見出し画像

子どもの理性を伸ばしたい。ゾウとゾウ使いの例えを使う。

理性は、人間の特徴だと言われています。

理性を持ち得ないと、社会を保っていくのは難しいですよね。

子どもたちにも、将来的には理性を駆使して、感情に振り回されない人生を送ってほしいなと考えています。

人間の本能と理性について、ゾウとゾウ使いに例えられるという話はご存知でしょうか。

ゾウ=本能、ゾウ使い=理性、と例えられています。

普段はゾウ使いによってコントロールされているゾウだけど、ゾウが自分のやりたいようにやり出したら、ゾウ使いはどうすることも出来ない。

そういう意味らしいです。

例えば、

「ダイエット中だから、お菓子は控えなきゃダメ。それは分かっているのに、食べてしまう。」

「健康のために毎日ランニングするぞ!と意気込んでも、面倒になってしまう。」

などが挙げられます。

いくら理性が、望ましい行動を取ろうとしても、ゾウのやる気がなければ、出来ないんですね。

この話を知ってから、私の家事がめちゃくちゃはかどってます。

(あー、お皿洗うの面倒だな。もうちょっとゆっくりしてから洗おうかな……って、いま私、ゾウになってる!

(洗濯物畳むのはいいけど、それぞれのタンスにしまうのが嫌だな……って、いま私、ゾウになってる!

という感じで。

ゾウになってると自覚する度に、

(いやいや、私人間ですよ〜ゾウ使いですねん)

と、奮起し、パパーっと家事を終わらせることができています。

この考え方がとても便利で、気に入ってます。

古谷実先生の漫画でも「人類最大の敵は、めんどくさい」だと言ってます。

ひとまず、長男にこの考え方をシェアしてみました。

母「さっちゃん(2歳)はさ、まだゾウ使いが2年の経験しかないから、公園でボールを独り占めしちゃうってことかな」

長男「たしかに!僕のゾウ使いは、7年の経験があるから、そんなことしないよ!」

母「今お母さんは、ゾウなんだよ。お皿洗ってお風呂の用意しなきゃいけないけど、まだゆっくり座ってたいなーって思って動けないの。」

長男「お母さんゾウだ!(大喜び)」

それから、ぐっと我慢できた時や、本能が勝ったものの後から理性を取り戻せたときは、

「今はゾウ使いになれたねー」
「さっきはゾウだったけど、ゾウ使いに戻ってきたじゃん!」

と声をかけてます。

自分が、感情をコントロールできたということが、ゾウとゾウ使いという単語を使うことで、客観的に捉えられて、とても良い考え方だなと思ってます。

よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートは、より良い記事が書くために使います。