見出し画像

保活の進め方 キホンのキ

妊娠してから初めて使うようになった
「保活」という言葉。

2016年、
「保育園落ちた、日本●ね」
という言葉が有名になった。
当時学生だった私の耳にも入ったが、当時はもちろん他人事で、何でもかんでも"活"をつければいいもんじゃねーやとさえ思っていた。

しかし、妊娠して以降、気づいたら
自分もしっかり"保活"をしていたのである。

知識0のところからHPや区役所、知り合いからの聞き込みなどで情報を集め、先日なんとか保育園の申し込みを終えた。

具体的に私がした保活の流れは、
2月末に妊娠が発覚後、
来年の4月に0歳クラスで預けるために
5月ごろからぼちぼち情報収集を始め、
(その前は悪阻でできたもんじゃなかった)
9月からぼちぼち見学開始、
産休開始後すぐに見学ラッシュを挟み、
認可保育園4件と企業主導型2件見学した。

今回は、
「保活って何?美味しいの?」状態の人向け
自分の経験からどういう流れで保活を進めたらよいかについてまとめたいと思う。


📌最初に何歳で預けるか決める

保活を始める前に、
自分の子を何歳で預けるのか決めること。

復職のタイミングや教育方針はそれぞれ違うので、
私のように早々に預けるつもりの人間もいれば3歳まで自分でみたいという人もいるだろう。
それによって保活のスケジュールは変わる。

0歳で預けるつもりであれば、妊娠中から動き出すのがマストだし、1歳以降であれば、産後でも十分間に合うからだ。
ちなみに私は1歳クラスの激戦を避けるため、また早期に仕事復帰しなければならないので、0歳で預ける選択をした。

📌次に情報収集

✔️どんな預け先があるのか把握

預けるにしても、いろいろな保育施設があるので、
ざっくりと把握するのが大事。
それぞれメリットデメリットがあるので、
自分の環境にあったところを選ぶ。

認可保育園の場合は、落ちる可能性も考え、
認可外もセットで調べ、見学、併願するとよい。

①認可保育園
国が定める基準(保育士の人数・広さ・設備など)を満たした保育所。
0歳から預けることができる。入園児は自治体が示す保育指数などによって優先順位が決められ、優先度が高い子から入園できる仕組み。
保育料は自治体が決定し、自治体に払う。

②幼稚園
厚生労働省所管の児童福祉施設である保育園
と異なり、文部科学省所管の学校教育施設。
つまり「学校」。教育内容が充実。
親が働いてなくても利用できる。
保育園では0歳から預けられるが、幼稚園では満3才から入園。
直接、希望の園を選ぶことができる。
預かり時間は4時間が基準←保育園は預かり時間は8時間(標準保育時間)。
親の負担は大きめ。

③認定こども園
保育園と幼稚園の機能を持つ保育・教育施設。
0歳児から預けることができる。
保育園と並列申し込み可能。
2・3号認定(保育園枠)の場合は自治体に申請を出すが、1号認定(幼稚園枠)の場合は園に直接申し込み。

④小規模保育園
定員が6名から19名までの認可保育施設。
園内も空間が限られている。
保育士の配置数が多く手厚い保育が受けられる。
3歳以降の預け先を考えないといけない。
行事が少なめ。

⑤事業所内保育所・企業主導型保育*
企業が社内や近隣に設置した保育施設。
職場と提携していれば、企業枠で優先的に入園できる場合が多い。
企業主導型については国から補助金が出るため、認可外保育園よりも保育料が安い。(認可についても比較的世帯収入が多い世帯はこちらの方が安くなる)

上記が国と自治体が公費支援
*企業型は事業主拠出金により運営

⑥認可外保育園
認可保育園以外の保育施設。
保護者が直接園を選ぶことが可能。
保育料は施設が決定し、施設に払うことになる。

✔️保育園申し込みの締切を把握

何歳で預けるか決まったら、次は自分の地区の保育園申し込みの締め切りを確認する。
4月入園であれば、前年の11月~12月に申し込み締め切りのところが多いと思う。

✔️自分の世帯の点数を把握

認可保育園については「点数」によって、保育園を利用できる優先度が変わってくる。
両親それぞれの「基準指数」に家庭状況を加点・減点した「調整指数」の合計で計算される。
大体が基準指数が満点の世帯なので、減点されるとかなり保活は不利(認可の場合)。

✔️保育園激戦地域かどうか軽く確認

大体自治体のHPに、毎年の保育園の申込数などが書かれるので、そこで自分の地域がどれくらい毎年保育園の申込があるのか確認するとよい。
申込数が多ければ、その地域は保育園激戦区のため、ある程度落ちることも想定して複数の保育園(認可外も含めて)を考慮する必要がある。
また、人気のある保育園も軽くチェックするとよいかも。(人気のあるところは、例えば立地や保育園の設備、教育内容など人気の理由があるはず。それがわかるとよい)

