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異動から最速で成果を出すために2ヶ月でやったこと

こんにちは あるいは こんばんは。おたけです。
YOUTRUSTでCS(カスタマーサクセス)をしています。

10月にCS内で契約初期を担当するオンボーディングUnitに異動しまして、
この2ヶ月間でいろいろやってきたことがかなりGOODだったので棚卸しておきたいと思い筆をとりました。

▼こんな方に読んでほしい
・新しく部署異動してキャッチアップが必要な方

僕が代表して書いてますが、
オンボUnitフルタイムのかどまい(@kadomai1112)とよねさん(@ynhr_yuuki)と色々試行錯誤したものになります!

小田原ワーケーションした日の1枚

守破離を高速で回す。ただこれだけ。

みなさん「守破離」をご存知でしょうか。

守破離(しゅはり)は、日本茶道武道などの芸道芸術における師弟関係あり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。
日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階で表している。

wikipedia 守破離より

もう少し詳細な説明だと以下のような感じ。

もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 り尽くしてるともるるとても本を忘るな」を引用したものとされている。

修業に際して、まずは師匠から教わったを徹底的に「守る」ところから修業が始まる。師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とそのについてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。

wikipedia 守破離より

この「守破離」はリクルート営業時代に、勝手に独自路線を突き進んで暴走していた僕に対してまず基礎を叩き込むことの大切さを説いてくれたメンターがよく使っていました。今では僕の骨の髄まで叩き込まれた新しいことを始めるときの型となっています。

この一連の流れをいかに高速で回すかが爆速キャッチアップにおいて重要で、今回のオンボーディングUnitでどのように回したか、一つずつ振り返ろうと思います。


守:これまでやってきたことを爆速キャッチアップ

弊社YOUTRUSTでは2022年4月からかどまいを中心にオンボーディングUnitを立ち上げていたので、約半年間のナレッジが彼女に溜まっている状態でした。

そこで、これまで練り上げてきた型をまず知るために、

・ひたすらオンボーディング期間の打ち合わせに同席
・これまでのアポイントの録画を見る
・使っている資料を集める、眺める
・顧客とのやりとりを遡る
・オンボーディング期間の数字の変化を分析する

を異動が決まってから、1~2週間くらいでガーっとやりました。

ポイントは、ここで気づいたことはGood / Mottoともにとりあえずメモしておくことです。
僕も以前やってしまったよくあるアンチパターンとして、この時点で気づいた改善点を伝えまくってしまう、というのがあります。

立ち上げ期は、改善点がまだまだ残っているのは当たり前。わかっているけど出来ていないなど色んな背景があって今の型になっていますし、ゼロからたたき台を作った人は途中から口を出す人よりも絶対にすごいです。そこまで作り上げてきた人たちへのリスペクトを持って、まずは今の型をインプットすることに集中しましよう。

また、「守」の期間をなるべく前倒すのも大事だと思っています。
異動前の引き継ぎもあるのでめちゃくちゃ忙しくなりますが、「知る」だけであれば異動前からできますし、ここを先んじてやっておくと初速がめちゃくちゃ早くなって後述する「破」「離」を通して自分らしい価値を付与した成果を出すまでのスピードも上がります。スピードが上がれば同じ期間で出せる成果も大きくなります。

こうした急な引き継ぎを見据えて、実は自分のタスクは普段からなるべくマニュアル化 / 自動化していつでも誰かにパスできる状態にしているので、引き継ぎと並行して次の準備をする時間を捻出しやすくしています。(詳細はまた別のnoteに譲ります)


破:まずは自分で試してみる

「守」のフェーズでこれまでの状況をしっかりインプットして、自分でアウトプットできるようになったら、ここから第2フェーズ「破」です。
ここで前段の「改善メモ」を引っ張り出して、解像度が上がった状態でもう一度眺めてから改善施策に落とし込みます。

ここで
・何を改善するのか?
・どれくらい工数がかかるか?
・どれくらい効果があるか?
をざっくりまとめておくとあとで施策を仕組み化・汎用化する際に議論しやすくなります

ポイントは、他人のやり方にコメントする前にまずは自分で試してみることです。何度かやってみて、うまくいったら自分で型化→チームに展開していきましょう。

また、このタイミングで外の有識者にヒアリングに行くのもおすすめです。特に同じことをやっている人が社内に少ない場合は、視野が狭くなりがちなので積極的に外の情報を取りに行くのをお勧めしています。

今回ヒアリングのお時間をくださった
LayerXかじさん(@kajicrypto)、
LabBaseまさしさん(@ksmtmss7428)・あすきさん(@asuki_labbase)、
HERP加藤さん(@KeitaKatoh
ありがとうございました!

