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体のXYZに反動の揺れを入れると、なんとなくクオリティが上がるお話。【#Live2Dアドカレ2023】

みなさまはじめまして。音芽ケイです。
スタジオももこさん(https://twitter.com/studiomomokoart)の企画「Live2Dアドベントカレンダー2023」の12月23日分を担当させていただきます!

本記事では反動の揺れをつけるとモデル全体のクオリティアップにつながる(気がする)という内容になっております。
よければ最後までお読みいただけますと幸いです!

自己紹介


https://twitter.com/Kay_Live2D

音芽ケイ

Live2Dクリエイター兼現役VTuberとして活動中
2018年よりLive2Dクリエイターとして活動、2022年1月より「音芽ケイ」としてVTuberとしても活動をはじめる。
個人勢VTuberさんを中心に企業所属のVTuberのお手伝いもさせていただいています。
ふわっとした揺れをつくるのが好きです。

ご協力いただいたVTuberさん


https://twitter.com/pandaruki9715

琉希さん

こちらのNoteを書かせていただくにあたって、Live2Dを担当した琉希さんにモデルをご協力いただきました。
APEXなどのゲームを中心に配信されているVTuberさんです!
ご協力ありがとうございます。


反動について

早速本題に入りますが、人の動きを考えるときに反動について意識したことはありますか?
Live2Dをつくる上で何かの動作を起こなった後に、反動の動きがあった方がよりリアルな人間に近い動きになると私は思っています。
例として手を振る動作がわかりやすいかと思うのですが、バイバイと振った際に左右の最大値に振れるだけでは腕がカチカチに固まっているように見えてしまいます。
そこで、それを解消するために物理演算を導入するなどして、手の反動を表現している方も少なくないと思っています。
今回のNoteでは体全体でそれをやってみたらよりよくなるのでは…?という内容です。
特に胸揺れが不要なモデルに導入するとより動きが豪華になるのでオススメします。

X軸の反動について

まずX軸の反動についての比較を以下に置きます。
まずは反動なしの場合

そして反動ありの場合

体のXの位置から影響をうけるひねりの物理演算を入れることによって反動が生まれます。

Y軸の反動について

まずは反動なしの場合

そして反動ありの場合

GIFにしちゃうとあまりに見えにくいのですが、体のY軸の位置に合わせて少し戻る反動が入っています。個人的にはY軸がいちばん映える(はず)なので好きです。

Z軸の反動について

反動なしの場合

反動ありの場合

海外のVTuberさんのモデルで良く拝見する印象です。体のZの角度に応じて物理演算を入れています。少しセクシーさが増します

全軸の詳細

パラメーターの設定としては簡単で、
・振り子数は3(2段揺れ)
・出力は振り子2に設定する
・体揺れXとYは入力パラメーターは位置で設定
・体揺れZは入力パラメーターは角度で設定
・入力影響度はお好みで(私は50で設定しています)

全体揺れにはなるので、全部一気に動かすよりは大まかな部位ごとにアートメッシュをつくった方がきれいにはなります。
体のXYZを二段階つくって二段階目を揺れとして設定する感覚です。

最後に

最初にも述べてはいるのですが、体の反動の揺れは誰に入れても豪華にはなります。ただZの揺れなどは特にそうですが、女性モデルだとさらに魅力が増す気がしています。
また、胸揺れがない子にはXY軸の反動が良い味をだすのでとてもおすすめです。
あくまでもモデリングを行う上では+αの要素だと思いますので、やってみたいなという時にやってみてください!
ご参考までに…。
改めてモデルOK許可だしてくださった琉希さまありがとうございました!

追記
はじめてのNote投稿でGIF画像荒くなってしまい申し訳ございません💦

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