見出し画像

 読書日記|生きるように働く

 現在ナカムラケンタさんの著書を拝読中。今までにない求人広告を作ったり、人の集まる場づくりをされたりと色々柔軟な方です。本書ではご自身の経験プラスナカムラさんが影響を受けた方との会話で構成されています。


 私は影響受けられた方とのトークの部分が、特に好きです。徳島県のエピソードと栃木県のエピソードが印象強いです。いろんな方のお仕事観に触れて、いい影響を受ける。すごく理想的な関係だと思う。


 一体全体どこに行けばそんな素敵な方に出会えるのという気もしますが・・・。面白い事をしている人の周りには、面白い人が自然と集まってくるのかなぁ。されどなかなか楽しんで仕事出来てる人っていない。少なくとも私の周りには、あまり見かけない。


 どんな会社で働くかどんな人と働くかどうしたいか。すぐにいえるひとっているのかな。簡単にすべての条件は満たせない。だからといってじゃ起業するという訳にも・・・。


 そこら辺の難しさも大いにありますよね。良い事も書いてあったけれど、こうあれたらいいなという理想論込みの本かなとも思いました。どちらかというとここまで行き着くまでの低迷期を書いてくれたら、もっと良かった。


 多くの人のお仕事観を聞きながらも、自分自身のお仕事観をゆっくり育てていく。そっちの方が大事かなとも思いました。すべての人の考えに賛同する必要もないし、自分の考えに近い人の意見を取り入れてみる。それくらいのスタンスの方が、楽しく読書できるでしょうか。


 ビジネス本とも一味違う、どこかのお店で目上の人と仕事について雑談している感覚。居酒屋さんで昔は当たり前の懐かしい光景も広がりました。ちょっと視野を広げたい。そんな人におすすめの1冊です。


 


 

この記事が参加している募集

読書感想文

もしサポートして頂けたら嬉しいです。一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します。