読書日記｜だらしな日記

　書評家藤田香織さんのエッセイを拝読いたしました。30代独身女性の生活について、書かれた１冊。とてお分厚いけれど、さらさらと読めちゃいました。

　本の中には笑える話あり、でもそれだけじゃない何か。中村うさぎさんのエッセイに似ている印象が強いです。２０年前に書かれた本ですが、内容としては古さを感じない。


　時事ネタに関してはズレはありますが、要所要所それ分かるなと思う事がありました。私より年上な藤田さん。藤田さん世代はこういう考えの方多いんじゃないか、本を読みながら納得。今の人達はどう読むかそんな事も気になりました。


　基本は面白い話が満載。でもいい話もあったり、ふと考えさせられる話もあり。油断ならない１冊。読書記録もつけられているので、「この本読んでみよう」と思う本も何冊かありました。


　特にエッセイで気になる本が何冊か紹介されていて嬉しい。探せば男性作家さんのエッセイもあるもんだ。思えば日々とんでもない本が、毎月刊行されている。

　知らない本にこうして出会える。不思議な感覚ですね。藤田さんのお名前も別の作家さんの本から知りました。偶然とはいえ知れてよかったです。この本のタイトルも秀逸。藤田さんがマンション買うエッセイ本もあるので、これから読みます。


　結構最初から最後までサクサク読めて自分でもびっくり。電車の中でも久々に本読んでた。もっと時間かかるかと思ったのに、あっという間に読んでしまった。面白い本は、夜更かししてでも読みたくなりますね。