みっち

東北うまれ、都会ひとり暮らし40代。 のんびりしてたい。でも何か変えたい。たまに紙を切…

みっち

東北うまれ、都会ひとり暮らし40代。 のんびりしてたい。でも何か変えたい。たまに紙を切り貼り。小さくて可愛いもの好き。

最近の記事

ほろ苦い曲♪GAO(ガオ)/サヨナラ

中性的でハスキーな声に、掴まれた。 中学生の時に、はじめて買ったCD。 8cmシングルは手放してしまい アルバム「Roi Roi」を持っている。 あの声に、どきどきしたなあ。 メロディも切なくて。 お昼の放送でこの曲が流れて 「私これ好きなんだよねー」と話していたら ある日、 ずっと気になっていた同じクラスの子が 聞こえるように鼻歌をうたい 私の近くを通っていった。 GAO/サヨナラ 1992年アルバム「Roi Roi」より その子とは、 その後 ちいさなケンカをし

    • マティスと日傘と光たち

      先月4月24日、雨の日に。 「マティス 自由なフォルム」 2024年2月14日(水)~5月27日(月) 国立新美術館 マティスの作品が好きです。特に切り絵。 シンプルで大胆。色・形がダイレクトに、どかんと来る感じが心地よく。 今回は大作を見られるとのことで行ってきました。 noteにしたくて紙と鉛筆を持っていったのに、ちゃんとまとめなくちゃと構えてしまって。このままだとずっと終わらないので、記録します。 ひたむきマティス 法律事務所に勤めていたマティスは絵と無縁だっ

      • 温泉のような人

        「あのね、夢でみっちを見たよ。  ほっぺがピンクで温泉あがりみたいで  次に何しようかなってワクワクしてた。」 友人との電話。 わー、いいな。 そんな風になれるかな。 実際は肌ツヤが気になるし 行動するまで時間がかかる。 それでもイメージできるなら なれる可能性があるんだろう。 素直に嬉しかった。 * * * 素敵な歳の重ね方をしている女性で 時おり思い出す人が居る。 15年ほど前に診て頂いた、婦人科の女医さん。おそらく当時70代位。 ビル内の小さな一室。 女

        • うるおう 雨

          平日休みの月曜日。 何もしないでぼんやり過ごすのが 私にとって大事な時間。 一日 雨だというから 昨日ウキウキと食糧を買い込み 外から出ないつもりでいたのだけど。 図書館に本を返さないといけなかった。 予約していた本も届いているみたいだし。 雨の弱いタイミングで行ってきました。 道すがら、花たちと出会う。 雨粒が沢山ついていると撮影したくなっちゃう。 ピンクの薔薇が美人さんで 思わず花びらに触れる。 柔らかくて気持ちよかった。 きれいを少し、分けてもらった。 * *

        ほろ苦い曲♪GAO(ガオ)/サヨナラ

          詩|しずく

          2022.12/27 誰かから もらった ことばを 大切に 持っていたらいい 大切に 育むことができるから 誰かとの 楽しい時間を 思い出して 慈しむといい 今がもっと 豊かになるから 今 それが無くて 昔をなつかしむことは 決して悲しいことでも 自分をあわれむことでもない 大切な しずくは 心の中に しっかりしみこんでいて 自分の栄養になっている 今も あるものを みつめている ということだから 昔が 今を豊かにして 今が 未来を うるおわせる 今は もう無い?

          詩|しずく

          一杯の珈琲に浮かぶ色

          ドリップコーヒーの袋を開けてお湯を注ぐ。 ふわりと広がる香りは、リラックスとリフレッシュを同時にくれる。 香りのためにコーヒーを入れていると言ってもいい。 一時期ブルックスを購入していたが総量が多く場所を取るので、 今はカルディに落ち着いてる。 たまのご褒美には UCCのCAFE@HOME。 パッケージが可愛く贈り物にもおすすめ。 そして何よりコーヒーは甘いものがセット。 ブラウニーや、バターたっぷりの焼き菓子。 大福や、どら焼きと合わせるのも好き。 甘いと苦いの美味し

          一杯の珈琲に浮かぶ色

          本から 憧れを手にする

          読書家の人に憧れる。 水を飲むように本を読む人。 私は本をあまり読まない。読めない。 スイッチが入るまで時間がかかる。 読んだ後の余韻は残っていても、それをどう思ったのか、何が好きだったのか、結局よく覚えていない。 先日も図書館で数冊借りて満足し、期限前に慌てて流し読み、間に合わず返却した。 いつも中途半端。 その帰り道、本屋でふと目があった。 季刊誌「スピン」 「スピ」に反応してしまったのと 全体の佇まいがいいなあと思った。 表紙には、こうある。 どきっとする

          本から 憧れを手にする

          11分の名作。パペットスンスン

          パペットスンスン。 声に出して言いたくなる、スンスン。 私の推しキャラクターです。 登場するのは パペットの国トゥーホックに住む スンスン6歳と、訛りが可愛い友達ノンノン。 スンスンのおじいちゃんゾンゾン。 (下:こんな雰囲気だよ の図) スンスンは never young beachのMVにも出演。 (YouTube) ビジュアルと声が、ひたすら好み。 皆がとっても優しくて、愛おしい。 ただ可愛いだけじゃなくて 素直なことばにハッとする。 ポップなショート動画が多

