小林おすし

小児科看護師/ライター✍️/主な執筆分野:医療、子育て/noteでは日々感じたこと、思っ…

小林おすし

小児科看護師/ライター✍️/主な執筆分野:医療、子育て/noteでは日々感じたこと、思ったことを書いています/お仕事のご連絡はこちら→kobayashi.osushi@gmail.com

最近の記事

つらい時はこもればいい。【ダンゴムシからの学び】

ちょっとした路地の、少しじめっとした場所。 無機質に置いてある、大人の手ぐらいの石をよけると、そこにいる。 その名も「ダンゴムシ」。正式名称はオカダンゴムシで、私たちの生活圏内に根付いている、身近な虫だ。 足は8対、触覚2本。まあまあ早くて、つつくと丸くなる。その風貌や特徴は、気持ち悪いとか、可愛いとか、賛否両論だ(※自分調べ)。 私は、このダンゴムシに因縁がある。 そう、あれは5月のよく晴れた日のことだった。 息子が親離れした日空一面が青々としていた、5月の晴れた日

    • 活字が苦手。だけど、本が読めた話

      もともと、活字が苦手だった最初にお伝えすると、私は活字が苦手だ。 ライターのくせに何を言っているのだ、読まれる文章を書くのであれば「読まれている本」を読んで勉強すべきだろう。 いいからさっさと読みなさい、こんなこと書いていないで1ページでも本を開きなさい。 …と、もう一人の自分がワーワー言っている。 うっ、本当にその通りです。なにやってるのだ、自分。ライターの風上にも置けないぞ、ほんとうに恥ずべきだぞ、こんにゃろう。 だけど、ごめんなさい。 活字だらけの本を読むと、い

      • 離任式のお手紙と、文字で表現できない思い。

        昨日、娘の小学校で離任式があった。生徒数が多い学校なので、離任される先生は10名以上。 その中に、この一年、娘の担任をしてくれたM先生もいた。 娘は、ちょうど1年前に小学校に入学した。 初めての学校生活。娘にとっては刺激が多く、毎日通うのは大変だったようで、ときどき欠席することもあった。 親には見えない苦労やモヤモヤした気持ちが、きっとあったのだと思う。 そんな日々を支えてくれたM先生が離任されると聞き、娘が「手紙を書きたい」と言った。 ずっと大切に引き出しにしまっていた

        • 喉越しのよいビールに、飲み込みにくさを添えて

          去年、人生で初めてビールの美味しさを知った。 きっかけは大したことじゃない。 仕事でへたこいて、シラフではいられないくらい落ち込んでしまって。「いつものお酒じゃ、酔えない」と思い、閉店間際のスーパーに駆け込んだのが最初。 気温が高い夜に飲む、ぬるいビールの喉越したるや。うまい。なんてうまいんだ。 20歳で初めてビールを飲んだ時、独特の苦みと胃に炭酸が溜まる感覚が苦手だったのが嘘みたい。あの当時、「ビールは喉で味わうものだから」と言った先輩の言葉が、身にしみてわかるように

        つらい時はこもればいい。【ダンゴムシからの学び】

          我々おとなは、こどもの一面しか見ていない

          こんにちは! お久しぶりです。小林です。 先日、小学生のこどもたちの個人面談がありまして。 先生から、家とは違う場所で奮闘するこどもたちの姿をシェアしてもらい、「あー、なにも見えてなかったなぁ」と感じたので、それについて書きますね。 家の姿と学校の姿小1長女と小3長男は、ほんっっとうに好奇心爆発型マイペースキッズでして。 興味のおもむくまま、心の感じるままに行動するタイプです。 たとえば、小3長男の場合はこんな感じ ↓ 1歳 お散歩で小石集めに半日費やす 3歳

          我々おとなは、こどもの一面しか見ていない

          映画「怪物」を母親の視点で見てみたら。

          こんにちは。小林おすしです。 Webライター、ときどき看護師。2児の母もやってます。 ライティングの練習をしたくてnoteはじめました。 このnoteは小林のぼやきと気付き、ときどきお役立ち情報をお届けします。 世の中にはこんな人もいるんだなぁと思って、気が向いた時にお付き合いしてもらえれば嬉しいです。 さて、本日のテーマはこちら 『映画「怪物」を母親の視点で見てみたら。』 です。 実は、3日前に映画館で「怪物」を見に行きまして。 衝撃と感動と、それからグルグルした感情が止

          映画「怪物」を母親の視点で見てみたら。