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テクニカラー・ライフ(2024.02.03)

・ちょっと間が空いてしまいました。近況はさておき、Twitterで先に告知していたことを、改めてこちらでもお知らせします。


・「古道具居酒屋うしお」にて、またコーヒーを出させていただくことになりました。2/11(日)13:00~24:00で営業します。



・ブレンド・コーヒー 2種 各500円



・ボコノン・クッキー 300円


・で提供します。酒を飲みがてら、お話してくれるだけでも嬉しいです。ぜひいらしてください。


・コーヒーの味の説明をするのがいつも億劫で、それはなんだか詐欺っぽくなっちゃうのが嫌だからなのですが、今回はキャラメルみたいな香りがするブレンドを用意しました。「じゃあキャラメル食べるよね」ってみんな思うはず。しかし、キャラメルよりもキャラメルみたいな味のコーヒーの方が優れている点もあって、それは銀歯が外れないところです。お試しあれ。


・今回も気合いを入れてギアを新調しました。サムネのやつです。作り物みたいにべっとりとした水色のケトルと、スタイリッシュな形のサーバーです。電気ケトルも作り物の偽物の模造品みたいなやつを注文したので届くのが楽しみです。


・温度を一定に保てる電気ケトルを買って、提供するまでの時間を短くするつもりだったのですが、手の届く値段のものはどれもデザインが気に食わず、かわいいだけのものを選んでしまいました。本体がめちゃくちゃ熱くなるらしいので、うしおにいらっしゃるみなさんはどんなにかわいくても絶対に手を触れないように気をつけてください。届いたら写真をアップします。



・ずっとそうなんだよな。ギブソンもリッケンも、試奏もせずに見た目だけに惚れてネットで買ったせいで、ずっと音作りがうまくできないままだ。音なんて後からどうにでもなるだろうと思っていたけれど、そういうわけでもないらしい。アンプがあればいいなと思っていたけれど、そのアンプもきっと見た目が好きなオレンジを買うし、運ぶための車は燃費がめちゃくちゃ悪いものを買うはずだ。お金がたくさんあったらね。


・コーヒー小物に関しては、アクリル絵の具でべったりと着彩したようなデザインのものが好きらしい。具体的な例がまったく思い浮かばないのが痛いけれど、たぶん映画のせいだ。無意識のうちにカラフルな家電と食器のイメージに憧れるようになったのだろうと思う。



・『ツイン・ピークス』のダイナーで使用されているこのマグを、いつか絶対に手に入れたい。ネットで買えるけれど、その場合は個人輸入しなくてはいけないのでめちゃくちゃ値が張る。『孤独のグルメ』の五郎さんみたいな人に頼んだらたくさん仕入れてくれるのだろうか。


・僕が好きな系統の小物だけをランダムに配置したら、とんでもなくけばけばしい空間ができあがってしまうだろうな。色彩感覚は鈍い自覚があるので、やっぱり五郎さんみたいな人に全部チョイスしてもらうのがいい。


・テクニカラー黎明期の『オズの魔法使い』みたいな場所にずっとはいられない。映画に色がついたものだから、うっきうきで原色使いまくり。原作でドロシーが3回鳴らしたのは銀の靴なのに、どうしても色をつけたいためにルビーの靴に変えられている。気味が悪いほどの夢の世界を観ることができて好きな映画だ。


・もしかしてと思いちょっと調べたら、『ツイン・ピークス』のデビット・リンチはオズの魔法使いに偏愛を抱いているらしい。『ワイルド・アット・ハート』なんてまさにそうだったのに気がつかなかった。それじゃん。僕がけばけばしい食器を好む理由。


・夢と現実の境界がぼやかされているリンチ作品の、現実離れした小道具のカラフルなイメージが、生活の中に虚構をミックスしているみたいで好きなんだろうな。生活なんてほとんどぜんぶ虚構なんだけど。


・また明日〜。

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