記事一覧
お風呂クリーニングをお願いしたら、壺を買わされていた話
壺を買わされたことはあるだろうか。
私は、ある。
それも、一度や二度ではない。
そもそも、家系的に壺買わされ体質なのである。
聞くところによると、会ったことのない曽祖父は、天皇家の賀席で腕を振うほどの料理人だったらしい。
しかし、借金の肩代わりをした友人が行方不明になり、店を畳んだと聞いている。
祖父はオレオレ詐欺で300万円ほどを失っているし、実家を見れば、子の教育のためにと注ぎ込んだ、給
ママたちの圧倒的観察眼は自己分析の最強ツールだった
「自分には何もない……」
「ブランクがあるから仕事するのが怖い」
「周りのみんなは成長していて焦ってしまう」
そんな風に思っているママ(特にワーママ)がいたら、今すぐにその思い込みをエイヤーっと投げ捨てよう。
育児で培った圧倒的観察眼があることにお気づきでないとしたら、それは非常にもったいないことだ。
子育て経験者がナチュラルに身につけている特殊能力について、まずは認知をしてほしい。
そし
校正とミステリーは似ている論。
子どもを産んでから、エンタメと疎遠になった。
かつてレンタルビデオ屋でバイトするほど映画が好きだったのに、司書に憧れ週末になるたびに本屋や図書館に入り浸っていたのに、前々前世ぐらいのことのように感じる。
読む本といえば、仕事に関するリサーチを目的とした本ばかり。
本棚に並んでいるのも、食、栄養、子ども関連が並び、かつて寝食を忘れるほど愛した小説は、もう何年も読んでいない。
映画に限っては、ま
誰が為のフルオート便座か?論
生き辛さを感じる瞬間って、どんなときですか?
私は、不意打ちでフルオート便座と対面したときである。
フルオート便座という言い方がメジャーなのかどうか分からないけど、要は自動で便座が開閉し、勝手に水を流してくれる、あのタイプのことだ。
彼らが便座界における上位モデルであることは、承知している。
あらゆる分野でテクノロジーが進化する現代において、万人が享受できるトイレという場所で革命が起きてい
今の自分は、おっさん枠か、否か。
出産後、約1年の育児専念期間を経て、4月に社会復帰をした。
フレックスかつリモート可のため、チームに支えられながら、日々育児との両立ができている。ありがたい限りだ。
ただ、実は復帰直後から、人知れず悩んでいることがある。
社内での己のポジショニングである。
社内政治や派閥がどうとか、そういう戦い方的な意味合いではない。
特に同性と話す際、「あれ…?これセクハラっぽいかも…」と、発言を控え
ツリーと、彰と、葛藤と。
今年初めて、自宅にクリスマスツリーを飾った。
180cmのアルザスツリー。
遠目で見ると、葉の感じがとてもリアルで、すっきりした佇まいも美しい。夜にライトアップさせるのが毎日の楽しみになっている。
ツリーに強い想いがあったわけではない。
そもそも、クリスマスに特別な過ごし方をしたいという願望もあまりない。
イベントやお祝い事に全くの無関心である夫と一緒になってからは、年々その傾向が強くなってい
出産予定日の2日前に、網膜剥離になった話②
①はこちら。
眼科医から網膜剥離であることを告げられて、迫りくる出産に向けて自分はどうすべきか、考えて考えて考えた。
でも、考えて何か答えが出るなんてことは、基本的にない。
雑念はぎゅっと小さく丸めてゴミ箱に捨て、とにかくまずはお腹の子を無事この世界に迎え入れることに専念しようと、覚悟を決めた。
最悪、左目がダメになっても、右目がある。
集中できないお産は、満足度も安全性も下がってしまう。