✔️自分が優先したい条件を確認

一番わかりやすいのは、自宅や職場からの距離。
他にも園庭の有無や教育方針、保育カメラの有無などいろいろある。
次に記載する「保育園見学に向けて」の項目で確認してほしい。

📌保育園見学に向けて

✔️見学する保育園のリストアップと質問することをまとめる

見学する予定の保育園をリストアップし、先述の自分が優先したい条件をはじめとした確認事項、質問したいことをまとめておく。
自治体や保育園自体のHPで先に得られる情報は確認しておく。

<基本情報>
定員(それぞれの年齢)
保育士の人数、雰囲気
看護師、栄養士はいるか
受け入れ年齢、保育受け入れ曜日
自宅(職場)からの距離、交通手段

<立地条件・施設・設備>
駐車場・駐輪場・ベビーカー置き場の有無
園庭やプール、室内遊戯室の有無
日当たり、園の広さ、建物の古さ
おもちゃや絵本の充実度

<生活必需品>
おむつ:種類(紙or布)、調達(保護者or園orサブスク)、処分(家or園)
ミルク:調達(保護者or園)、哺乳瓶は保育園備品か持ち帰りか、母乳対応の有無
布団類:調達(保護者or園)、洗濯について
他、保護者が準備すべきもの(ex. コットカバー、タオル、スタイなど)

<延長保育>
申請の仕方、料金

<保育>
外遊び、散歩などの頻度
散歩の移動手段
園の様子を保護者が見る方法(写真配信、ウェブカメラ、見学、参観日など)
連絡帳は紙かアプリか

<防犯・安全管理>
防犯カメラの有無
お昼寝時は職員の見回りか呼吸センサーか
震災等緊急事態下での対応
感染症対策

<食事>
昼食はお弁当か給食か
離乳食の進め方
メニューのバリエーション
おやつメニュー

<体調不良時の対応>
お迎え基準:何度以上、他条件(下痢・嘔吐など)
登園基準
投薬の対応の有無

<イベント・保護者の参加>
保護者参加必須のイベントの有無
イベント開催の曜日
保護者会の有無

<教育方針>
園の特色
英語やリトミック、園主催の習い事
食育

<慣らし保育>
実施日数

📌いざ、見学

保育園の見学はぜひすることをお勧めする
特に何を質問したらいいかわからないとか、特に希望の条件はない人は特に。
私も最初見学はめんどくさいと思っていたし、どこも同じと思っていた。
でも実際に行ってみたところ、自分が大事にしたい条件が明確になったし、HPのみではわからない雰囲気もわかってよかった。

保育園に見学する時の落とし穴として、
予約がとれてもだいぶ先ということがある

特に夏はだいぶ混み合うようで、
私が電話をした9月前半の時に、最短でも9月末と言われたことを覚えている。

そのため、行きたい保育園が決まり次第、早めに見学しよう。
特に妊娠中の方は週数が進むほど移動も大変になるので、あまりお腹が大きくなりすぎない時期に行くのをお勧めする。
私は産休に入ってから何件か行ったが、暑いし息が上がるし結構しんどかった。

📌保育園の申し込み

見学も終わって、自分の子供を預けたい園がなんとなく見えてきたら、いよいよ保育園の申し込みである。
認可外の園や幼稚園、企業主体型、認証保育園などは保育施設に直接申し込みをしに行く形になるし、認可の園なら自治体に必要な書類を提出する。

どこの園にしろ、勤労証明書の提出が必須になっていると思う。
この書類に関しては職場に書いてもらわないといけないので、忘れずに早めに書いてもらうようにする。

週1外勤などがある人はちゃんとそちらでも勤労証明書を書いてもらうように。
私の夫は週1回他県で外勤をしているのだが、
常勤先の勤労証明書が週4勤務の記載であることを失念し、役所で点数が下がると言われ、慌てて外勤先に週1分の勤労証明書も記載してもらった。
締切ぎりぎりだったのでだいぶ焦った。

まとめ:保活進め方(4月入園)

✔️0歳で預ける場合

0歳で預ける場合は、妊娠中から行動必須だ。
概ね自分の体調と出産時期、申し込み締め切りを加味しながら以下のように進めていけば良い。

保活自体は産後は育児で余裕もないし、産前の方が見学するにしても1人で行動しやすいのでオススメだ。
また、見学自体は体調が良い時期(なるべく安定期)に行くのがよい。

早め早めの行動がよい

✔️1歳以降で預ける場合

1歳以降で預ける場合は比較的時間にゆとりがあるので、時期を見ながら、育児をしていく中で余裕をもって進めるのが良い。


少しでも参考になったら幸いだ。

来年2月、無事内定がとれますように、、、
結果はまた報告したいと思う。

それでは٩( 'ω' )و

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは養育費の足しに使わせていただきます(*´ω`)