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*カカオ豆の品種 3種

今回は、"カカオ豆の種類"について

分析していきたいと思います。





カカオ豆は、3種類の系統に分類されます。


それでは種類ごとに詳しくみていきましょう。



◉クリオロ種 (CRIOLLO)

名称由来…スペイン語で"土着の"という意味

カカオポッドの特徴…先端が尖り、表面に深い筋
がある。果皮は軟らかい。

カカオ豆の特徴

・形…細長く、ふっくらとしている
・断面の色…白っぽい
・味…甘みがあり、まろやか
・香り…独特な芳香をもつ

栽培のしやすさ…殻が薄く、病害虫に弱いため
栽培が難しい。

生産量…総生産の1〜5%



◉トリニタリオ種(TRINITARIO)


名称由来…カリブ海のトリニダード島で栽培されたのにちなんで名付けられた

カカオポッドの特徴…クリオロ種とフォラステロ種の交配種のため、双方の特徴をもつ

カカオ豆の特徴
・形…平たい
・断面の色…暗紫色
・味…中間的で多様
・香り…ハーブやフルーツ、ナッツ等
品種によって様々な芳香をもっている

栽培のしやすさ…栽培しやすい

生産量…総生産の10〜15%



◉フォラステロ種(FORASTERO)


名称由来…スペイン語で"異国の"という意味

カカオポッドの特徴…先端が丸く、表面が滑らか
また筋が浅く、果皮は硬め


カカオ豆の特徴
・形…やや平たい
・断面の色…紫色
・味…苦味、カカオ感が強め
・香り…スパイスのような芳香

栽培のしやすさ…殻が頑丈で、病害虫に強く
収穫量も多いため栽培しやすい

生産量…総生産の80〜90%

※諸説あり



カカオ樹は同じ品種でも、栽培地の土壌や気候の変化で風味が大きく変わってしまうそうです。


カカオ豆に限らず、食物を育てるという事は
とても簡単ではないのだと改めて感じました。


また近年では、日本でもカカオ豆の栽培に挑戦
しているそうです。


日本は熱帯雨林とは全く異なる気候であるため
栽培は大変難しいとされていますが、


近い将来、国産のカカオ豆が身近に出回る事が
可能になるかもしれませんね



※bitesjapansquadの投稿:きぴり

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