見出し画像

酒に飲まれた話

最近徐々に外食もしやすい風潮となり、それに乗じてフラフラと飲み歩いているけしからんやつは私の事です。


どちらかと言えば飲める方なのでついつい飲み過ぎてしまう悪い癖が年に2〜3回出てしまいます。



先日、酷く飲み過ぎた日。

バーで隣のおじさまが「山﨑12年入れちゃおうかな!」と仰り、調子に乗ってご馳走様になった。

その辺りから記憶が曖昧ではあるが何とか終電に乗り、徒歩で帰宅した…様だ。

翌日は酷い二日酔いと自己嫌悪に苛まれたが、夕方になると飲みたくなってしまうのが酒飲みの性である。

汚い居酒屋でビールやハイボールを嗜み、ほろ酔いで帰宅した。

少し小腹が減ったので、セブンイレブンに寄りラーメンコーナーを物色する。

「おっ、この醤油ラーメン、去年食べて美味しかったやつ〜♪」

と、上機嫌で醤油ラーメンを選び帰宅した。

さて、電子レンジでチンするかね、と温め時間を確認する。

500wで5分ね





電子レンジを開けて、目の前にある物を疑った。






増えるシステム…?

なんて事でしょう、そこには常温のしょうゆらぁ麺が鎮座しておりました。


YOUはいつからここに…

賞味期限からして恐らく前日に買った物の様だ。





真実はこうである。

山﨑12年で泥酔した私は、ちゃっかり帰り道にセブンイレブンに寄り醤油ラーメンを買って帰り、電子レンジで温めている間に気絶する様に寝落ちしたのだ。

その翌日に懲りずに迎え酒をした私は、炭水化物を欲し無意識にセブンイレブンの醤油ラーメンをあたかも今年始めて買う様な素振りで買い求めた。

記憶がないとは言え、我ながら好みはぶれないものだと感心した。

ラーメンに罪はないので、丸一日大人しく鎮座していたお古から食べた。

酒は飲んでも飲まれるなとは上手く言ったものである。

この記事が参加している募集

ほろ酔い文学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?