卒制ログ日記-ep4

毎年この時期になると決まってクリスマスコンサートや、吹奏楽のアンサンブルコンテストを見に行くのです。
コロナのせいでここ2年は何も行けていなかったのですが、今年は運がいい。
友人が出演するコンサートに行ってきました。
いやー、ようやく冬って感じです。

ep:4「冬とコンサート」にまつわる話

実は中学2年生の時、アンサンブルコンテストに出場したんです。突然なんなんだって感じですが、私にとって吹奏楽の始まりはアンコンであり、そのアンコンをもってして冬を感じています。
1年生の時、部活を変えて移籍した先が吹奏楽でした。
12月のちょうど今くらい。
初めて見学に行った時、部内はなんとなく殺気づいていてすごく怖かったのを覚えています。
その日はアンコンの校内選考で殺気づくのも当たり前か〜と、のほほんと思ったのですが、1年後は自身もアンコン出場をかけて奮闘するとは思いもよりませんでした。

今日のコンサートは吹奏楽ではありませんが、因縁の、いや思い入れの深いホールでのコンサートでなんだか色んな思いが錯綜しました。
あぁ、そこの階段で出番を待ったなぁとか。
結果を聞いて寒い中みんなで泣いたなぁとか。

コンサートに出演した友人はと言うと、いつもの様子からは少し違う真剣なスタイルに、何かに励むと人は輝いて見えるんだなぁと演奏以外のところで関心してしまいました。
アンコンの時も同世代の子達がみんな輝いていて、上手くても下手でもリスペクトを自然と送っていた感覚に近い何かでした。

開演と同時に切り替わる照明だったり、息を飲んで自分の演奏のタイミングを見計らうあの瞬間だったり。そういう緊張感はなんとなく冬そのもののような気がするなと。

肺が痛くなるような寒さの中、練習に励んでいたあの頃を思い出すにはピッタリすぎるくらい、演奏が終わって外に出ると雪がちらついていました。

今日のプログラムは偶然にも中学の時に聴き込んでいた曲で、余計に辛くて寒くて、でも音楽って素敵だと心から思わされたあの頃に戻って、練習をもっと真面目にやりたい!寒いなんて言わないから!とか心の中で大騒ぎ。もうずっと演奏してないけどやっぱりまたステージのあちら側に行ってみたいと思わせてくれる演奏は素晴らしいです。

ようやく例年通りのクリスマスを迎える準備ができて一安心ですが、差し迫ったプレゼンや諸々の締切をその前に片付けなくてはならないなとギアを入れ替えます。
また明日から頑張れる活力をありがとう。
と友人には伝えたところです。
では、おやすみなさい。


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