離:型化してチーム施策に昇華させる

「破」で徹底的に自分でPDCAを回したら、こうやればうまくいくというナレッジがどんどん集約されていくと思います。ここまでやって自分の中で型化してどんどんツールに落とし込みました。

例えば僕の場合、

・よくレポートしていた数値をLooker Studioでダッシュボード化
・キックオフの構成を自分の話しやすい流れに修正
・ヒアリングシートをGoogleスライドではなくNotionに変更
・引き継ぎ資料をNotionに集約してSalesforceにまとめて転記
・クライアントとの情報共有をスプレッドシートに集約
・スカウト文の添削をGoogleドキュメントで一元管理

などなどたくさん施策を個人で打ちました。

ちなみに余談・・・
本当はこういうのをガンガンやっていくのを期待されてCS Opsを立ち上げていたのですが、僕がいろいろ進め方下手すぎて現場のクライアントワークの解像度が低い状態で施策を打っていたので、あんまり効果出なかったり、実際に使われなかったり、、、ということが頻発したのもあって2022/6でOpsを解体しました。今は手触り感をもって企画を回せているので、大変ですがヒット率は上がりました。

さらに、これを個人で留めずチームの中で新しいトライを加速させる仕組みにしました。

①各自で施策を試す
②よかったらSlackでライトに共有
③毎日の朝会で拾ってチームで横展開したいものをリストアップ
④他の人もトライして、よかったら継続施策として型化/仕組み化、微妙だったら「非注力」に振り分ける
※毎週月曜に確認

毎日Slackでライトに共有しまくっています
施策をまとめていたNotion
詳細ページに活用事例も蓄積しています

実はここで非注力に振り分けてトライの数、失敗したものも可視化しておくのが個人的にめちゃくちゃ大事だと思っています。
外から見たときに、めっちゃ施策打ってるのが一目瞭然ですし、振り返りもしやすく、新しいメンバーもキャッチアップしやすくなります

また、お互いのアポイントを録画して、一緒に見ながらフィードバックしあう「そのキックオフ、ちょっと待てぃ!!」というのを開催し、気になったところを某番組風に都度止めて議論して施策に落とし込むというのを隔週ペースでやっていました。


※録画にはJamrollを使っています、めちゃ便利です


結果:めっちゃ成果でました

10月に仕込んだ施策たちが大爆発しまして、オンボチームはひさしぶりにチーム目標を達成、個人としても3人全員がハイ達成で事業部達成ランキングの上位を独占しました。最高ですね!

(僕は担当数が少なめなので達成率がバグってます)
かどまいは3位!よねさんかどまいゴイスーでした!
リーダーかどまいは月間MVPにも選出!いよっ!!


改善施策についてはめちゃくちゃブン回した自信があるのですが、ここまで自由に動けたのは本当にチームに恵まれていたおかげでした。

僕がやんや言ってることを柔軟にチームに取り入れ、お互いの強みを活かしながら、改善点はフィードバックし合いながら、それでも和気あいあいとした雰囲気で3ヶ月チームが走れたのは、間違いなくかどまいのリーダーシップ、よねさんのフォロワーシップ、2人のArt of Lovingなコミュニケーションのおかげでした。

マジでありがとう!!!

かどまい誕生日の1枚



これまで転職・異動の多いキャリアの中で、今回はじめて自分の中の爆速キャッチアップ術を言語化してみたのですが、誰かのお役に立てていたら幸いです。


最後まで読んでくださりありがとうございます。
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