲む機会があった。彼女はまだ23歳と若く聡明才弁であり(ながらも)、人格高潔な、私が尊敬する女性である。 人生論を孫のような異性と語り合うことができる幸せを感じながら一献を傾けた。 お互いの東大受験の話になった。彼女は、「早慶はそれぞれの大学の傾向と対策をしなければならないが、東大は違う」と言う。東大受験は高校で学ぶことをしっかり学んでおれば合格はできるのだと。彼女は特に東大受験の勉強をしなかったのだと言うのだ。今時そんな学生がいるのか。 昨今の東大の合

          私が生まれてきた訳は・・・

          能登から北陸へ拡げる

          15日、MYパートナーズの阿部哲夫さんにご紹介いただき、観光経済新聞社の積田朋子社長と大出章人取締役にお会いし、池之端の東天紅でランチをご馳走に預かった。 東天紅は東京大学(本郷)の隣だが、今回が初めてだった。ビルの9階のレストランからは不忍池の蓮が一望できる。最高のビューポイントだ。蓮の花は6〜7月が見頃だろう。 阿部さんとは、私が明治安田生命の保険エージェントをしていた時の尊敬する大先輩だ。MDRT終身会員。それ以来、20年以上のお付き合いをさせていただいている。 過

          能登から北陸へ拡げる

          第二生のミッション="能登の創再生の応援"

          昨年末、「年明けの1月には石川県に出張する」ことに決めていた。コロナが落ち着き、前回はオンラインでしか開催できなかった[OUEN 塾in金沢/石川]を、[ニューOUEN 塾]として開催したいと思い、その準備活動をスタートさせようと思っていたのだ。 金沢と七尾に行く予定だった。 そんな矢先、今年の元日に能登半島が大地震に見舞われた。そんなことで、1月下旬の出張は取り止めた。 ニュースでは、奥能登は惨憺たる状況だ。まだ、断水している地区もある。中能登地域の七尾市も和倉温泉街は

          第二生のミッション="能登の創再生の応援"