記事一覧
【大月書店通信】第179号(2023/12/30)
「大月書店通信」第179号をお届けします。
今年最後の配信となりました。
読者の皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか。
終わらないウクライナ戦争に続き、パレスチナ・ガザでの目を覆うような破壊。
世界各地で続く自然災害と「地球沸騰」と形容される温暖化の進行。
国内では自民党政治の底なしの退廃と社会システムの劣化が各所で噴出しています。
どこをとっても暗くなるニュースばかりですが、これらが
【大月書店通信】第178号(2023/11/30)
「大月書店通信」第178号をお届けします。
「大月書店通信」は今号で第178号目です。毎月1回の配信で、約15年間にわたって皆様にメールマガジンをお届けしてきました。メルマガにも歴史を感じます。
そんな「大月書店通信」ですが、今月号より、リニューアルいたしました。
前号まではテキストのみのメールをお届けしていましたが、今号からはメールがHTML形式となりました。レイアウトなどが大きく変わり、画
先生が先生になれない世の中で(32) ~マニュアル化する社会の中で②:『不適切にもほどがある!』~
「おい、そこのメガネ! 練習中に水飲んでんじゃねぇよ! バテるんだよ水飲むと! けつバットだー! 連帯責任!!」
時は昭和61年(1986年)、中学教師で野球部顧問の小川は、地元では「地獄の小川」として恐れられる存在だ。選手がエラーしたら「うさぎ跳び一周」、体罰は「愛のムチ」、教室でもタバコスパスパ……。そんな主人公がある日バスを降りたら、令和6年(2024年)にタイムスリップしていた……。これ
「会社」がコミュニズムを準備する?!〜『ここにある社会主義』第1章を無料公開(3/3)
ヘッダー画像:by MEDIUM.COM
前回(第1章前半)はこちら
人間性の開花
では社会主義は、なぜ人々が社交しコミュニケートする社会をめざすのでしょうか。それは、そのような社会でこそ人間は自己実現できるからです。自己実現は、潜在能力の自由な現実化と外面化という二つの要素からなります*1。
潜在能力の自由な現実化とは、自分のもてる潜在能力を自由に、納得がいくまで発揮することです。どのよう