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【洋書多読】Who was Thomas Jefferson? (253冊目)

Who was Thomas Jefferson? by "Who was ? Series"
 
総語数: 6,691 Words
 開始日:2024年5月3日
 読了日:2024年5月3日
 多読総語数: 10,414,133 + ? words


「Who Was Thomas Jefferson?」は、アメリカの第三代大統領であり、独立宣言の主要な著者として知られるトーマス・ジェファーソンの生涯と業績を子供向けにわかりやすく紹介する一冊です。

本書は、トーマス・ジェファーソンの生い立ちから始まり、彼の教育、法律家としてのキャリア、そして政治家としての軌跡を詳細に描いています。特に、ジェファーソンがアメリカ独立宣言を起草した背景や、その過程で彼が果たした役割については、具体的なエピソードを交えながら丁寧に説明されています。

また、ジェファーソンが大統領として行った政策や彼の在任中に直面した課題についても触れられています。特に、ルイジアナ買収やルイス・クラーク探検隊の派遣など、アメリカの領土拡大に関する出来事は、彼のリーダーシップとビジョンを示すものとして詳しく記述されています。

一方で、彼の奴隷制に対する姿勢や、所有していた奴隷との関係についても正直に扱われており、彼の功績と矛盾を客観的に捉えることができます。

英語学習者に最適の一冊

「Who was〜?シリーズ」のご多分に洩れず、本書も文体が平易なので、英語初級から中級者にとって理解しやすい内容になっています。

複雑な表現や専門用語が少なく、短い章ごとに分けられているため、少しずつ読み進めることができます。

さらに、単なる英語の語彙や文法にとどまらず、アメリカの歴史的背景や文化についての知識も自然と身につけることができます。独立戦争やジェファーソンの政策、彼の思想などを学ぶことで、英語圏の歴史や文化に対する理解が深まります。

これは「英語力」には直接関係ないですが、今後英語を伸ばしていく中で「英語圏の文化理解」の必要性というのは上級者になっていくに従って必要になっていきます。

また、トーマス・ジェファーソンのような歴史的人物の伝記を読むことで、論理的な文章の構成やストーリーテリングの技術を学ることも、本書を英語学習の文脈で活用することの効用でしょう。例えば、彼の人生の重要な出来事や転機についての記述を通じて、英語の文章がどのように組み立てられ、展開されるかを学ぶことができます。

これは、英検やIELTSのライティングを考えたときには非常に役立つスキルになってくるはずです。こういう文章を普段から読み慣れているかどうかが、実際の試験で実力を出し切れるかどうかに大きく関わってくる、と言えるでしょう。

さらに、大人の日本人英語学習者にとっては、歴史的な内容が含まれるため、英語学習に対するモチベーションを高める一助ともなるはずです(少なくとも僕はそうです)。単なる語学の勉強だけでなく、興味深い歴史の知識を得ることで、学習がより楽しく、意味のあるものになるからです。

実際、僕も今「アメリカのデモクラシー」というアレクシス・ド・トクビルという人の本を読みたくて『Who was〜?』シリーズを多読していますが、未知の知識に溢れていて、これが子供に向けて書かれた電気である、ということを忘れてしまいそうになりそうです。

さらに、Who was〜?の御多分に洩れず、本書には多くの直接引用や具体的なエピソードが含まれているため、実際の英語の使用例をそれと意識せずに学ぶことができます。

これにより、ライティングはもとより日常的な英語の会話において、より自然で正確な表現ができるようになるでしょう。




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