CAのスーツケースの中
現役CAのリアルな実態をお届けします。
写真の加工も無し。
「イメージが崩れた!」「何か生活感ある…」
なんてクレームは受け付けません。
とある国際線の日のスーツケースの中。
機内持ち込み出来るスーツケース(32ℓくらい)の中に以下の荷物が入っております。
重さは計らなかったけど17㎏はあったな…。
水だけで4ℓ(4㎏)あります。
我ながらこの量が入っていたのが信じられない。
ファスナーを閉める際は「壊れるかも…」
と不安を抱えながら、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ。
最終的に正方形に近い形に変形していた。
大丈夫、拡大しなくてもちゃんと細かく説明して差し上げます。
食糧
国内線であれば殆ど現地調達なのでおやつと水筒位しか持って行きません。
問題は国際線。
ステイ先によって食の事情や好みは違うので、アメリカやヨーロッパであれば現地のおしゃれスーパー(ホールフーズやトレイダージョーズ、テスコやウェイトローズ)でデリをテイクアウトしたり、ホテル近辺のレストランへ行く事もあります。
アジア圏も国によってはご飯が安くて美味しいので、ウーバーやグラブで注文したり、ルームサービスも安いのでそこまで大量に食糧を持って行く必要はありません。
つまり、今回はアジア圏の中でも水や食があまり安全とされていないと言われる国である事をお察しください、ナマステ。
・水
まずは水2ℓ×2本。
今回は2泊なので倍の量を持参しました。
飲み水+メイク落としにも使います。
シャワーは目と口を閉じて仕方なく浴びますが、何となく顔は労りたいのです。
ちなみに歯磨きは備え付けのペットボトルのお水で行います。(使用する前に必ず未開封の物であるか確認しなければなりません。)
・海外用ケトルとプラグ変換器
部屋には備え付けのケトルはありますが、衛生面で信用出来ないので自前の物を使います。(ここで言う衛生面とは、前に宿泊された方がどんな用途で使ったか分からないの意味。そしてホテル側を疑っている訳ではありませんが、念の為清掃状況も踏まえての意味です。)
湯たんぽに入れるお湯や湯煎のお湯は現地のペットボトルのお水と現地のケトルを使います。
・カップ麺
肉エキスが全く入っていないどん兵衛はCAの味方です。肉の持ち込みが一番厳しいアメリカの検疫官も、どん兵衛は顔パスで通してくれます。
あとは個人的に大好きなトムヤムヌードル。
両者形がボコボコに変形しております。
・パックご飯
さとうのご飯も美味しいですが、今回は「結える」というお店の寝かせ玄米4種を持参しました。
湯煎でも食べれるらしいですが、お鍋はないので堂々とロビーに持って行き「マイクロウェーブ、プリーズ!3ミニッツ!」と笑顔でお願いします。
現地の方も「日本人はそんなに米が好きなんだ…」と思うはず。
最悪、外に出るのが面倒な際にはシンクに熱湯をはってプカプカ浮かせる裏技もあります。
・レトルトのカレーやリゾット
こちらも「結える」の無添加シリーズ。
本来は器にあけてチンするか、お鍋で湯煎するのでしょう。
私はシンクで湯煎してご飯に掛けたり袋のまま食べます。
・お菓子
普段はあまりお菓子は食べませんが、今回はお酒がないので趣向品が多めです。
ポテチとチョコを交互に行きましょう。
ちなみに、お酒が持ち込める国では日本のビールを2本位持ち込んだり、現地のスーパーでビールやワインを買って飲む事もあります。
今回のとある国は、お酒の持ち込みが禁止で現地のお酒も高くてあまり美味しくないので休肝日となりました。
・ウィダーインゼリー
これはどんな時でも飲める様にずっと入れてるやつ。
万が一お腹を壊した時や時間がない時にチャージする非常食。
美容グッズ
・湯たんぽ
左上の赤いハートはお湯を入れるタイプの湯たんぽ。ドイツのfashyというブランド。
ステイ先だけでなくフライト中の休憩中にも使います。
・バスソルト
クナイプのバスソルトや本気のメディキュアを持参しましたが、バスタブのないお部屋でした…。
(一応、バスタブ付きとか無料のお水とか、色々条件を踏まえて会社と現地ホテルは契約している…はず)
気が強い人はフロントに電話して変えて貰うと聞きますが、通常だとお値段が違うお部屋なので私は我慢します。
・シートマスク
暇なので自分を磨きながら過ごします。
・マッサージオイル
ヴェレダのざくろオイルはアンチエイジングに良いらしい。
使おうと思ったら空っぽでした。
漏れて揮発した様です…。
・特大ケープ
写真では分かりませんが通常の2倍あります。
最近では一年くらい持ちます。
荷物が多い時は小さいのにするべきだと今気付きました。
メイク道具
・基礎化粧品
韓国のSAMUを使ってます。パックも。
この化粧水が漏れた様で全体的にしっとりしていました。
・ベースは資生堂様
日焼け止めはフューチャーソリューション。
ベースメイクは全てクレードポー。
・カラーメイクは年期もの
アイシャドウはコスメデコルテの上からトムフォード。
チークはアディクションのクリームチークの上からイヴ・サンローラン。
艶出しのシマーはMac。
発色が良すぎてチークなんて10年くらい経ってるのに半分も減らない…大丈夫でしょうか。
見た目が汚いので蓋は開けませんでした。
ファンション関係
・現地の服装
アジア圏ではお金がある様に見せてはいけないのでなるべく高いものは身に付けません。
学生の頃から着ている黒のシフォンワンピース。意外とフォーマル見えするのでカーディガンを羽織ればアフタヌーンティーに行けます。
クロックスのビーチサンダル。アウトレットで500円くらいでした。履きやすいくせに、履いてしまうとちょっとしたサンダルに見えなくもないのです。
鞄はノベルティで貰った麻のバッグ。
・部屋着
スヌーピーのビッグTシャツはXLでだぼっと着ます。
菜々緒様がCMしている、美脚・美尻を作るメディキット(レギンス)を履いて浮腫を取ります。
写っていませんが、使い捨てのスリッパはある程度汚れていたら現地で破棄して帰ります。
ナイトブラはインスタで流行っているVIAGE、カルバン・クラインのパンティを合わせてセット風に着こなしますが誰も見てくれません。
・収納ケース
ジェラートピケの下着入れ(丸いやつ)やら、ベトナム で買ったランジェリーケースやらを使い分けてます。
たまにある海外の荷物検査でこれだけは本当に開けられたくないやつ。
万が一開けられても大丈夫な様にある程度綺麗に入れてます。
読書
・本
ダウンロードしたNetflixを観るのも良いけど、こんな時こそ読書を。
文学フリマで大活躍した枝折ちゃんの本が出発前に届いたので連れて来ました。
・眼鏡
どこで買ったかも忘れた安い眼鏡です。
以上、お見苦しい写真もあったかと思いますがこれが事実です。
私はあまりブランド物を持たなかったり、日本の食事やドラッグストアコスメが好きだったりもするのであまりCAっぽくないと感じる方もいらっしゃるかと思います。
因みに洋服を圧縮袋に入れたり、隙間のスペースに物を入れたり…なんて裏技は一切ございません。
強いて言うなら上に乗っかって限界まで詰め込んでからファスナーを閉める事でしょうか。
あと、食材はなるべく食べて荷物を減らして帰国します。
今回記事を書くにあたり、素敵女子佐久間ゆいさんの記事から発想を頂きました。
ナマステ〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?