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懐かしくも新しいもの

 レトロ感を売りにした商品が、市場に出回っていますね。色味も褪せたような着色加工をあえてされている商品も多い。ですが元々レトロ感とは使い続けていく内に、色あせたり朽ち果てていく事込みの魅力でもあると思うんです。いうなれば「もののあはれ」の精神にも通ずるような感覚に近いかと思います。


 新品の物にいきなりレトロ感を求めるのは、個人的にやや違和感を感じてしまいますむしろ自分で良い感じにアイテムを長く使い込んで、上手くレトロ感の演出をして欲しい。そういう過程を得て、「一人一人の審美眼が養われていくものでは」などと考えてみたり。「もう捨てたら?買い替えたら?」の先にレトロっぽさって待っているような気がしないでもない。

 古いものをずっと使っていると、それは新しいものになる

 そんな名言をNHKのイタリア特集番組で聞きました。断捨離も良いけど家にスペースあるなら、もうちょっとだけキープしておくのも一つの手かも。修繕や維持費にもお金はかかりますがね・・・。ものが壊れる寸前の不思議な魅力ってありませんか?

 ちなみに私MDいまだに使っているんですが、もうそろそろMDカセット買えない。大変困っております。本当に使いやすいのにねぇMD。カセットテープのようにはなれなかったMD。それもまた味わい深い存在です。しかしMD復刻の可能性も無きにしも非ず。


 自分の周りにも見渡せば、レトロ予備軍沢山ありますね。私も出来るだけ保全していきたいと思います。


 


 

 


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