湯本裕二

野口整体の道場の音和塾を主宰しています。中央線西八王子駅から徒歩4分です。 https…

湯本裕二

野口整体の道場の音和塾を主宰しています。中央線西八王子駅から徒歩4分です。 https://www.otowajuku.net/

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自己紹介

東京都八王子市で野口整体の道場『音和塾』を主宰しています。 湯本裕二と申します。 道場の所在地は中央線沿線の西八王子駅から徒歩4分です。 八王子には縁もゆかりもなかったのですが、この地で楽しく整体生活を送っています。 息子が生まれたのも八王子です。 ぜひとも整体出産(そういった出産育児法が野口整体にはあるのです)をしたいと思い自宅出産を計画しましたが、我々を唯一受け入れてくれた助産院が八王子に近い場所でしたので、こちらに引っ越してきたわけです。 ちなみに、出産当日はお産

    • 味覚が決まる時期

      普段は赤ちゃんの補食は自分たちで作っているのですが、一度レトルトのものを食べさせたことがあった。 レトルトの離乳食はどれもこれも砂糖を使っているので、あまり食べさせたくはなかったのですが、忙しかったのと、一度どんなものか試したかったので使ってみた。 自分たちでも食べてみたけども、これがコンビニ弁当と同じ味がする。 その食事後の息子の大便が凄く甘い匂いがした。 何時もはこんな匂いはしない。 やっぱりそうなんだなあ、と思い、以後レトルトのものは食べさせていない。 最近はコンビ

      • 四つん這いから、つかまり立ち

        四つん這いから、つかまり立ちまでの動きを整理していく。 最初は全体が連動していません。細部がバラバラに動いていた。 初期の運動は快不快の二種によってのみ方向づけられる。 そこに視覚による全体の統合が生じる。 目が効いてくると身体に上下左右が生じる。 表裏は目ではなく、身体と掌の回転の方が重要だったと思う。 つまり映像を脳内で反転しているのではなく、身体やモノを反転させるという具体的な運動が意味をもっている。 また、表裏は対称ではなく、表でありながら下、であったり、裏であり

        • 米と栄養状態

          野口先生の本では6か月で食べさせている。 私どもは9か月を機に食べさせることにしたが、飯粒をそのまま食べさせている。おかゆは逆に食べにくいようだ。 3か月遅らせたのは、補食を始めたのが本来の整体式と比べて3か月遅れたからです。 後ろにずらしたわけです。 世間では、まず最初におかゆから食べさせるが、整体ではお米は一番最後です。 最初に食べるのは動物質で内臓から。 整体ではお米はあまり身体によくないとされていて、食べ過ぎると胸椎8番が固くなります。 おいしいんですけどね。

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          うんち

          黒色は栄養過多。 黄色は栄養少ない。 茶色が正常。 水っぽいのは量の過剰。 本にはどのくらいの量が適量か書いていなくて、補食以前は不信に思っていたが、補食期のうんちの処理をするようになって、やっとわかった。 うんちの状態で、食べさせる質と量を判断するということ。 しかし、それにしても、思った通りにはならない。 ちゃんとやっていても黄色かったり、下痢したりする。 補食は、ほぼ妻が作っているが、とてつもなくたいへん。 毎日毎日バランスを考えて作っています。 しかし、安全

          出待ち

          子供を連れて、スーパーなどで買い物をしていると、おばあさんに話しかけられる。 ときには、有名人のように店の外で、我々を待っている「出待ち」もいたりする。 常識的な方がほとんどであるものの、たまに子供に触ってくる人がいる。 実際には我が家の赤ちゃんは無表情ですが、かなり嫌がっている、のが我々にはわかる。 お年寄りは「ありがたや~」という感じで触ってくる。 たしかにありがたいのでしょうが、お地蔵さんや仏像にむやみに触れないように、赤ちゃんには勝手に触れてはなりません。 と

          ナンバ歩きではない

          最初は、ずり這い、それから所謂ハイハイへ至る。 この過程を観察していたけど、はじめのうちは上体と下体の連携がとれていない。 バラバラに動いている。 しばらくすると、少しづつ腰椎3番を中心にして連携がとれて来た。この時、やはり、右手を前に出せば、左足が前に出る。トカゲのような動きになる。腹をつけてズリズリ這っていく。 四つ足で歩くなら腰椎3番を捩じって上体と下体の動きを逆にした方が合理的だろう。実際にすべての四足の哺乳動物はそう歩いている。走る時は違った足捌きになるが。 問

          ナンバ歩きではない

          歯が生えた

          整体式だと、歯も話すのも歩くのも、13ヶ月と言われていますが。 補食はほんとうは3ヶ月くらいから始めるそうですが、私どもは6ヶ月からでした。 これは単純に、超高齢出産(40歳以上の出産は「超」が付くそうです)だったので産むまでのことで頭が一杯で、産んだ後のことはほぼサッパリ考えていなかったことによっています。 産んだ後、半年ほど経って、一息ついてそろそろかな、と野口先生の本を読んでみたら、「3ヶ月から」と書いてあって度肝を抜かれました。 それほどに出産と育児というのは、親

