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対策なしでTOEIC900点は誰でも達成できる!-935点をGETしましたー

先日、2年ぶりに受験した3月17日開催のTOEICの結果発表があり、自己ベストスコアとなる935点をゲットしました。

2021年1月に最後にTOEICを受験して以来、全くといっていいほど対策をしなかったにも関わらずベストスコアを更新できたことは、僕自身の学習メソッド=クライエントさんにコーチングで提供させていただいているメソッド=が正しいものであったということを自ら証明できたような気がして、本当に誇らしい気持ちです。

この2年間にやったTOEIC対策といえば「『公式問題集vol.10』を一回だけ解いたこと」と「2023年11月1日から翌年1月20日までの2ヶ月半、断続的に1日20分間程度『出る1000』をやったこと」くらい(特に年明け以降はあまりできませんでした)。

ではそれ以外の時間、忙しい時間の合間を縫って、僕はいったいどんな英語学習をしていたのでしょうか?


この2年間にやった英語学習

では早速、48歳の僕がどんな学習をして対策ほぼゼロで935点というスコアをゲットできたのか、ご紹介していきたいと思います。

1.多読・多聴

僕のnoteを継続的にお読みいただいている方にとっては耳タコだと思いますが、僕の英語学習の中心は「多読・多聴」で、これ以外の学習は、全てこの多読・多聴による学習を補完するためのものという位置づけです。

多読・多聴は全体的な英語力の底上げ、現在の英語力の維持・向上に大変有効な学習方法です。なぜならすべての英語は「良質なインプット」がベースにあって成り立っているからです。

多読・多聴はいわば僕たちが毎日食べるご飯のようなもの。特に英語学習において成長盛んなみなさんにとっての筋肉となり、骨となり、エネルギーとなるのが「ネイティブがネイティブに向けて発信しているコンテンツの大量のインプット」です。

これなくしてTOEIC900点Overはあり得なかったと思っています。

2.『英語のハノン』

2021年に900点Overを達成して以降、積極的に取り組んでいたのが『英語のハノン』でした。

ハノンは「多読・多聴」で培った力を実践の英語=話す・聞くに転換させていくのに非常に効果的でした。多読・多聴が栄養源なら、英語のハノンは良質なトレーニングという位置づけです。

ハノンに出会って初級・中級・上級をコンプリートしたことで、僕の英語力は飛躍的に高まりました。スコアアップの即効性、TOEICにおいて計測できる能力の涵養という点では他の学習に若干劣るというのが正直なところですが、TOEICのスコアに現れることのない「真の英語力」は、ハノンが一番養ってくれたと確信しています。

『英語のハノン』については、ここで贅言を要することはないでしょう。これまでその効果については繰り返し書いてきたことですので、ご興味のある方は今一度、下記リンク先の拙記事をご参照ください。

また、初級・中級・上級の各ハノンの実施に関する注意点や感想をマガジンにもまとめさせていただいています。本格的に始めてみたい方はどうぞそちらもご覧ください。どちらも無料で公開させていただいています(というか僕の記事は基本的に全部無料です)。

3.単語学習

英語学習は単語学習に始まり単語学習に終わります。英文法は勉強しなくても多読多聴と英語のハノンでかなり高度なものを獲得できますが、単語に関しては積極的に覚えにいかないと、その伸びはとても厳しいものになるでしょう。

単語がわかるようになることで、英語でできることは飛躍的に増えてきます。そして他の学習と違って単語学習は最も成果が見えやすい費用対効果の高い学習でもあるんです。

単語を一つ覚えれば、それはそのまま語彙問題における得点アップに繋がります。知らなければ失点する、ただそれだけのことです。

でも、そのシンプルさ故に、つまり知らない=能力の欠如という現実に直面するのが嫌で、重要さを認識しつつも、英語学習者の皆さんは単語学習を避けて通ります。退屈な単語学習それ自体がその忌避傾向に拍車をかけます。

