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天然ボケ芸能人が好き

 テレビで活躍するタレントさんの中には、天然気味な方も多いですね。どこか憎めない愛嬌がある。そういうところも含めて、人気者になる人も少なくありません。


 むしろやや天然な人の方が大成している気すら致します。ある俳優さんが雑誌で「自分がしゃべると変な雰囲気になる。自分はボケではなく、ツッコミをしたい。」と語っていたら、もうひとりの俳優さんが「ボケの方が楽だぜ。俺はこれからもボケで行く。」と決意表明されていました。


 ボケとツッコミをどのように解釈されているのかあやふやですが、いずれにしても、このお二方どちらも天然であることに間違いないでしょう。私がショックだったのは後の発言をされていた俳優さんの方です。


 狙って天然ボケキャラを演じていた?そんなまさか・・・。あんなにあどけない雰囲気で、相当な策士ではないか。ショックで一か月ほど受け入れられませんでした。しかし現在ではそういうところも含めて応援しています。


 芸能界で成功する為には、パブリックイメージを逆手に取るしたたかさも必要。思えば以前からアグネスチャンのわざとボケ疑惑は、まことしやかに囁かれていました。芸能エッセイストの方も取り上げられるほど、ちょっとしたムーブメントに発展。


 ある時男性アイドルの子がバラエティ番組で「僕達芸能界に友達がいないんですよ」と悩みを吐露したら、共演者のアグネス氏が「良かったらうちの息子と友達になる?」と謎のアドバイスをしているのを見かけました。司会の芸人さんから頭をはたかれるアグネス。


 でもアグネスの顔はどこか満足気。どこかしてやったりな表情でした。彼女のわざとボケ疑惑が根深く燻るのも、おそらくこういうところが原因かと。


 清水ミチコさんがなさるアグネスのものまねは秀逸。一点の曇りもない表情で「ちょっとくらい日本語下手な方が仕事来るよ」と片言で話す様子には不思議な中毒性が・・・。アグネスは決してこんなことは言っていないはず。でも何故か一瞬アグネスが憑依したように見えるから不思議。


 もしかしたら「ちょっとくらい隙があって、ボケ属性な方が仕事に恵まれる」というのはあらゆる業種共通の愛され術かもしれません。


 

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