          歯が生えた

          7ヶ月健診

          7ヶ月健診に行ったのですが、その医者は理解のある方で、ワクチンの注射を強制しなかった。 ただ、アメリカもカリフォルニアだかの小学校は最近義務化され、ヨーロッパもドイツは義務化されるとか、大学も欧米に留学するなら予防注射していないと入学を許可されない方向になってきている、とかそういったことをたくさん教えていただけた。 その病院は最新設備とは程遠い古くささで、私好みのしーんとした所でした。 のんびりした時間が流れていた。 患者も近所の爺さんと婆さんが一人づつ。 活況とは程遠い

          7ヶ月健診

          善導

          胎児による善導。 妊婦は意志では自分を統御できない。 子供の存在が、親を統御する。 そうして文化が創られ、守られてきた。 子供は親を導こうとしている。 聞く耳が無いのは親の方だ。 家族という単位が最小のものであるべきと、私は思う。 行き過ぎた個人主義は快楽以外のものを求めないし、同時にその快楽は個人という外殻を守ってくれるものではない。 むしろ破壊に導く。 実際には個人という外殻を維持することができるのは、家族に守護されているからであって、また家族が維持されるのは当然の

          引き締まった力

          整体は引き締まっている状態を求めている。 弛めることがあっても、引き締めるために弛める。 弛める為に弛めない。 どうせ死ねば嫌でも弛む。 生かすための整体なのだから、引き締める。 引き締まれば何処にでも行ける。 やりたいことは何でも出来る。 現代社会は、緊張させて、腰を抜かせる。 身体から解放されることが、快楽とされる。 金があれば解放される、とされる。 金には力がある。 だから金を求める。 そして何を買うかといったら、きっとスマートフォンとソファーを買うだろう。 そして頭

          引き締まった力

          計画

          助産院に行った時、4月の出産が多かった。 皆様、計画的に4月に出産しようとしている。 3月予定の出産は少なかった。 4月の方が、保育園の抽選や扶養控除や児童手当においても有利だし、遅生まれの方が当然学校生活も有利になるからということらしい。 うちの子は3月後半の予定で、実際そう産まれた。 無計画の末のことなのだが、無計画なりの理由があるのだろう。 自分にはよくわからないが。 私としては、飛び級のような感じで1年上のクラスで受けられる感じだから、多少は頭の刺激になっていい

          身体を小さく丸めると大人しくなる

          出産後、赤ちゃんを胎内にいた時のように、身体を小さく丸めると大人しくなる、と言うが、そんなこと無かった。 息子は、生まれた直後から身体を反っていた。 背を丸めてくれない。 抱っこしているか、反っているか。 育児本にはCの字に丸めるとか書いてあるのですが、息子は一貫して嫌がりました。 (2019年11月21日執筆)

          身体を小さく丸めると大人しくなる

          話しかける速度が意味になる

          赤ちゃんが聞いているのは、言葉ではなく、話しかける速度であり、それがそのまま意味となる。 観察していると、実際にその通り。 赤ちゃんはそう受け取っている。 昔は、われわれも皆そうだった。 そう受け取っていたはずだ。 われわれ、現在の大人にとっても、速度が意味だった。 言葉は聞いていない。 暖かいか冷たいか。 視線が合っているか合っていないか。 空腹に対する知覚。 尿意便意への知覚。 それらの急速な変化。 それらの急速な変化への周りの大人たちの同調と調整。それから分節

          話しかける速度が意味になる

          腹と氣

          活元運動をしていたら、動きと氣が腹に移行していって、腹というものがやっとわかった。 よくよく考えると不思議だけど、医学的に観る腹の内部構造や機能と、整体的に観る腹の感覚は、まったく別のもの。 別のものなのに、普通の日本人の思考や精神の裡に、身体観として混在している。 混乱しないのだろうか、と我ながら思う。 医学的に観た内臓の様子は実証されたものということになっているけど、実際に世の中を観てみると、それとは別の原理で日本人は動いているだろう。 一度立ち止まってよくよく考

          赤ちゃんの夢の世界

          赤ちゃんの反応を観ていると、彼に観えている世界は、我々にとっての夢の世界のような感じがする。 私が玩具を次々放り投げるため、突然目の前に何かが現れたり消えたり、持ち上げられて、風景が切れ切れになったり、ほぼ連続的な意味は無く泣いたり笑ったりと感情やムードがコロコロ変わる。 何かを眼で追っていても、脳での認識は少し遅れがあるようで、意味が脳内で結像する前に身体の位置をずらすと状況に対する把握が困難になる。 自身の身体の外延の把握も正確ではなく(これは一般的な意味)、言葉も

          赤ちゃんの夢の世界