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"積極性"って大事と思った話

私は普段ジムで筋トレやピラティスを受けている。
レッスンは自由に選ぶことができるのだが、
最近のお気に入りは、外国人トレーナーさんの筋トレレッスン。
英会話のレッスンも一緒にできるからだ。

元々、私は筋トレが趣味で、
いわゆる、ビキニの大会などを見るのも好きだった。
美しい筋肉とポージング、カットの入った脚やボリューミィなお尻はまさに競走馬のようで、同じ女性ながら毎回うっとりしてしまう。

そんな私がこの人は圧倒的だ!と一目惚れしたのが
今レッスンを受けているトレーナーさんだ。

レッスンは数人制で、最初レッスンを受けた時は、他の方は仲良く多少英語を交えながらトレーナーさんと話しているのに、自分は緊張もあってなかなか輪に入れなかった。

英語がうまく話せない、という恥ずかしさもあったと思う。

そんな中、この前たまたまレッスンを受けるのが私だけだった日があった。
個人的には複数人の中で話すより1対1の方が話しやすい私は、少し勇気を出してトレーナーさんに辿々しい英語とどうしてもわからない英語は日本語で話した。

「自分も英語で会話したいんけど、下手くそだから恥ずかしいのもあってあまり話せないんだよね。英語聞き取るのも苦手で、わかったふりとかしちゃう」

と、大体こんな感じのことを言ったと思う。

するとトレーナーさんは、
「全然大丈夫!英語上手よ!あなたはたぶんシャイなだけだから、誰かと話していればすぐ話せるようになるよ。なんでも喋ってみて!なんならこのクラスは英語のレッスンもしよう」
そんな風に言ってくれた。

そういえば、トレーナーさんは日本語どうやって勉強したんだろ?気になって質問してみると、
「私?全然勉強してない!日本に来ていろんな人が話しているのきいて、わからないことはすぐ聞いて、話せるようになった!最初日本に来た時は全然わからなかった!」
そう返ってきた。

全く話せない状態で日本にきて、ここまでの日本語が話せるようになるのは本当に尊敬できるし、やっぱり言葉は実際に使わないと使えるようにはならんよなぁと思った。

そんなこんなで1対1のレッスンになる時は比較的英語で会話をするようになった(それも日常会話程度ではあるが)。

私が"英会話"を意識するようになったのは、
夫が海外留学に少し興味を示しているという話を聞いてからだ。
実際いくかどうか、ついていくかどうかは別として、
もしついていくとなった場合、私自身英語力をあげないといけないと少し思ったのはある。

そして、昨日またレッスンを受けた。
この日は1対1ではなく、私以外に2人いた。
1人はどうみても外人さん、もう一人は日本人ぽい。

トレーナーさんと彼女ら2人は流暢な英語でずっと会話をしている。
私も入りたかったが、あまりに早すぎて聞き取れない(たぶんタトゥーとかの話をしていたような気はする)。
発現をしようと英語を考えている間に次の会話に進んでいる…
結局、私が話したのは直接トレーナーさんにトレーニング強度などを確認された時に発した「ok」のみだ。

少し空しい気持ちでレッスンを終えた私。

更衣室で、さっきのレッスンを受けた方(日本人)と一緒になった。
普段なら話しかけることはしない私だったが、どうしてあんなに流暢に英語が話せるのか気になり、つい話しかけてしまった。

「英語うまいですね。ずっと海外にいたんですか?」

すると、彼女は戸惑った顔をした。

「ごめんなさい、聞き取れなくて…なんて言いましたか?」

ここまで聞いて私は彼女が日本人ではないことに気づく。
英語でどちらの出身か尋ねる。

「あ~オーストラリアと香港です!今留学中で日本語学校に通ってます!」

と彼女。少し打ち解けて会話が続く。
「私英語は全然ダメで、さっきのレッスンも頑張って話聞いてたけど私には早すぎたよ」

「私も日本人だけの中だと全然聞き取れない!でもあなたの英語全然へたじゃない、上手ですよ」

okしか言ってなかったはずだが、、、
彼女なりに気を遣ってくれたのかもしれない。

彼女は続けて、「よくこのレッスン受けますか?」と聞くので、来月から復職するので平日のレッスンは難しく、休日なら。と答えた。

「そうですか…でも私も時々休日のレッスンを受けるので、また会ったら話しましょう!名前はなんて言いますか?」

名前をお互いに伝え、「Bye!」とジムを後にする。

まさかこんなつながりができるとは。
とてもうれしく、でも帰路でまた一つ後悔する。

(せっかくなら彼女と連絡先を交換し、私の英語の練習相手になってもらって、その代わりとして日本語を教えてあげればいいのでは…!?次もし一緒になったら、連絡先交換してみよう。)

そこにはすごく前向きな自分がいて驚いた。

積極性”を重ねるとこんないいことがあるものか。
なんだか、少しいい気分になった。

意外と自分が失敗と思っていることは他人からすれば何でもないのかもしれないなと、そんな気持ちにもなった。

まだまだ自分は消極的な方ではあるけれども、今後も少しずつ"積極性"を重ねていきたい。

そう思った出来事だった。


▼この記事を書いた人▼

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えな
内科医で2023年の妊娠中に内科専門医とFP3級の資格を取得した一児(0)の母。産休をきっかけに自身のキャリアについて考えるようになり、発信を開始。TVゲームと筋トレ・ピラティスが趣味。座右の銘は『Take it easy!(気楽にいこうぜ)』

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