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【ケロイド治療の話】①ケロイドの発症~最悪な病院との出会い

皆さんは”ケロイド”をご存じだろうか。

ケロイドとは? - ケロイドの原因・リスクとは?
ケロイドは皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続いてしまうことにより生じる疾患です。炎症ですから、痒みや痛みがあります。本来、きずを治すために必要な炎症が過剰に続いてしまうため、血管ができて赤く見え、膠原線維(コラーゲン)ができて盛り上がります。

日本医科大学形成外科教

要は身体が傷を治そうと頑張りすぎた結果という事だろうか。
そんなに頑張らなくていいのに。

私には、長い付き合いのケロイドがある。

ケロイドとの長きにわたる戦い

大きなケロイドができたのは10年ほど前だとおもう。

ピアスの跡からできてしまったもので、当時の大きさはビー玉くらいだった。
耳たぶと軟骨に二つ、いびつなケロイドができていた。

はじめての治療は2015、6年だった。

ちなみにこの時に治療してもらった病院のせいで、このケロイドとの長きにわたる戦いが始まったと言える。

最悪な病院とガラスの10代


というのも、この病院はかなりひどかった。

人を馬鹿にしたような態度の若い医師が担当だったのだが、ピアスに対して批判的で、自業自得だというようなことを言われた。

確かに自分で開けたのだから自業自得といえなくもないが、それは自責の念から出る言葉であって、担当医師とはいえ他人から言われる筋合いはない。

「ピアスなんて開けるからですよ」

…私の過去を責めるなら、タイムマシンを作って過去の私を止めてくれ。

そのころにはケロイドに痛みや痒みを感じていたし、何より見た目も悪かった。
治してほしい一心で縋った医師に冷たくあしらわれた当時10代のいたいけな私は、その一言に絶望に近い感情を抱いた。

手術後、抜糸を終えた頃にすでに再発の兆しがあったので炎症を抑える注射をしてもらった。
これがめちゃくちゃ痛い。
『痛くて涙が出る』を久しぶりに体験した。

耳のケロイドは再発しにくいからもう来なくていい、というようなことを言われたが、見事に再発した。

しかし、この病院によって木っ端みじんに心を粉砕されていたガラスの10代な私には、もうこれ以上同じ病院での治療はこりごりだった。

何しろここは東北の片田舎。
ある程度の設備で手術ができて頼れる病院は、この最悪な病院しかなかったのだ。

ケロイド、再び

次のケロイド治療を始めるまでは、2年ほどの間をあける。

何しろ先の一件で私は、医師嫌悪に近い状態になっていた。

医者はみんな嫌な奴!くらいに思っていたし、それが内科であれ耳鼻科であれ、そう思っていた節があった。

その間に私は上京し一人暮らしをしていた。

ここで少し私の性格について少し触れておく。

私は、極度の”めんどくさがり”かつ”ずぼら”である。

・基本は自分のために掃除や料理はできない。
・もし作っても、ボウルで混ぜたらボウルから食べる。
・洗い物が大嫌いで、放置しすぎて食器にカビが生える。
・一人暮らしでは洗い物をしなくて済むよう、割りばし紙皿を常用。
・そのくせインスタントラーメンはちゃんとどんぶりに移す。
・基本的に待ち合わせには5~10分の遅刻。
・「行けたら行くね」は大体、行かない。
・「〇時に出る」に間に合ったためしがない。

なぜこんな自分の悪いところばかりを書き連ねたのかというと、このいい加減な性格が災いし、現在の状態に至るからである。

次回予告

再発したケロイド。
親切な医師との出会い。
いい加減な私。
そしてケロイドとの決着はいかに…!

次回は2回目のケロイド治療のお話をしようと思う。
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次回→【ケロイド治療の話】2度目の手術とズボラな私




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