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「俺リレーの選手だったから」の有効期限はいつまでか問題。

我が家には、6歳と3歳のやんちゃ坊主がいるため、土日のどちらかは、だいたい公園に行く。

0歳もいるので、体力系チーム(6歳3歳)と非体力系チーム(0歳)に分かれて遊ぶのが常である。

主に体力系チームの引率をさせられがちな夫は、普段仕事をフルリモートでこなしており、運動は保育園の往復以外ほぼゼロといっていい。

平日との運動量のギャップがすごいので、こちらとしては心配になったりもするのだけれど、彼は言うのだ。
「全然大丈夫!俺、リレーの選手だったから」と。


私はいつも思う。



有効期限、切れとんじゃーーい!!!





わざわざタイトルで議論をけしかけるまでもなく、40代手前の肉体能力を10代の頃の輝かしい記憶で推し量るというのは、なかなか無謀な話だ。

選手時代がいつかによるかもしれないけど、例えば小・中学生の頃だったとしたら、20代前半でもギリギリアウトぐらいじゃないの?と思う。

あと、リレーだけで体力とか身体能力語るの限界あるよね?


有効期限の問題は同様に抱えてしまうけれど、総合力の指標としては、「俺スポーツテストAだったから」の方が過不足がないんじゃないだろうか。

スポーツテストとは、文部科学省体育局が定めた、国民の運動能力を調査するために実施する「体力・運動能力調査」の通称。
Wikipedia


>「体力・運動能力調査」の通称


ほらほらほら!きたきたきたーーー

スポーツテストでAを勝ち取ってきた、10代後半〜ギリ20代前半の方々に関しては、堂々と運動神経自慢として謳ってよいのではないかと思う。


かくいう私も、反復横跳びが異常に得意で、学生時代はよくAをとっていた。

こういうやつ


自分の特技に「横に俊敏に動く能力」があるなんて、スポーツテストがなかったら一生知りえなかっただろう。

反復横跳びがオリンピックの正式種目にないことが、大変悔やまれる。
もしかしたら、日の丸を掲げて世界で勝負する人生も、あったのかもしれない。

一方、ハンドボール投げが地の底レベル、他はまぁ普通。
Aもとったが、Bもとった。

何はともあれ、懐かしい青春の1ページである。



ところで、最近ようやく、子乗せ電動自転車デビューを果たした。

今までも何度か購入を検討してきたが、我が家の行動パターン的に、なくても生活が成り立っていた。
ただ、生活拠点や家族の状況がいろいろ変わり、育児6年目にして、ついに迎え入れることにしたのだ。


いよいよ購入を決意したとき、夫から「自転車に乗れなさそう(運動神経悪そう)だから、なんか不安」と言われ、私は憤慨した。

試乗しに行った際も、乗っている私を厳しい目でチェックする夫。

試乗スペースがそこまで広くない上に、あえての坂の演出などがあるし、スピードを出せるコースでもないから、多少のふらつきはどうしても出てしまう。

コースを1周すると、夫は「ピッ!ふらつき!マイナス1点!」みたいな顔をしている。


いやいやいやいやいやいやいやいや。

田舎育ちなめんなよ?
電車なんて生活圏内にないから、基本チャリでどこまでもどこまでも延々こいでたからね?

あと私スポーツテストAだったからね?






あーーーーーーーーーーーー……。




言っちゃうね…。

有効期限切れてるの分かってるのに、言っちゃうね…。



リレーもスポーツテストも、まだ手を伸ばせば届く頃の記憶だと思っていたら、10年以上、いや20年弱も昔の話だったという衝撃よ。


切ない。
運動神経ブイブイ時代も、気づいたらもはや遠い遠い過去である。


そう、「いつまで通用するか」なんて話をしている場合ではない。
真の問題は、学校の授業や部活を最後に、運動の習慣が皆無になってしまっているこの惨状なのだ。

圧倒的事実を前に、わたしは絶望した。


ベビーカー散歩だけで、ちょっとは運動した気になって、ドヤ顔で夫に運動不足を指摘してきた2022年。
出産前の、1日1万歩生活も、今や1日2千歩程度。

悔い改めよ、わたし。
生まれ変わるのだ。


2023年は、心身及び筋肉を愛でる、体力もりもりな年にしたいなー。


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