でも、単語を一つでも多く知っていると英語で見える世界が本当に広がります。TOEICなどの資格試験はもちろんのこと、自分が英語で表現できることの幅、英語で表現されたことをきちんと受信する力を飛躍的に高めてくれますし、なにより短時間でのTOEICなどの資格試験におけるスコアアップにとても有益なのが単語学習です。

やらない手はないでしょう。

4.『黄リー教』

2022年4月頃からおよそ半年ほど、「黄リー教」の愛称で一部の英語学習者から圧倒的な支持を得ている『基本文法から学ぶ英語リーディング教本』を回していたことがあります。

本書のおかげで、僕の「英文を正確に把握する力」は高まりました。多読は英語の全体的な意味を掴む能力の向上には抜群の効果を発揮しますが、細かい部分を飛ばして読むくせがついてしまいます。

それでも全体的な意味がわかればいいという、いい意味での緩さが多読の長所ですが、これが同時に弱点にもなりえます。英語の精密な理解が疎かになりがちなんです。

それを補って、僕に900点ホルダーとしての真の英語力を与えてくれたのがこの『黄リー教』でした。詳細は上に張ったリンク先の拙記事に譲りますが、本書のおかげで英語で見える世界はよりその鮮やかさや深さを増しました。

すべての人におすすめしたい一冊ですが、いかんせん好き嫌いがはっきりと分かれるのがこの黄リー教という参考書です。幸運にも僕ができたように本書といい距離感でお付き合いすることができたなら、あなたの英語力は一気に数段高いレベルにジャンプアップすること請け合いです。

対策無しで900点OVERは誰でも達成できる!

そんなわけで、今日は僕が935点というスコアを獲得するまでに2年間続けてきた学習を概観しました。

これらは実際に僕の英語コーチングのクライエントさんにお試しいただいている学習でもあります。

『黄リー教』を除いた3つの学習を軸に、同じく無対策でTOEIC915点を獲得されたクライエントさんがいらっしゃいます。この方も基本的に多読・多聴をずっと続けてこられた方で、僕のコーチングを機に語彙力の弱さに気づかれ、単語学習を中心にしたコーチングを提供させていただきました。

お忙しい方なので一日の学習時間が1時間に満たないこともたくさんありましたが、多読・多聴を軸に、弱点を的確に把握した上で効果的な学習を続ければ、TOEIC対策本に何千円・何万円というお金を注ぎ込まなくても十分に900点オーバーの称号は獲得できるということを証明してくださいました。

ちなみに、同じコーチング期間中に英検準一級にも合格されていますが、このクライエントさんが受講くださったのは「英検準一級対策コーチング」でした。

僕はコーチングで「TOEIC対策」のサービスは提供していません。これは「対策なんかしなくても、普通に僕のコーチングを受けてくだされば、コースに関わらず誰でも900点を超える実力を手に入れていただける」という自信があるからです。

900点代後半に行くために

逆に、これ以上の=900点代後半のスコアを獲得するためにはいわゆる「対策」が必要だと思っています。

具体的には、苦手なイギリス人スピーカーのリスニング問題を聞き取るための「オーバーラッピング」、part5の速答練習、それから「Part 7のより細かな精読」です。

TOEICそのものに対する「慣れ」も圧倒的にが不足しているので(今回が5回目の受験)公式問題集をもう少しやり込んだり、本番の試験をもっとたくさん受験して試験中のペース配分や場の雰囲気に馴染んでいくといったことも必要でしょう。

そして今の僕は、そんな対策をきちんとして試験に臨めば、900点代後半はおろか、満点だって射程内にあるという感じさえしています。

それくらい、自分がこれまでやって来た多読・多聴を中心とした英語学習に、自分自身が絶大な信頼を寄せているということです。

41歳から学び直し英語を始め、43歳時のTOEIC初受験から一貫してほとんど対策なしでコンスタントにスコアを伸ばし続けている僕の全5回のTOEICスコアの変遷(700→790→835→925→935)が、そのことを客観的に証明していると言って差し支えないでしょう。


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