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むらさきババアが出た!

口裂け女にコッ○りさんに
ノストラダムスの大予言
いつでもコドモは怪談が好き


こんにちは。おすぬです。

ウチの実家の近くに大きな公園があります。
遊具はほんの少し、遊歩道があって小さい広場がいくつかと、草野球ができるグラウンドやテニスコートもついてます。

小学生のときはケイドロ(ドロケイ?)やったり、グラウンドでドッチボールの練習したり。階段の手すりに腰かけてたらひっくり返って後頭部を縫う大けがをしたこともありました(目も当てられないドジぶり)。

私の小学校高学年のときといったら口裂け女が大流行。女子数人集まればコッ○りさん(なんか怖いから書きたくない)もよくやっていました。
テレビでは怪談やUFO特集。
ノストラダムスの大予言の話を友だちから聞いたときにはエライびっくりしました。(まだトイレの花子さんはいなかった)

そんな時代のこと。
ある日理科の授業で宿題が出たんです。
5〜6人のグループに分かれて夜の星座観察。
黒い画用紙と銀色の小さい丸いシール(シートにいっぱいついてる)を渡され、それに観察結果をつけてこいというものでした。

その日の夜は例の大きな公園にいくつかのグループが集まりました。
グループごとに空を見上げるけど何が何だかよくわからない(笑)。
そもそも懐中電灯つけながら外でシールを貼るなんて超絶めんどくさい。
そのうちアイちゃん(仮名)の防犯ブザーが鳴り出して止まらなくなる。
わあわあなんとか止まったころに、それまで黙っていたヤノさん(仮名)が
「あっちから声が聞こえる」とボソリ。

ヤノさんの指さす方、公園の奥がわは小高い丘のようになっていてそこからフワァーみたいな声がすると言うんです。その場所、元は古墳だったというウワサがあったので私たちはヒェェェ……!となりました。

星座観察に飽きた男子たちはどこかに行ってしまうし、もう解散にする?という雰囲気になってきたとき、


「むらさきババアだ!!!」


と叫ぶヤマシタ(仮名)の声が聞こえてきました。

むらさきババアは口裂け女の別バージョンのような存在で、紫色の服を着た女が子どもの臓器を抜き取る?だとかなんとか言われていました。テレビや雑誌で見たことがないので地域限定なのかなーと当時思っていました。(調べたらwikipediaにありました。これはこれでびっくり)


広場にいた私たちに戰慄が走りました。
友だちのフクチャン(仮名)と手を取りあって「どうしよう」。
怖いけど、もしかしたら歴史的瞬間に立ち会えるかもしれない。
ヤマシタがこっちに走ってきた。

「ヤマシタ、むらさきババアどこにいるの?」

「あっちのトイレのほう」

公園の入り口近くに公衆トイレがあります。
その脇にぼんやり立っている女がいたと。

トイレの方向で別の男子たちがザワザワしています。
「やべぇこっち来るぞ!!」

外灯に照らされて、遊歩道からこっちにやってくる人影が浮かびました、




「おすぬちゃーん!」

。。。母でした。

遅いので、様子を見にきていたのでした。


翌日。
「むらさきババアかと思ったらおすぬの母ちゃんでさ!」と言いふらすヤマシタ。
星のシールを貼る画用紙はなぜかヤマシタが持ち帰り、メチャクチャに貼って先生に「なんなんこれ!?」と叱られていました。

いまでもその公園の公衆トイレを見ると思い出します。


今日は母の日。
母ちゃんグッジョブ!
母ちゃんのおかげで今日も記事書けたばい!
(ごめんなさい関東人です)


参加しています。今日は65日目。

明日で66日になります。
なんとか続いてきたのが信じられない。
明日は反省会します。


それではこれにて。ありがとうございました!


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