          11分の名作。パペットスンスン

          おじいちゃんの夢を見た

          小学5年の時に亡くなった、 祖父が先日、夢に出てきた。 真顔で目の前に立っている。 何も言わず、私の寝ている布団を叩く。 優しくというより急かすように。 起きなさい、というように。 笑ってくれると思っていたのに、やたらと叩くから嬉しくなかった。嫌だと言うかわりに布団を強く引っぱり、そっぽを向いた。 起きた頃にはすっかり忘れていて。 いつもの習慣でお線香をあげ、手を合わせている時に祖父の顔を思い出す。 本当のおじいちゃんかさえ、微妙。 でも夢に出るんなら、もう少し機嫌よ

          おじいちゃんの夢を見た

          海のような曲♪スピッツ/青い車

          私の一部はスピッツで出来ている。 出会いは高校生。「ロビンソン」から。 草野マサムネさんのハイトーンかつ奥行きのある声が、どストライクで。 ある日ラジオでスピッツ特集をしていた。 流れてくる曲名をメモして、好きな曲が多く収録されているアルバム「空の飛び方」を最初に購入。 いつも人の顔色ばかり気にしていた日々。 自転車を走らせ、川沿いをひとり帰ったあの時からスピッツはずっと一緒。 このアルバムを聴くと、川面に揺れる陽の光を思い出す。 自分でもよく歌うのは「青い車」。 さ

          海のような曲♪スピッツ/青い車

          ひみつストレンジャー展で「世界」を手にいれた

          渋谷かあ。人、多いしなあ。 と先延ばしにしていたのですが。 「草野マサムネ×Junaida ひみつストレンジャー展」 2024.3/15(金)~4/21(日) ほぼ日曜日(渋谷PARCO8階) 高校生の頃からスピッツ好き。 Junaidaさんも好き。その展示とあっては、行かねばならなかったのです。 渋谷ってエネルギーの塊みたい。とにかく人口密度が高い。満員電車に乗るような気持ちで、流され歩く。せめてものお守りに、好きなイヤリングを着けて。 * * * 会場入って、お

          ひみつストレンジャー展で「世界」を手にいれた

          それぞれ紡ぐ物語

          小さくて可愛いものが好きです。 紙もの、木のもの、ガラス、布、陶など。 それらを好きだと感じる時に浮かぶのが「物語」という言葉。 「物語が始まるようだ」とか 「手のひらから広がる物語」など。 情緒や風情。奥行きや広がり。流れの中の煌めき。大切なものを表す時のキーワードとして使っているけれど、 そもそも「物語」って何だろう? 私にとっての「物語」って何だろうと ここのところずっと考えていました。 物語とは-辞典より ①物を語ることは全て「物語」だという。 さらにそこか

          それぞれ紡ぐ物語

          かわいいお釈迦さまに出会う

          4月8日はお釈迦さまの誕生日。 灌仏会(かんぶつえ)・花まつりという仏教行事の日。生まれた後に7歩あるいて天上天下唯我独尊と言ったという、あれです。 先月ひょんな事から あるお寺にお参りしたのだけど、参拝している丁度その頃に母が入院して。 家族の健康をお願いしたからか、たまたまなのか。 母は思ったより早くに退院することが出来たので、御礼と報告に再び行ってきました。 お寺に着いて、ああそうか、今日は誕生日かと思い出した。 花々に囲まれた小さなお釈迦さま。隣に白い象がいる。

          かわいいお釈迦さまに出会う

          どっちでもいい、と思ってみる

          noteを始めてみて 言葉を発することが少し、こわくなった。 というか、立ち止まるようになった。 誰も見てないと思って始めよう。 それぐらいのふわーっとした感じで動かないと、いつまでも変わらないしなあと noteにやってきたわけです。 見てない見てない、ほれ、やってみたらいいじゃんって。 最初の3行。これさえも書いたり削ったり↓ でも、こんな辺境なのに反応を頂いたり、色んな方々の人生の一端を垣間見たりすることで やはり向こう側には人が居るのだと、 嬉しい反面 途方もない

          どっちでもいい、と思ってみる

          私だけのために|心なごむ木の雑貨

          あっ可愛い!と思うものに、木のものが多いです。 ぬくもりのある手触りが心地よいし、ひとつひとつ表情が違って、素朴な味わいがある。 そこから物話が始まりそうな予感。 小さい頃の記憶 幼少期は積み木や木のおままごとセットで遊んでいたっけ。レゴブロックなどで遊び始めると、地味に感じた時もあったけど。 あとは民芸品がガラス戸棚に置かれていた事を思い出す。 こけし、だるま、木彫りの熊。 可愛いだけでは言い表せない独特の雰囲気。懐かしさ。 知らず知らずに刻まれてきているからこそ

          私だけのために|心なごむ木の雑貨

          魔法が目覚める|夜を感じる絵本

          カラーボックスを本棚にしています。 スペースの都合上あまり増やしたくないので図書館で借り、それでも欲しい時は購入するように。 棚は絵本や図録、児童文学などが大半。 中でも「銀河鉄道の夜」「星の王子さま」「モモ」など、夜の気配を感じる作品が多いです。 今回はその中から絵本を3冊ご紹介します。 ※お子さまが読む場合は下に行くほど高学年になります 「つきよ」長 新太 こだぬきと、月の話。ある晩、森の奥で こだぬきが見たものは。 ナンセンス絵本と言われる長さんの作品は、絵の

          魔法が目覚める|夜を感じる絵本