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子供という生き物がすき

イベント2日目、出店者さんたちの子供たちが来た。
1人は大人しく、もう1人はとても元気な子で、
仲良くなれるのかなあと思いつつ見守っていたのだが、
偶然2人とも同い年だったこともあったのか、直ぐにうちとけていた。

事件が怒ったのは夕方、打ち上げ前だった。
大人と一緒にかくれんぼをしたのだが、大人しい方の子が元気っ子の隠れ場所を教えてしまった。
もうそれが許せない元気っ子がわぁとなってしまい、謝られてもなかなか許せなかった。
そのうち大人しい子が完全に閉ざしモードになってしまって、元気っ子の気持ちが落ち着いて、許せるようになった頃にはもう話してくれなくなっていた。 
それでまた傷ついて泣き出す様子を見てたら、もう私まで泣けてきてしまう。

その子のお母さんが「あの子にはあの子の時間があるから、待ってあげないといけないんだよ」と言葉をかけていた。
朝にも同じ言葉を聞いたな、と思い出す。
人見知りで心を開いてくれない子のもとへ何度も話しかけに行っていた。
根気強く、ずっと。
強いなあと思う。
あの子はきっと強い子だ。
待てる力って誰もが持てるものじゃない。
気がつけば仲直りをしていた2人は、
互いに無邪気な笑顔を浮かべていた。
幼いころの何度もある争いごとの1つを覗き見ただけだった。
でも私はすごく心が動かされた。

子供という生き物が好きだ。
狭い世界で生きているけれど、世界の広さを知っている。
見えているものを100%で見て、
見てきたもの100%をそれで返すというか、
物怖じしない姿が好きだ。

元気な子だけが好きなわけじゃない。
たくさんの刺激を受ける中で、自分を守ることが出来るのもまた強さ。
今日出会った大人しい子は1度も泣かなかったし、自分を曲げなかった。
これは自分を信じられる人だけが持てる強さだと思う。
これからが楽しみだなあと思う。

おまけのように書くことではないのだが、
四條畷に湊かなえさんが来てくださってサイン会があるというので、
バイトを抜けて行ってきた。
本当に驚いたのは、彼女の気さくさである。
はっきりと話すがファンひとりひとりを大切にする姿勢にも感動した。
サインに入れてもらう名前を事前に書いておいて渡すシステムだったのだが、
サインする前に必ず目を見て名前を呼んでいた。
私の名前は少し読みにくいので先に名乗ったのだが、
その紙にふりがなを振っていて驚いた。
捨てずに見返すのだろうか。
新刊『人間標本』、面白いので読んで欲しい。

さぁ今日の写真はバイト先の壁。
特に意味はなく撮り忘れていたのでそのときの視界を収めた。

今日も一日お疲れ様でした。
読んでくれた人、ありがとうございます。
また会いに来てください笑

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