卒制ログ日記-ep12

しばらくご無沙汰になったこの日記。
正直、うろ覚えなところがチラホラあるまま実は卒展を迎え終えているという。これを始めた頃の私が知ったら泣くようなくらい甲斐性がないのは変わりませんでした。
さて、筆を取ったのも卒展期間を含めてここまでで思ったことが多すぎて文字に起こしておかなければ脳内がパンクするどころか、感じたことを風化させるのが勿体ないのでつらつらと残しておこうと思います。これでこそログ。

ep12:「違う畑」にまつわる話

とある日の卒展は学科の会場に1700人を超える方に足を運んで貰えたと聞き、改めて素晴らしい規模を巻き込んだ一大イベントの渦中に居たのだと思いました。それもこれもこんな機会をゲットできた、ギブしてもらえたからなり得ることです。

卒展期間、思ったように他学科の作品を見て回ることが叶わずそれだけが心残りなのですが、そんな中でも見に行けた作品たちにはありがとうと心の底からお礼を言いたいところです。
交流の無い学科の作品を実際に作者の言葉を通して見ることが出来たので、数をこなすと言うよりも質を持ってして作品に触れる機会がありました。
違う畑だと思っていたのに、意外とそんな事ない。と衝撃を受けたことと、私の卒制がやはり哲学を帯びたなにかだったのだと痛感しました。(遅い)

自分自身の経験を食い物にする感覚はなんとなくあったのですが、それを意識的に常にやるのは尋常ではないことです。
絵を描く、表層に表すためにそれらの経験を下地にすることでより映えるというのは、感覚的に理解はしていたのですが、それを違う畑の学科の生徒と同じような感覚で制作していたと共有でき、デザインもファインアートも垣根がどこなのか分からなくなりました。(1番嬉しかった)

私のやろうとした卒展での作品はまたの機会に記しておいた方がボリューム的にも丁度いいと思うので今回はあまり特筆しませんが、制作に向かうスタンスというのは作品を見て共感し合う人達同士で似通ってくるのやも。なんてことをぼんやり考える余裕はある卒展期間でした。

私の作品は哲学だと思っています。
尊敬する先生にもそう言われ、気になって見てくださった人にもそのように受け取られ、正しく伝える術を、言葉を持っていて良かったと思いました。

まだ自分の作品をこのログの文字数(勝手に1000~1200字程度に収めることをルールにしていた)に収まらず、まだ悶々としているのですが、またの機会に振り返るログを残してこの日記ともおサラバしようと思います。あ、まだ制作が終わって居ないこともここに記しておきます。近いうちにまた出来るのが嬉しいです。

では、おやすみなさい。

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